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守護精霊につき!  作者: 松代 彩瓦
指令 『悪魔姉妹の回収』
53/55

エキシビションマッチ?

あけましておめでとうございます!

ってもう2月中旬なんですがね……。


やっとこさ、書けたので

「エキシビションマッチ」を楽しんでもらえればなと。

まぁ、これもまた事情があって、「?」が付いてますが、読んでもらったら分かるかなと♪


では、本編へ、どうぞ(*´罒`*)

無風、無香、殺風景。

 そんな空間に、慌ただしい足音と地面に無数の突き刺さる音が響く。

 乱れた呼吸と楽しくも可笑しく笑い声が近づいて来た。


「だ、誰か、助けてくれぇ~~~!!!」

「これよこれ! こういうのがしたかったのよ! さぁ、逃げなさい、人間! 楽しいわぁ~♪」


 エバリエは飛び、無数に生み出した槍を飛ばす。

 その槍を避ける八束は、為すすべなく逃げる。


「おま、性格変わってないか!?」

「そんなことないわよ。あんたこそ、いろいろ考えがまとまったんじゃないの? 早くかかってきなさいよ」

「え、なに? 待っててくれてたのか?」


 ただ逃げていたわけではない。

 この結界内の状況。

 いくら走っても壁はなく、砂地でしっかりと砂埃も立ち、いつもの地面と同じ感覚で走れている。

 体もいつも通り、いや、ヴァスクの魔力を模した力があるからか、いつもよりも感覚が研ぎ澄まされ、いつも以上に体が動く。

 殺風景で比較はできないが、いつもより早く走れているのを感じるのも、無自覚に運動量を魔力で補完しているからかもしれない。


「そうよ。じゃなきゃ、こんな茶番に付き合うもんですか。こっちだって魔力量が多いと言っても減るものは減るんだから」

「こっちだって、体力は減ってんだからお互い様だろ」

「フン。走りながらしゃべってる時点で余裕綽々なのはバレバレなの……よ!!」


 空中に生み出していた槍を手元に出し、それを自ら放り投げた。

 その速さたるや、瞬く間もなく突き刺さり、大きな地鳴りと砂煙をあげる。

 目を凝らし、砂煙の中を空中から様子を見るが、何も動きはない。

 だが、こんな簡単に八束が殺れるわけが無い。

幾度となく戦ってきたエバリエにはわかっている。


『どこにいる……』


 辺りを見回すが、姿はない。

 砂煙が収まってきて、地面に突き刺さる槍は軽く窪みを作っただけ。

 

『どこに行ったのよ……っ、まさか!』

「ありゃ、気づいちゃったか。でも、遅かったな」


 八束は、エバリエよりも上。

 上空から落ちてきていた。

 そして、白い大剣をエバリエに振りかぶっていたのだ。


「どりゃぁぁぁぁああぁ!!!」

「遅くないわよ、このまま、黒焦げにしてあげる!」


 エバリエはお得意の黒炎を出し、それに対抗する。

 八束も、体に白いオーラをまとい、車輪のごとく、回転を加えて、落ちながらも立ち向かう。

 火力を上げようとしたが、何かを感じ取って、黒炎を残し、そこから離れる。

 一瞬、八束は黒炎をもろにかぶるが、なんてことはなく、当たった感触もなく、地面へ落ちる。

 とっさに、構えるが、砂煙で何も見えない。

 落ちた勢いのせいで砂煙が立ち込める。

 

『まずったな。この想定はしてなかった。しかも、ヒットした感覚もない。あれ出しといて、回避行動をとるか普通』


 お互い、殺る気だったはずなのにまさかの行動に驚いている。

 いつだって、エバリエの黒炎は本気の合図の様にここぞとばかりに放たれてきていた。

 ここにきて、いつもと勝手が違う。


 ザクザク……


 足音の方へ向く。

 それはさらに近づいてくるが、おかしい。

 好機とばかりに攻撃を仕掛けられる状況で、わざわざあっちから居場所がわかるこの手は、獲物が槍のエバリエには似つかない。

 近距離での戦いは、武器を変えられる八束に分がある。

 だが、悪手を誘う悪手の可能性もある。

 構えをとかず、自分の背丈ほどの大剣からその半分くらいの剣に形を変えさせ、近接でも殺り合えるようにしておく。

 

「ねぇ、そのオーラはやめてくれないかしら?」

「え、なんだって?」

「だから、そのオーラはやめなさいって言ってるの! いつもの黄色のはどうしたのよ!」


 怒っているような、泣いているようなそんな表情で八束に問う。

 エバリエはさっきまでの戦意は完全に抜けている。


「へ? オーラ? あー、俺知らないうちに使ってたか。悪かった」

「無自覚で、そのオーラを、出したの?」

「あ、あぁ。そうだけど……。 どうした?」


 まとっていた白いオーラを解いて、俯いたエバリエを見る。


「い、いや。なんでもないわ。やっぱり、その白いオーラで戦ってちょうだい」

「お、おい」


 その声や表情は、エバリエらしくなく、辛そうで。


「その力で、私のこの悪魔の力を全部受け止めて、そして、消してちょうだい」

「え、消すって……どういう……」


 武器を手放し、地面で乾いた音と砂煙が立つ。


「あ~、なんかテンション下がっちゃったわね。柄じゃないんだけど、話でもしようかしら」 



読んで頂き、ありがとうございます〜♪


とまぁ、また脱線かよ!!

って思われるかもしれませんが、いや、書いてるこっちもあれ?台本と違いませんかね??ってなりました。


次の話もお楽しみに♪

割と早く投稿されると思いますよ〜♪


蒔野定白より。

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