聖手のマッサージ師13-24話
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『癒しの手、貴族の心』 第4期
~未亡人サロンのマッサージ師~
アニメ第4期 全24話 完全台本 Vol.3(第13話〜第18話)
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第 13 話(第4期)
「習慣になった言葉と、来月の楽しみ」
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【シーン①:施術室 (ソランヌの「自分を責めない」が習慣になる)】
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秋のサロン。ソランヌの施術。
今日は入室してから、以前とは別人のような落ち着きがある。
ライアん:(施術しながら)「……ずいぶん、体が変わりましたね」
ソランヌ:「……最近、何かあっても「私が」と言わなくなってきました。
気づいたら——癖が変わっていた(不思議そうに)」
ライアん:「いつ頃から気づきましたか?」
ソランヌ:(少し考えて)「……ギャスパールさんの結婚式の日から、かもしれません。
あの日——「おめでとうございます」を、何も考えずに言えた。
普段なら「私が遅かったら——」「もっとちゃんと祝えていたら——」と思うところを……
ただ、おめでとうと思えた(少し驚いた顔で)」
ライアん:(嬉しくなって)「……習慣になってきましたね」
ソランヌ:(少し間があって、静かに)「はい。……夫のことを考えても——
「私がもっとちゃんとしていれば」よりも先に——
「夫が病気だったから仕方なかった」が来るようになってきました(確かめるように)」
ライアん:(施術しながら)「夫さんのせいにできましたか?」
ソランヌ:(少し笑って)「……「夫が先に逝ったせいで、私は悲しんでいる」——
今は、ちゃんと言えます。怖くなく(笑顔で)」
ライアん:「……変わりましたね、本当に」
ソランヌ:(静かに、でも確かに)「……夫への「ありがとう」も——昨夜、言えました(小声)。
「先に逝ったのは許せないけど——出会えてよかった」って(目が潤んで)」
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【シーン②:中庭 (コレットが「来月の楽しみ」を口にする)】
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秋の中庭。コレットが一人で秋の花を見ている。
ライアんが通りかかると——今日はコレットの方から近づいてくる。
コレット:(ライアんを見て、少し嬉しそうに)「……来週の楽しみが——来月に延びました(報告)」
ライアん:(驚いて)「来月の?」
コレット:(少し赤くなって)「……イレーヌ夫人の詩を読んで、私も何か書いてみたら——
短いものが一つ、できて。
ヴィオレット夫人に見せたら「来月の詩の会に来てください」と言ってくれて(笑顔)」
ライアん:(本当に嬉しくなって)「詩の会!」
コレット:「来月、あるんです。ヴィオレット夫人とイレーヌ夫人と——私で(笑顔)。
来月が——楽しみです(少し大きな声で言えた)」
ライアん:(その笑顔を見て)「……来月が楽しみ、と言えましたね(笑顔で)」
コレット:(少し間があって、花を見て)「……来年の春も、ここに来ようと思っています(小声)」
ライアん:(驚いて——じわっとして)「……来年の春」
コレット:(笑顔で)「来年も、花を見たいから(確かに)」
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【シーン③:ラッキースケベ⑬ 詩の会の準備騒動】
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詩の会の準備のため、ヴィオレットが図書室で資料を積み上げていて——
コレットが「何か手伝えますか?(前向きに)」と来て——
イレーヌが「私も(穏やかに)」と来て——
三人が狭い図書室で動いていたら——
ライアんが廊下から「失礼します——」と入ってきて、積み上げた本に気づかず踏み入れて——
本の山が崩れてライアんに雪崩れてくる。
イレーヌ:(咄嗟に本を受け止める——「理不尽ですね(本に向かって静かに)」)
コレット:(慌てて本を拾う——「大丈夫……大丈夫(自分に言い聞かせながら落ち着いてる)」)
ライアん、本まみれで廊下に座り込んで——
三人と至近距離。
ヴィオレット:(静かに、でも少し笑いながら)「……詩の題材になりますね(メモする)」
コレット:(ライアんを見て)「……怪我はないですか?(相手を心配できた)」
ライアん:「大丈夫です——あれ(また「大丈夫です」が出てしまう)」
マルゴ:(廊下から顔を出して)「えっ大丈夫——(自分で止めて)えっ、よかったですか?(言い直し)」
コレット:(その様子を見て、くすっと笑う)
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【シーン④:夜 アデライドとの秋の時間】
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夜の中庭。最後の白薔薇が散り始めている。
アデライド:(静かに)「……秋が深くなりましたね」
ライアん:「はい。薔薇が散り始めました」
アデライド:(少し間があって)「……来年の春にまた咲くのが——楽しみです(確かに)」
ライアん:(その言葉を聴いて)「……夫人も「楽しみ」と言えるようになりましたね」
アデライド:(少し驚いて、自分の言葉を振り返って)「……そうですね(笑顔で)。
最初は——未来を楽しみにすることが怖かった。
でも今は……あなたと一緒の未来を、楽しみにしています(小声)」
ライアん:(胸が熱くなって)「……僕もです(笑顔で)」
アデライド:(少し赤くなって、でも確かに)「……知っています(今夜も)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「ソランヌ夫人の「私が」という言葉が——「仕方なかった」に変わってきた。
習慣が変わると——体も変わる。心も変わる。
コレットさんが「来年の春が楽しみ」と言えた。
来週じゃなく、来月じゃなく——来年。
それが今日、一番大きな一歩でした。
アデライド夫人が「あなたと一緒の未来を楽しみにしている」と言ってくれた。
……4年間で——一番嬉しい言葉の一つです」
次回予告:
「第14話! ブランシュ夫人が「誰かに泣かせてもらう」初めての日——
強い人が泣く時、誰が隣にいるべきか。
エロイーズ夫人が「夫への手紙」を声に出して読む決意をする。
『泣いた強さと、声に出した手紙』!」
【第4期 第13話 了】
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第 14 話(第4期)
「泣いた強さと、声に出した手紙」
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【シーン①:施術室 (ブランシュが初めて泣く)】
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ブランシュの施術。
今日は入室してから——少し違う。体が、いつもより静かだ。
ライアん:(施術しながら)「……今日は穏やかですね」
ブランシュ:(少し間があって)「……昨夜、夫の闘病日誌を読み返しました」
ライアん:(施術を続けながら)「どうでしたか?」
ブランシュ:「……5年間、私が書き続けた記録です。
毎日——夫の体温、食事量、症状の変化——全部書いた。
読み返したら——その日々が全部、出てきて(静かに)。
夫を支えることが全てだった5年間が(少し声が揺れる)」
ライアん:(施術しながら、ただ聴く)
ブランシュ:(長い沈黙。施術が続く。それから——)
「……泣いていいですか(初めて許可を求めた)」
ライアん:(静かに)「どうぞ」
ブランシュ:(ゆっくりと——静かに、静かに、涙が流れる)
泣き声は出ない。でも涙が、止まらない。
5年間の記録が、全部溶けていくような泣き方。
ライアん、施術を続けながら、ただそこにいる。
しばらくして——
ブランシュ:(落ち着いて、静かに)「……泣いた(初めて認識した)」
ライアん:「……泣けましたね」
ブランシュ:(少し間があって)「……強い人間は泣かないと思っていました。
でも……泣いても——私はまだ、ここにいます(確認するように)」
ライアん:「当然です。泣いても強さは消えません。夫人の強さは夫人のものですから」
ブランシュ:(長い沈黙の後、小さく)「……ありがとうございます(4期初めてのありがとう)」
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【シーン②:音楽室 (エロイーズが手紙を声に出して読む)】
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夜の音楽室。
エロイーズがジュリエットのいる音楽室の扉をノックする。
エロイーズ:「……一つ、お願いがあって」
ジュリエットが扉を開ける。
エロイーズ:「……夫への手紙を書いたんですが——声に出して読みたくて。
でも一人では——怖くて。誰かに聴いていてほしくて(珍しく不安そうに)」
ジュリエット:(少し間があって、声で)「……聴きます」
エロイーズ、ジュリエットと向かい合って——手紙を広げる。
エロイーズが読み始める。
あの夜書いた手紙——「止まってよかった」まで。
声が震える部分がある。でも止まらない。
読み終えた時——
ジュリエット:(目が潤んで、声で)「……きれいな手紙でした(静かに)」
エロイーズ:(目が赤くなって、でも笑顔で)「……声に出したら——ちゃんと届いた気がした(笑顔)」
ジュリエット:(うなずいて、ピアノに向かって——短い、温かい旋律を一つ弾く)
エロイーズ:(その音を聴いて)「……何の曲?」
ジュリエット:(声で)「……返事です(笑顔)」
エロイーズ:(じわっとして、目が潤んで)「……ありがとう(小声)」
〔BGM:静かなピアノ〕
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【シーン③:ラッキースケベ⑭ 秋の廊下の三連続】
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翌朝。
廊下でブランシュが「……少し疲れました(習慣で言えた)」とレオんに話しているところへ——
エロイーズが「おはようございます!(元気)」と来て——
三人が廊下で立ち止まっているところへライアんが曲がり角から出てきて——
四人が廊下で密集する形に。
エロイーズ:(密集した状態で)「大丈——あ、よかったです!(言い直し)」
ブランシュ:(密集した状態で腕を組もうとして、でも周囲が狭くてできなくて、そのまま立っていて——
「……問題——(言いかけて止めて)……少し、狭いですね(言い直した!!)」)
ライアん:(密集の中心で)「……少し離れましょう……大丈——(自分も言いかける)」
マルゴ:(廊下の端から)「えっ!!大丈夫ですか——よかったですか?(言い直し練習中)」
ソランヌ:(反対側から来て状況を見て)「……私が来たから——(止めて)……人が集まっていますね(成功)」
レオん:(記録しながら)「……4期後半も……全員成長しながら……!!(感動で記録が滲む)」
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【シーン④:夕方 先輩ヒロインと新ヒロインの交流】
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談話室。
〔ブランシュ+マドレーヌ〕
ブランシュ:「昨夜、初めて泣きました(報告)」
マドレーヌ:(穏やかに)「どうでしたか?」
ブランシュ:「……泣いても、翌朝起きられました(不思議そうに)」
マドレーヌ:(微笑んで)「泣くことと、弱くなることは——違いますから(知っていた)」
ブランシュ:「……あなたも、泣きましたか?」
マドレーヌ:「ええ。何度も(穏やかに)。その度に——朝が来ました(静かに)」
〔エロイーズ+ロレーヌ〕
エロイーズ:「夫への手紙、声に出して読みました!!(報告)」
ロレーヌ:「えっ!!すごい!!読めたの!?(感動)」
エロイーズ:「ジュリエット夫人が聴いてくれて——ピアノで返事くれて(笑顔で)」
ロレーヌ:(目が潤んで)「……それは……きれいだ……(ロレーヌ版の感動)」
〔コレット+カミーユ〕
コレット:「来年の春が楽しみです(確かに)」
カミーユ:(少し驚いて)「来年の春!」
コレット:「はい。ここの花が——また咲くから(笑顔)」
カミーユ:(その言葉を聴いて、じわっとして)「……来年も、一緒に見ましょう(背筋を伸ばして)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「ブランシュ夫人が泣いた。
「泣いても、翌朝起きられた」という言葉——マドレーヌ夫人が教えてくれた通りだ。
エロイーズ夫人が手紙を声に出して読んだ。
ジュリエット夫人のピアノの返事——あの音を聴いていたかった。
コレットさんが「来年の春が楽しみ」と言えた。
「来週」から「来月」から「来年」へ——
未来が広がっていっている」
次回予告:
「第15話! 4期ヒロイン6人、それぞれの秋の大きな一歩。
全員が「転機」を迎える短編集の秋。
そしてレオんとフローラに、ついに決定的な瞬間が訪れる。
『6つの秋と、決定的な一日』!」
【第4期 第14話 了】
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第 15 話(第4期)
「6つの秋と、決定的な一日」
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【シーン①:6人の秋の転機 短編集】
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秋の深まった一週間。6人それぞれに転機が訪れる。
〔イレーヌ〕
夫が死んだ日と同じ夜、月が出ていた。
今年は——怒らずに、ただ月を見た。「……きれいだな(夫への言葉として)」と思えた。
翌日ライアんに報告:「……月を、ただきれいと思えました(静かに、でも確かに)」
〔ソランヌ〕
一ヶ月間、一度も「私が」と言わなかった。
「……数えていたら——昨日で三十日でした(誇らしそうに)」
「三十日、何かのせいにしていましたか?」「……段差のせい、人混みのせい、秋風のせい——
でも自分のせいは——一回も言っていません(笑顔)」
〔ブランシュ〕
剣術教室でイザベルから「これからは教える側もやってみないか」と打診される。
ブランシュ:「……私が教える?」
イザベル:「強さの使い方を知っている人間は——教えるのも強い」
ブランシュ:(少し間があって)「……考えます(断らなかった、初めて)」
〔エロイーズ〕
動き続けていた癖が——変わってきた。
午後、ただ中庭のベンチに座って空を見ていた。「次何かやることは——」と思わずに。
ライアんが気づいて隣に座ると:「……止まっていました(誇らしそうに)。怖くなかった(初めて)」
〔マルゴ〕
両親に手紙を書いた。「「大丈夫じゃなかった」を話した後、今は大丈夫になってきていますという報告。
届いたら——両親から「ちゃんと伝わっていた。ありがとう」という返事が来た。
ライアんに報告:「……返事が来ました(涙目で笑っている)!!大丈夫じゃない、を言ってよかったです!!」
〔コレット〕
詩の会で、自分の詩を声に出して読んだ。
短い詩——今日のことだけを書いた詩。「今日の花がきれいだった。来週も咲く。それだけ。」
ヴィオレットが「……これが、今の詩ですね(静かに)」と言ってくれた。
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【シーン②:レオんとフローラの「決定的な一日」】
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秋の夕方。中庭でレオんとフローラが並んでベンチに座っている。
落ち葉が舞っている。
フローラ:(空を見ながら)「……レオんって、いつから施術師になりたかったの?」
レオん:(少し考えて)「……高校の頃、父が体を悪くして——誰かの体を楽にする仕事がしたいと思って」
フローラ:(うなずいて)「……すごいね。ちゃんと理由があって(真剣に)」
レオん:(フローラを見て)「……フローラさんは——これから何かしたいこと、ありますか?」
フローラ:(少し考えて)「……わかんない。夫と一緒に考えるつもりだったから——
一人で考えたことがなくて(静かに)。
でも……最近、なんか、考えられるようになってきた気がして(不思議そうに)」
レオん:(真剣に)「……何を考えますか?」
フローラ:(少し赤くなって)「……えっ……えっ……(照れの「えっ」)
……なんか……来週のこととか——今年の冬のこととか。
あ——えっ!?来年のこと——えっ!?(自分で驚いてる)」
レオん:(笑顔で)「……来年も、考えられましたね(嬉しそうに)」
フローラ:(じわっとして)「えっ……えっ……(今度は感動の「えっ」)
……ライアンさんが「止まらなくていい」って言ってくれてから——
少しずつ……「えっ!?」じゃない時間が増えて……」
レオん:(フローラの横顔を見て——真剣な顔で)「……フローラさん」
フローラ:(振り返って)「えっ?」
レオん:(まっすぐ見て、声が少し低くなって)「……好きです(はっきりと)」
フローラ:「えっ!!(驚き過多MAX)——えっ!!えっ!!えっ!!(止まらない)」
レオん:(赤いが逃げない)「……先輩に「ゆっくりでいい」と言われたんですが——
今日、言いたくなったので(照れながら)」
フローラ:(しばらく「えっ!!」が続いて——だんだん静かになって——
目が潤んで——小声で)「……えっ……嬉しい(初めて「えっ」が喜びだけになった)」
レオん:(その一言を聴いて、笑顔になって)「……よかったです(笑顔)」
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【シーン③:ラッキースケベ⑮ レオん告白の余韻で大騒動】
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夕方。レオんとフローラが中庭から戻ってくると——
廊下でライアんとばったり。
フローラ:(ライアんを見た瞬間)「えっ!!えっ!!えっ!!(告白余韻で最大出力)」
ライアん:(その「えっ!!」の量で全部察して、にやっとする)
レオん:(真っ赤で)「……先輩……」
ライアん:(穏やかに)「……ゆっくりで、よかったですか?(笑顔で聞く)」
レオん:(さらに赤くなって)「……今日、言いました(報告)」
ライアん:(笑顔で)「どうでしたか?」
フローラ:(代わりに)「えっ、嬉しかったです!!(元気に)」
ライアん:(笑いながら、でも目が潤んで)「……よかったです、二人とも(本当に)」
レオん:(目が潤んで)「……先輩……!!(感動)」
フローラ:(ライアんを見て)「えっ……ライアンさん、泣いてる?(驚いてるが嬉しそう)」
ライアん:(目をぬぐいながら)「……目にゴミが(アンナ夫人のリスペクト)」
三人で笑う。廊下に笑い声が響く。
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【シーン④:その夜 アデライドに報告】
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夜の廊下。ライアんがアデライドに会う。
ライアん:「レオんが、フローラさんに告白しました(報告)」
アデライド:(少し驚いて——微笑んで)「……そうですか。受け入れてもらえたんですか?」
ライアん:「はい。フローラさんが「えっ、嬉しかったです」と(笑顔で)」
アデライド:(くすっと笑って)「……それはフローラさんらしい(笑顔で)」
少し間があって——
アデライド:(静かに)「……レオんさんは——4年かかったあなたより、早かったですね(意味深に)」
ライアん:(少し赤くなって)「……4年というのは——」
アデライド:(かすかに笑って)「……知っています(笑顔で)」
ライアん:(その笑顔を見て——今夜は少し、勇気が出て)「……来年の春のお茶——また、お花屋さんの後で」
アデライド:(少し赤くなって、でも確かに)「……楽しみにしています(また笑顔で)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「6人全員に秋の転機が来た。
イレーヌ夫人が月をただきれいと思えた。
ソランヌ夫人が三十日、自分を責めなかった。
ブランシュ夫人が断らなかった。
エロイーズ夫人が止まっていた。
マルゴ夫人の両親から返事が来た。
コレットさんが詩を声に出して読んだ。
そしてレオんがフローラさんに告白した。
「先輩に「ゆっくりでいい」と言われたが今日言いたくなったので」——
……後悔してないです、あの言葉(笑)」
次回予告:
「第16話! 4期ヒロイン6人、告白ラッシュの冬!
全員がそれぞれの言葉でライアんへ向き合う——怒りも、責めも、強さも全部乗せて。
『6色の冬の告白』!」
【第4期 第15話 了】
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第 16 話(第4期)
「6色の冬の告白」
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【シーン①:6人の告白 短編集】
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冬の入り口。6人が順番にライアんと向き合う。
〔イレーヌ〕(中庭、月夜に)
イレーヌ:(月を見ながら、静かに)
「……好きです。怒りのような感情ではなく——穏やかな言葉で言えます。
あなたが「怒りの名前をつけていい」と言ってくれた夜から——変わりました(まっすぐに)」
ライアん:「……受け取りました。今は別の人への気持ちが先にあります。
でも——夫人の怒りが愛に変わっていく一年を、隣で見られてよかったです」
イレーヌ:(少し間があって、夫の方向に向かって)「……夫にも、先に言わなきゃ(笑顔で)」
〔ソランヌ〕(図書室)
ソランヌ:(本を閉じて、まっすぐライアんを見て)
「……好きです。自分のせいじゃなく——あなたがいい人だから、好きになりました(きっぱりと)」
ライアん:(少し驚いて、笑って)「……自分を責めない告白ですね。受け取りました。
今は別の方への気持ちが先にあります。でも夫人の一年の変化は——本物でした」
ソランヌ:(うなずいて)「……これも、自分のせいじゃないです(少し笑って)」
〔ブランシュ〕(剣術道場の後)
ブランシュ:(木剣を収めながら、振り返らずに)
「……好きです。強さが行き場を失っていた私に——「自分のために強い」を教えてくれた人を(静かに)」
ライアん:「……受け取りました。今は別の方への気持ちが先にあります。
ブランシュ夫人の強さは——夫人のものになりました」
ブランシュ:(振り返って、少し笑って)「……問題ありません(今日は本当の意味で)」
〔エロイーズ〕(中庭のベンチで止まりながら)
エロイーズ:(ベンチに座ったまま、止まりながら)
「……好きです!!(元気よく)
止まって——ちゃんと向き合えたから、言えます(笑顔)」
ライアん:「……止まって言えた告白、受け取りました。今は別の方への気持ちが先にあります。
エロイーズ夫人が止まれるようになったこと——今期一番の成長だと思います」
エロイーズ:「えっ!!(今日は嬉しい「えっ」)ありがとうございます!!」
〔マルゴ〕(大広間)
マルゴ:(深呼吸して)
「……好きです。大丈夫じゃないって言えた場所で——好きになりました(確かに)」
ライアん:「……受け取りました。今は別の方への気持ちが先にあります。
「大丈夫じゃなかった、でも大丈夫になってきている」——その言葉が、今期一番好きな言葉です」
マルゴ:(じわっとして)「……大丈夫じゃないを言えてよかったです(涙目で笑って)」
〔コレット〕(詩の会の後)
コレット:(詩のノートを持って、静かに)
「……好きです。小さな言葉で、言います(小声だが、ちゃんと届く声で)。
来週のことを教えてくれた人が——好きです(笑顔)」
ライアん:「……受け取りました。今は別の方への気持ちが先にあります。
コレットさんが「来年の春が楽しみ」と言えた日——僕もとても楽しみになりました」
コレット:(少し間があって、ゆっくりと)「……今日のことだけ、よかったです(笑顔)」
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【シーン②:先輩ヒロインたちの反応】
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その夜、廊下で。
アンナ:(ライアんに)「……6人、全員言ったか?(察している)」
ライアん:「……はい(苦笑い)」
アンナ:(少し笑って)「……みんな、かっこよかっただろう(笑顔)」
ライアん:「……はい。全員、かっこよかったです(本当に)」
フローラ:(後からやってきて)「えっ!!私も昔言ったんだけど!!(誇らしそう)」
レオん:(フローラの隣で)「……フローラさんの告白は、今でも覚えています(赤い)」
フローラ:「えっ!!(嬉しい「えっ」)」
ライアん、その二人を見て——本当に嬉しくなって。
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【シーン③:ラッキースケベ⑯ 冬の廊下の6人大集合】
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告白が全部終わった夜。
廊下でライアんが歩いていると——なぜか6人全員が廊下に出てきていて——
角を曲がると全員が一度に視線を向けてくる。
ライアん:(6人に囲まれて)「……全員、どうしたんですか?」
イレーヌ:「夫に報告してきました(月を見てきた)」
ソランヌ:「自分のせいじゃないを確認してきました(笑顔)」
ブランシュ:「……問題ありません(本当の意味で)」
エロイーズ:「止まっていました!!(報告)」
マルゴ:「大丈夫になってきているを確認してきました(報告)」
コレット:「今日のことだけ、よかったです(確認)」
ライアん、6人に囲まれて——笑いながら目が潤んで。
6人が同時に少し動いて——廊下でぎゅっと密集する形になって——
ライアん、逃げ場がなくなって壁際に追い込まれる形に。
6人:「(それぞれ:笑顔、笑顔、微笑み、元気、涙目で笑、静かな笑顔)」
ライアん:(赤くなりながら、でも笑顔で)「……ありがとうございます、全員(本当に)」
レオん:(廊下の端から記録して)「……4期最高……!!(号泣しながら記録)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「6人全員が、それぞれの形で告白してくれた。
怒りで届いた言葉、自分を責めない言葉、強さで届いた言葉、
止まって届いた言葉、大丈夫じゃないを乗り越えた言葉、今日だけの言葉——
全員、かっこよかった。
廊下で6人に囲まれた時——逃げ場がなかったけど、逃げたくなかったです(笑)」
次回予告:
「第17話! 冬の施術強化週間——6人それぞれの深い施術。
ライアんが4年間で初めて「疲れた」と言える人を見つける。
そして——アデライドとの間に、この4年間で最も近い距離の夜が訪れる。
『深いところへ、もう一度』!」
【第4期 第16話 了】
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第 17 話(第4期)
「深いところへ、もう一度」
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【シーン①:6人の深い施術 短編集】
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冬の一週間。6人それぞれとの深い時間。
〔イレーヌ〕
施術中に「今年一年で——怒りが、悲しみに変わって、悲しみが思い出に変わってきた(静かに)」
ライアん「……どんな思い出が一番好きですか?」
イレーヌ「……喧嘩した夜に夫が謝ってきた時の顔(少し笑って)。怒っていたのに——可愛くて」
ライアん「……いい思い出ですね」。イレーヌ「……はい(確かに笑顔で)」
〔ソランヌ〕
「三十日を超えて——今は自然に「私のせいじゃない」が出てきます(笑顔)。
でも一つだけ——まだ言えないことがあって」
ライアん「何ですか?」
ソランヌ「……「私は悪くなかった」です(小声)。夫が病気だったことに気づけなかったことへの——
責めがまだ残っている(うつむいて)」
ライアん「……夫さんが病気を隠していたとしたら、気づけなくて当然ですよ」
ソランヌ(少し間があって)「……夫が——隠していたのかもしれない(初めての視点)」
〔ブランシュ〕
「……剣術の指導、受けることにしました(報告)」
ライアん「断らなかったんですね」
ブランシュ「……強さを人に渡すことが——行き場だと気づいた(静かに)。
夫を支えていた強さが——今度は誰かを支える形で生きていく(確かに)」
〔エロイーズ〕
「……今日、一時間、何もしませんでした(誇らしそう)」
ライアん「どうでしたか?」
エロイーズ「……退屈でした(正直に)。でも怖くなかった。
退屈と怖さって——違うんですね(発見した顔で)」
〔マルゴ〕
「……「大丈夫です」を、完全に引退しました(宣言)」
ライアん「今後は何と言いますか?」
マルゴ「……「よかったです」か「大丈夫になってきています」か——状況に合わせて(笑顔)。
引退式、心の中でしました(得意げに)」
ライアん「……引退式(笑いながら)」
〔コレット〕
「……来年の春の詩を——もう書き始めました(少し誇らしそうに)」
ライアん「来年の春の詩?」
コレット「はい。来年の春、ここの花が咲いたら——その花の詩を書くための準備を(笑顔)。
先のことを考えていますが——怖くないです(確かに)」
ライアん、その言葉を聴いて——目が潤む。
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【シーン②:ライアんが「疲れた」と言える夜】
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深夜に近い時間。スタッフルームでレオんが片付けをしていて、ライアんが来る。
レオん:「……先輩、今日もお疲れ様でした」
ライアん:(椅子に座って)「……疲れました(自然に出た)」
レオん:(少し驚いて——でもすぐに笑顔で)「……先輩が「疲れた」って言いました(嬉しそうに)」
ライアん:(少し驚いて自分の言葉を振り返って)「……言いましたね(不思議そうに)」
レオん:「……4年間、一度も言わなかった気がします(笑顔で)」
ライアん:(少し考えて)「……ブランシュ夫人に「疲れました」を教えながら——
自分でも言えるようになったのかもしれない(笑顔で)」
レオん:(笑顔で)「……みなさんが先生、でしたね(ライアんの言葉を返す)」
ライアん:(笑いながら)「そうです。今日もまた——教えてもらいました」
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【シーン③:ラッキースケベ⑰ 深夜の廊下のハプニング】
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深夜の廊下。ライアんがスタッフルームから戻る途中——
廊下の窓が開いていて夜風が入り込んでいて——
廊下の端に置いてあったコレットの詩のノートが風でめくれていく。
ライアん、拾おうとして屈んだ瞬間——
廊下を歩いてきたアデライドがライアんの背中に気づかずつまずく形になって——
アデライドがライアんの背中に前のめりにぶつかって——二人で廊下に倒れる形に。
二人、廊下の上で——アデライドがライアんの背中に手をついた状態で止まる。
至近距離。
アデライド:(顔が赤くなって)「……また、ですね(小声)」
ライアん:(同じく赤くなって)「……夫人が転んだのは——」
アデライド:(少し間があって)「……あなたが廊下に屈んでいたせいですね(静かに)」
ライアん:(笑いながら)「……そうですね」
アデライド:(ゆっくり体を起こしながら——今日は立ち上がる前に、静かに)
「……ライアン(初めて名前だけで呼んだ、いつもより短く)」
ライアん:(はっとして)「……はい」
アデライド:(立ち上がりながら、でも目がまっすぐで)「……来年の春——楽しみにしています(今夜は少し違う声で)」
ライアん:(しばらく廊下に座ったまま、赤いまま、でも笑顔で)「……僕も(同じく)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「コレットさんが来年の春の詩の準備を始めた。
未来が怖かった人が——未来の準備をしている。
僕が「疲れました」と自然に言えた。
ブランシュ夫人に教えながら——自分でも覚えていた。
アデライド夫人が「ライアン」と名前だけで呼んでくれた。
……今夜は眠れないかもしれない(笑)」
次回予告:
「第18話! 冬の感謝の夕べの前夜——全員が来年への言葉を準備する。
ライアんがこの4年間を振り返る、静かな一人の夜。
そして——レオんとフローラの「その後」が明かされる。
『前夜と、4年分の夜』!」
【第4期 第17話 了】
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第 18 話(第4期)
「前夜と、4年分の夜」
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【シーン①:冬の感謝の夕べ 前夜の準備】
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冬の夜。明日は感謝の夕べ。
全員がそれぞれの準備をしている。
〔ナタリー〕:今年も差し入れケーキを作っている——今年で5年目。
「……5年分の差し入れ、全部ライアんさんへのお礼です(笑顔で材料を並べながら)」
〔エヴリン+ジュリエット〕:新しい曲を合わせている。
エヴリン「今年の夕べは、新曲を(嬉しそうに)」
ジュリエット(声で)「……練習します(笑顔)」
〔イレーヌ〕:詩の一節を準備している。
「……今年の一言は、怒りじゃなく——愛の言葉で言います(確かに)」
〔ソランヌ〕:鏡の前で「自分を責めない言葉」の最終確認。
「……明日も、自分のせいじゃない(笑顔)」
〔ブランシュ〕:明日の一言を考えている——「疲れました」と言えた人間として。
「……本物の言葉を、言います(静かに)」
〔エロイーズ〕:明日に備えて——止まっている。「……明日も、止まれます(確かに)」
〔マルゴ〕:「大丈夫です」引退式の話をコレットにしている。
コレット:「……引退式の話、聞きたいです(笑顔で)」
マルゴ「心の中で花束を持って——「お疲れ様でした」って(笑いながら)」
コレット「……きれいな引退式ですね(笑顔)」
〔レオん〕:フローラへの言葉を考えている。
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【シーン②:ライアんの「4年分の夜」】
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深夜。ライアんが一人で部屋にいる。
窓の外、冬の星が見えている。
ナレーション(ライアん):
「4年目の冬、もうすぐ終わる。
1年目——ただここにいることが全てだった。
2年目——いることが届くと知った。
3年目——届けてもらったものが、次の人に届くと知った。
4年目——傷の形が違っても、ただいることは変わらないと知った。
イレーヌ夫人は怒りを愛に変えた。
ソランヌ夫人は自分を責める癖を、習慣から外した。
ブランシュ夫人は強さを自分のものにした。
エロイーズ夫人は止まれるようになった。
マルゴ夫人は「大丈夫じゃない」を言えた。
コレットさんは来年の春の準備をしている。
レオんが一人前になって、フローラさんへの気持ちを届けた。
ギャスパールさんが結婚した。
アデライド夫人が——「ライアン」と名前だけで呼んでくれた夜が、今年にある。
来年の春——花屋に行って、お茶をして、もう少し長くいる。
それが今、一番楽しみなことです。
4年分、ありがとうございます。
明日も——ここにいます」
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【シーン③:ラッキースケベ⑱ 前夜の廊下での大騒ぎ】
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深夜。ライアんが廊下を歩いていると——なぜかまだ起きているヒロインたちが次々と廊下に出てきている。
ナタリー:「ケーキのデコレーションが決まらなくて!!(持ち出してきた)」
エロイーズ:「手伝います!!(本物)」
フローラ:「えっ!!かわいい!!えっ!!(驚き過多)」
廊下が突然賑やかになって——
レオんが「先輩、どうしたんですか!?」と部屋から出てきて——
人が増えて廊下が密集して——
ナタリーのケーキが廊下の人混みで揺れ始めて——
全員が「受け取る!!(心の中で)」と動いて——
ライアんとレオんとエロイーズとフローラが四方から同時にケーキに手を伸ばして——
ケーキは全員の手で支えられて——止まる。
全員:(拍手)
ナタリー:(感動して)「……みんなで守れた!!(涙目)」
ライアん:(笑いながら)「……前夜から全力でしたね(笑顔で)」
アデライド:(廊下の端から静かに全員を見て)「……明日も楽しみになりました(笑顔)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「4年分の夜——書きながら全部が出てきた。
前夜のケーキを全員で守った。
アデライド夫人が「明日も楽しみになりました」と言ってくれた。
明日は——4年目の感謝の夕べです」
次回予告:
「いよいよ大詰め! 第19話!
4年目の冬の感謝の夕べ——33人がライアんへ一言ずつ。
今年は何が聞けるか。
『4年分の、一言ずつ』!」
【第4期 第18話 了】
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【第4期 Vol.3(第13話〜第18話) 完】
続きは第4期 Vol.4(第19話〜第24話・完結)に収録されています
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『癒しの手、貴族の心』 第4期
~未亡人サロンのマッサージ師~
アニメ第4期 全24話 完全台本 Vol.4(第19話〜第24話・完結)
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第 19 話(第4期)
「4年分の、一言ずつ」
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【シーン①:冬の感謝の夕べ 4年目 開幕】
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冬の大広間。キャンドルと白い花と、今年はナタリーの渾身のケーキも飾られている。
33人とライアん、レオん、ギャスパール(クレールも来ている)が集まる。
今年の開幕は——エヴリンとジュリエットの新曲。
去年より深く、去年より自由で——でも二人の呼吸が完璧に合っている。
曲が終わった後の静寂が、去年より長かった。
それが——今年の曲の深さを示していた。
全員の拍手が、大広間に広がる。
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【シーン②:33人のライアんへの一言 (4年目)】
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恒例の一言タイム。ライアんが椅子に座らせられる。
今年で4年目——ライアんは座る前から目が潤んでいる。
〔1期ヒロインから〕
アデライド:(静かに、でも全員の前で確かに)
「……4年間、隣にいてくれてありがとう。……来年も、よろしく(笑顔で)」
セレスティア:「ライアン……ずっとずっといてね……zzz(また眠った)」
イザベル:「相棒!!4年で本物になったぞ!!——いや、最初から本物だったな!!(力強く)」
エルミーヌ:(声で、きちんと)「……4年間で、たくさん話せるようになりました。
あなたがいたから(笑顔で)」
クロエ:(扇の向こうで)「……4年分の計算が完了しました。
結論——あなたの存在は、このサロンに不可欠です(満足そうに)」
レティシア:「4年もいたんだから——さっさと幸せになりなさいよ!!(ツン。でも泣いている)」
ヴィオレット:(詩集の5冊目を渡しながら、静かに)
「……全部、あなたへの詩です。これで5冊(静かに)」
ソフィー:「来年も市場行こう!!」
マドレーヌ:(穏やかに)「……4年間で、整理が——人に話せるようになりました。
ありがとうございます(笑顔で)」
アンジェリカ:「9冊目のノートが埋まりました!!引き続きよろしくお願いします!!(元気に)」
エヴリン:「……大ホールのコンサート——来てくれましたね。あの日が、一番嬉しかった(目が潤んで)」
フランシーヌ:「……4年間、誰一人傷つけずに立ち続けた。それが、あなたの強さです(凛々しく)」
テレーズ:「4年分の星が——全部、あなたに幸運を告げています(満足そうに)」
ナタリー:「5年目の差し入れも続けます!!(5年目を見据えている)」
オリアンヌ:「来年の採集も!!よろしくお願いします!!」
〔2期ヒロインから〕
カミーユ:(背筋を伸ばして、声が全く震えずに)「……4年間見てきて——
あなたは毎年、さらに深くなっています。来年も見ていたいです(笑顔で)」
リリアン:「……4年間で——現実が、一番きれいです(確かに)」
ベアトリス:「……スープが十五種類になった(報告)。来週も食べろ(命令)」
マリアンヌ:(花束を持って)「……毎年、自分のために花を買えています。
今年の花も——あなたへ(差し出す)」
ロレーヌ:(目が潤んで、でも笑顔で)「笑えない夜を越えて——また笑えた。
4年間、ずっとそうでした。ありがとう(笑顔)!!」
エレオノール:(声で、はっきりと)「……あなたが光の中にいる絵が——今年で6枚になりました。
来年も描かせてください(声で)」
〔3期ヒロインから〕
フローラ:「えっ!!4年間ありがとうございました!!えっ!!(感動の「えっ」)——
あと、レオんのことも——よろしくお願いします(赤くなりながら)」
アンナ:「……4年、変わらずにいてくれた。それだけで充分だ(笑顔で短く)」
セリーヌ:「論理の外を知りました。川のほとりで泣きました。夫の両親と笑いました。
全部——ここから始まりました(笑顔)」
リズ:「今年の正しくないこと、年間最多記録更新です(誇らしそうに)。
来年は更新したいです(決意)」
ミレーヌ:「今日の私は——よかったです!!(断言)。4年間ありがとうございました!!」
ジュリエット:(声で、はっきりと)「……自分の音が見つかりました。夫の音も、私の音も——
両方弾けるようになりました。ありがとうございます(笑顔)」
〔4期ヒロインから〕
イレーヌ:(静かに、でも確かな笑顔で)「……怒りが愛になる一年を——隣で見ていてくれました。
月がきれいな夜を、ありがとうございます」
ソランヌ:「……今日も、自分のせいじゃないです(笑顔)。あなたのおかげです(自分のせいにした!!)」
ブランシュ:(真っ直ぐに)「……強さの行き場を——見つけました。あなたが「任せる」を教えてくれたから(静かに)」
エロイーズ:「止まれるようになりました!!今日も止まっています!!(笑顔で静止しながら)」
マルゴ:「……大丈夫じゃなかったです、1年間。でも——大丈夫になってきています(言えた)。
ありがとうございます(笑顔)」
コレット:(静かに、でも確かな声で)「……来年の春の詩を——書いています。
来年も、ここに来ます(笑顔)」
レオん:(まっすぐに、今年は震えずに)「……先輩。僕もここにいます。
来年も、ここにいます(笑顔で)」
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ライアん、33人分の言葉を受け取って——
今年も、ぼろっと泣く。
全員:(笑いながら、温かく)
ライアん:(目をぬぐいながら、笑顔で)「……33人分、受け取りました。
……ありがとうございます(4年分の言葉で)」
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【シーン③:ラッキースケベ⑲ 夕べの大団円崩壊・4年目版】
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一言タイムの後、賑やかになった頃。
ナタリーの渾身ケーキの前で全員が写真を撮ろうとして——
エロイーズが「止まりながら並びます!!(止まることを意識している)」と動いて——
フローラが「えっ!!えっ!!(感動の「えっ」)」と後退して——
ライアんの背中側へ倒れてくるケーキのテーブル——
今年は——レオんとエロイーズが両側から同時に手を出して、テーブルを支える。
全員:(拍手)
レオん:(エロイーズと顔を見合わせて)「……止められましたね」
エロイーズ:(笑顔で)「……止まって——守れました!!(最大の笑顔)」
ライアん、その二人を見て——目が潤んで——
その瞬間、立ち上がろうとして椅子がずれて前のめりになる——
アデライドが——今年も——一番先に手を伸ばして支える。
全員:(また拍手)
アデライド:(ライアんを支えたまま、全員の前で、静かに笑って)
「……4年間、毎年来ています(笑顔で)」
全員:(じわっとする)
ギャスパール:(クレールの隣で、笑顔で)「……変わらないな(温かく)」
クレール:(笑顔で)「……ずっと変わらなくていいですよ(穏やかに)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「33人の言葉を受け取った。
4年分——全部、受け取った。
アデライド夫人が「4年間、毎年来ています」と言ってくれた——全員の前で。
クレールさんが「ずっと変わらなくていい」と言ってくれた。
……変わらないことと、積み重なることは——違うから。
これからも積み重なっていきます」
次回予告:
「第20話! 冬の静かな日々——6人それぞれが「その後」を生きる。
ブランシュ夫人が剣術の指導を始める初日。
そしてライアんが、4年間で初めて書く「自分への手紙」の夜。
『指導の初日と、自分への手紙』!」
【第4期 第19話 了】
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第 20 話(第4期)
「指導の初日と、自分への手紙」
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【シーン①:ブランシュが剣術指導を始める日】
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冬の剣術道場。
イザベルが端に立って見ている。
ブランシュが前に立って——初めて「教える側」にいる。
生徒は——ソランヌ、エロイーズ、コレット(三人が自主参加した)。
ブランシュ:(木剣を持って)「……まず、構えを見せます」
三人、真剣に見ている。
ブランシュが構えを示す。
その動きは——迷いがない。強くて、でも今は「自分のため」の力だ。
エロイーズ:(真似しながら)「……うまく止まれないです(正直に)」
ブランシュ:(少し考えて)「……止まる時は——次に動くために止まる、と思うといい」
エロイーズ:(その言葉を聴いて、ぱっと顔が輝いて)「……止まることが——次への準備!!(感動)」
ブランシュ:(少し驚いて——でも微笑んで)「……そういうことです(初めて微笑んで教えた)」
イザベル:(端から見て、満足そうに)「……いい教え方だな(ぼそっと)」
ライアん、廊下から覗いていて——胸が温かくなる。
ライアん:(心の中:(ブランシュ夫人の強さが——人に届いている))
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【シーン②:冬の各ヒロインの一コマ】
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冬のサロン。
イレーヌ:中庭で月を見ている。今夜は怒りなし。「……きれいだな(笑顔で、夫へ)」
ソランヌ:廊下で何かを落として——「……誰でもある(笑顔で拾う)。習慣(確認)」
マルゴ:両親への2通目の手紙を書いている。「大丈夫になってきています、続報です(笑顔で書く)」
コレット:詩のノートに春の詩の続きを書いている。「……来週の自分が、読む詩(笑顔)」
エロイーズ:今日の「止まった時間」を記録している(ライアんの方式で)。「……今日は合計3時間、止まれました(達成感)」
レオん:フローラへの手紙を書いている——告白から一ヶ月後の「好きです、続報」として。「……フローラさんへ(真っ赤で書いている)」
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【シーン③:ライアんが「自分への手紙」を書く夜】
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深夜。ライアんが机に向かっている。
今夜は——お母さんへの手紙ではなく、「4年前の自分への手紙」を書く。
ナレーション(ライアん):
「4年前の自分へ。
今から4年後のことを少し話します。
怖がらなくていいです。廊下でよく転びますが——全部助けてもらえます。
「ただいるだけでいい」という言葉を、4年かけて本物にしていきます。
うまくいかない日もあります。
でもその日も——翌朝、誰かが「おはようございます」と言ってくれます。
4年後、あなたは——33人のお客様のことを全員、名前と声と顔で知っています。
全員が「また来ます」と言ってくれています。
レオんという後輩が一人前になって、隣で働いています。
ギャスパールさんが結婚します。
好きな人がいます。
ゆっくりでいい、と言い続けて——4年かかりましたが、
来年の春、一緒に花屋に行って、お茶をして、もう少し長くいます。
疲れた時は「疲れました」と言っていいです。
泣いていい時は、泣いていいです。
「ただいるだけ」が届くと——4年後に確信できます。
怖がらなくていいです。
あなたはちゃんと、なります。
ライアン・ソルベール、4年後より」
ライアん、手紙を閉じて——窓の外の冬の星を見る。
4年前の自分が、どこかで見ているような気がした。
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【シーン④:ラッキースケベ⑳ 手紙を書いた後の廊下で】
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手紙を書いた後、廊下へ出たライアんが——
やはり眠れないで廊下を歩いていたアデライドと出会う。
アデライド:(ライアんを見て)「……また、同じ廊下に」
ライアん:(笑顔で)「夫人も眠れませんでしたか?」
アデライド:「……来年の春のことを、考えていました(少し赤くなって)」
ライアん:(笑顔で)「……どんなことを?」
アデライド:(少し間があって)「……花屋の後のお茶——今年は、何を話しましょうか(小声)」
ライアん:(その言葉を聴いて、じわっとして)「……何でも(笑顔で)」
アデライド:(少し赤くなって、でも笑顔で)「……欲張りですね(また言った)」
ライアん:(笑いながら)「……夫人が聞き出したんですよ(また言い返す)」
アデライド:(くすっと笑って)「……知っています(笑顔で、今夜は一番温かい声で)」
二人、冬の廊下に並んで立っている。
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「4年前の自分への手紙を書いた。
「怖がらなくていいです」——書きながら、自分でも落ち着いた。
ブランシュ夫人が「止まることは次への準備」と教えていた。
それはエロイーズ夫人から習ったことを、ブランシュ夫人が言葉にして——
また誰かに届けていた。
アデライド夫人が「来年の春の話題を考えていた」と言ってくれた。
もう来年の春が楽しみで仕方がないです(笑)」
次回予告:
「第21話! 年明けの春支度——サロンが来年の準備を始める。
コレットさんの「来年の春の詩」が完成する日。
ライアんのお母さんから、4年目の返事が届く。
『完成した詩と、お母さんからの手紙』!」
【第4期 第20話 了】
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第 21 話(第4期)
「完成した詩と、お母さんからの手紙」
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【シーン①:コレットの詩が完成する】
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冬の終わり。コレットが詩のノートを持ってライアんのところへ来る。
コレット:(少し誇らしそうに)「……できました(報告)」
ライアん:「完成しましたか! 読んでいいですか?」
コレット:(ノートを渡す。少し恥ずかしそうに)
ライアん、受け取って読む。
詩の内容:
「春になったら、白い花が咲く。
去年も咲いていた。今年も咲いた。
来年も咲くと——知っている。
知っていることが、怖くない。
楽しみだ、と思う。
それだけで——今日が、きれいだ。」
ライアん、詩を読んで——目が潤む。
ライアん:「……来年の春に向けて書いた詩が——今日を「きれいだ」で終わっているんですね(笑顔で)」
コレット:(少し考えて)「……来年を楽しみにしながら——今日もきれいだ、と気づいた(笑顔で)。
先のことを考えて——でも怖くなくて、今日も好きでいられる(確かに)」
ライアん:(その言葉を聴いて)「……一年前と、全然違いますね」
コレット:(少し驚いて、自分の詩を見て)「……そうですね(笑顔)。
怖かった未来が——楽しみになった(確かに)」
ヴィオレット:(後から来て、コレットの詩を見せてもらって、静かに)
「……詩の会で、読みましょう(笑顔で)」
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【シーン②:お母さんからの手紙が届く】
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冬の朝。ライアんに実家から手紙が届く。
お母さんからの返事——今年は珍しく、長い手紙だった。
ナレーション(ライアん、手紙を読みながら):
「ライアンへ。
今年の手紙を読みました。
「好きな人がいる。来年の春、一緒にお茶に行く」——この一文を、三回読みました。
嬉しくて。
あなたが「ただいるだけで変わった」と言い始めた頃から、
手紙の字が変わりました。
以前は少しだけ丸くて頼りなかった字が——今は真っ直ぐで、温かくなっています。
その人に、よろしく伝えてください。
あなたを4年間ここまで連れてきてくれた場所と人に、感謝しています。
野菜の豊作は今年も期待してください。
帰ってきたら、たくさん食べなさい。
来年の春、報告を待っています。
お母さんより」
ライアん、手紙を読んで——目が熱くなる。
窓の外、冬の朝の光が差し込んでいた。
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【シーン③:ラッキースケベ㉑ 春支度の大騒ぎ】
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サロンの春支度が始まる。全員が大広間の飾りを入れ替えている。
エロイーズ:「手伝います!!(本物)」
フローラ:「えっ!!春!!えっ!!(驚き過多は永遠に健在)」
飾りを運ぶエロイーズが廊下で止まりながら移動して——今日は完璧に止まれて——
「止まれた!!」と振り返った瞬間、後ろから来たマルゴが「大丈——(言いかけ)よかったです!!(言い直し)」と来て——
二人がぶつかって飾りが宙を舞う——
ライアんが受け取ろうとして——
コレットが「あ——(おどおどせずに走って)」手を出して——
二人で一つの飾りを両側から支えて止める。
コレット:(ライアんと目が合って、笑顔で)「……怖くなかったです(報告)」
ライアん:(笑顔で)「……一緒に止めましたね(嬉しそうに)」
マルゴ:(自己評価して)「……今日の私は——よかったです!!(宣言)」
エロイーズ:(完全に止まって)「……私も止まれました!!(宣言)」
レオん:(記録しながら目が潤んで)「……二人で止めた……コレット夫人とライアん先輩……!!(感動の記録)」
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【シーン④:アデライドとの冬の終わり】
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夕方。白薔薇の中庭——今は冬の枝だけだが、春の気配が始まっている。
アデライド:(枝を見ながら)「……もうすぐ、芽が出ますね」
ライアん:「はい。今年も咲きます」
アデライド:(少し間があって、ライアんを見て)「……お母さんから、手紙が来たんですね」
ライアん:(驚いて)「……どうして——」
アデライド:(少し笑って)「今日、顔が違ったから(笑顔で)。嬉しそうな顔」
ライアん:(少し赤くなって)「……夫人のことを——よろしくと伝えておきました(小声)」
アデライド:(少し驚いて——目が潤んで——でも笑顔で)「……そうですか(小声)」
ライアん:「……来年の春、報告を楽しみにしていると(笑顔で)」
アデライド:(少し間があって、白薔薇の枝を見て、それからライアんを見て)
「……春が——楽しみですね(今年で一番、確かな笑顔で)」
ライアん:「……はい(同じく、今年で一番の笑顔で)」
冬の夕日が、白薔薇の枝を温かく染めていた。
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「コレットさんの詩が——「今日が、きれいだ」で終わっていた。
未来を楽しみにしながら、今日も好きでいられる——それが答えだった。
お母さんから「来年の春の報告を待っています」と来た。
アデライド夫人に「よろしく伝えた」と言ったら——目が潤んでいた。
春が近づいている」
次回予告:
「第22話! 春の気配のサロン——全員が来年に向けて動き始める。
ライアんが分院の後継者を育て始める新たな一歩。
そしてレオんが、フローラへの「続報」を伝える日。
『後継と、続報の春前夜』!」
【第4期 第21話 了】
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第 22 話(第4期)
「後継と、続報の春前夜」
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【シーン①:分院の後継者育成・始動】
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春前夜の分院。ライアんが新しいスタッフに向き合っている。
今年から、分院の後継施術師を育て始めることになった——ソランジュ院長との相談で。
新スタッフ(19歳):「……ライアン師長。どうすればうまくなれますか?」
ライアん:(少し考えて、笑顔で)「……まず、「うまくなろう」と思わなくていいです」
新スタッフ:(驚いて)「え? でも——」
ライアん:「ただ、そこにいることを覚えてください。
うまい言葉より、うまい技術より——その人のそばにいること。
4年かけて、それだけを大事にしてきました」
新スタッフ:(静かに聴いている)
ライアん:(続けて)「施術は技術です。でも、この仕事はそれだけじゃない。
ここに来る方々が教えてくれます——全部。
あなたが先生じゃなく、お客様が先生です。
それだけ覚えていてください」
新スタッフ:(少し間があって、うなずいて)「……ただ、いること(反芻する)」
ライアん:(笑顔で)「それが全部です」
夕方、レオんに報告すると——
レオん:「……先輩が僕に言ってくれた言葉と——同じです(目が潤んで)」
ライアん:「そうですね(笑顔で)。ギャスパールさんから受け取って、僕が受け取って、
レオんが受け取って——今度は新しい人へ(確かに)」
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【シーン②:レオんがフローラへ「続報」を伝える】
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春前夜の中庭。レオんとフローラが並んでいる。
レオん:(まっすぐフローラを見て)「……一ヶ月前、好きですと言いました。今も、好きです(報告)」
フローラ:(少し驚いて——でもすぐに笑顔になって)「えっ……続報?(笑いながら)」
レオん:(赤くなって)「……続報というか——変わらないということの確認です(真剣に)」
フローラ:(その真剣な顔を見て——じわっとして)
「……えっ……えっ……(感動の「えっ」がずっと続いて——静かになって)
……私も。えっ——私も、好きです(初めてはっきり返した)」
レオん:(目が輝いて——真っ赤で——でも笑顔で)「……ありがとうございます(笑顔)」
フローラ:(えっ……えっ……(嬉しすぎる「えっ」)」
二人、春前夜の中庭で——並んで笑っている。
ライアん、廊下の窓から見て——にやっとして、それから目が潤んで。
ライアン:(心の中:(レオん……よかったです))
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【シーン③:ラッキースケベ㉒ 春前夜の廊下の連鎖】
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春前夜の廊下。
レオんとフローラが仲良く廊下を歩いているところへ——
ライアんが廊下の角から現れて三人密集——
エロイーズが後ろから「止まりながら来ました!!(報告しながら来て)」ぶつかって四人密集——
フローラ:「えっ!!えっ!!(密集の「えっ」)」
エロイーズ:「大丈——よかったです!!(言い直し完璧)」
レオん:(密集しながらフローラを自分の反対側に自然にかばっていて)
ライアん、その自然な動きを見て——にやっとする。
レオん:(気づいて真っ赤になって)「……先輩!!(照れている)」
ライアん:「(笑顔で)……ギャスパールさんによく言われましたよ、その顔(意味深に)」
レオん:(さらに赤くなって)「……先輩!!!」
フローラ:(その様子を見て)「えっ!!えっ!!(嬉しすぎて)」
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【シーン④:夜 アデライドとの「春の前」の時間】
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夜の中庭。白薔薇の枝に、小さな芽が出始めている。
アデライド:(芽を見つけて)「……出ましたね」
ライアん:(同じく見て)「今年も、ちゃんと出てきましたね」
アデライド:(少し間があって、静かに)「……花屋、来週でしたね」
ライアん:(笑顔で)「はい」
アデライド:(少し赤くなって)「……今年のお茶は——どこにしましょうか。
去年と同じカフェにするか——少し変えてみるか(真剣に検討している)」
ライアん:(その様子を見て——じわっとして)「……夫人が決めてください。どこでも行きます(笑顔で)」
アデライド:(少し間があって、笑顔で)「……欲張りなのはどちらですか(笑顔で返す)」
二人で笑う。春前夜の中庭に笑い声が響いた。
〔BGM:バイオリンとピアノ、軽やかに〕
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「分院に後継者への言葉を伝えた。
ギャスパールさんから受け取って、レオんに渡して、また新しい人へ——
言葉は届くと、改めて知りました。
レオんがフローラさんへ「続報」を伝えた。
フローラさんが「私も好きです」と言えた——ちゃんと返した。
アデライド夫人と二人で笑った。
春前夜の中庭に、笑い声が響いた。
来週が——来ます」
次回予告:
「第23話! 雪解けの春、サロン全員の「今」——4期の全員が近況を報告し合う春の一日。
ライアんが4年間で初めて書く「お母さんへの手紙の最終回」。
そして白薔薇の庭に春が来る。
『全員の今と、最後の手紙』!」
【第4期 第22話 了】
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第 23 話(第4期)
「全員の今と、最後の手紙」
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【シーン①:春の近況報告会】
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春の大広間。全員の近況報告の場——ソランジュ院長が毎年設けるもの。
今年は4期ヒロインも加わって、33人が揃う。
〔1期・2期・3期ヒロインたちの近況〕
テレーズ:「今年の星は全員に幸運を告げています(毎年恒例)」
ナタリー:「差し入れのレパートリーが30種類を超えました(誇らしそうに)」
エヴリン:「来月、大ホールで3回目のコンサートがあります!!(目が輝いている)」
ジュリエット:(声で)「……聴きに行きます(確かに)」
アンナ:「今年からブランシュ夫人も剣術教室に来ている。いい教え方をする(短く報告)」
セリーヌ:「夫の両親と今年も川へ行く予定です。3回目(笑顔)」
リズ:「今年の正しくないこと——目標は年間500回(決意表明)」
ミレーヌ:「今日の私は——よかったです(毎回言う、でも毎回本物)」
フローラ:「えっ!!今年もよろしくお願いします!!えっ!!(元気に)」
レオん:(フローラの隣で)「……今年もよろしくお願いします(笑顔、赤い)」
〔4期ヒロインたちの近況〕
イレーヌ:「今年の詩集が——ヴィオレット夫人の出版社から出ることになりました(静かに、でも確かに)」
全員:(驚いて、拍手)
ソランヌ:「今年で一年以上、「私が」と言っていません(記録更新中)。
……「私のおかげ」は今年から練習します(次のステップ)」
ブランシュ:「剣術指導を続けています。今年から本院の道場も担当します(報告)」
イザベル:(隣で満足そうにうなずいている)
エロイーズ:「今年は「止まる時間」を意識的に設けています。
毎日2時間、何もしない時間(誇らしそうに)」
マルゴ:「両親との手紙のやりとりが続いています。
先月、実家に帰って——ちゃんと食事ができました(笑顔)。
大丈夫になってきています(確かに)」
コレット:(詩のノートを持って)「……春の詩が——今朝、完成しました(笑顔)。
さっきヴィオレット夫人に見せたら——「続けてください」と言ってもらえました(嬉しそうに)」
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【シーン②:ライアんが「最後の手紙」を書く夜】
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夜。ライアんが机に向かっている。
今年の手紙——でも今年は少し、違う。
ナレーション(ライアん):
「お母さんへ。
今年の手紙が最後かもしれません。
毎年書いていましたが——来年からは、直接話しに帰ります。
春が終わったら、一度帰ります。アデライド夫人を連れて。
4年間の手紙を読み返しました。
1年目の字——少し頼りなかった。
4年目の今は——お母さんが言ってくれた通り、真っ直ぐになっています。
ここで会った全員が——先生でした。
泣き方を教えてもらった。怒り方を教えてもらった。
止まり方を教えてもらった。疲れたと言う方法を教えてもらった。
来年の楽しみを持つことを——教えてもらった。
来年も、ここにいます。
再来年も、その次も。
でも今年の春は——もう少し長くいたい場所が、できました。
アデライド夫人と一緒に。
野菜の豊作、楽しみにしています。
帰ったら、たくさん食べます。
ライアン・ソルベール、4年目の春の前夜より」
ライアん、手紙を閉じる。
窓の外——春の最初の星が、出ていた。
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【シーン③:ラッキースケベ㉓ 近況発表後の春の騒ぎ】
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近況発表が終わった大広間。賑やかになる中——
イレーヌの詩集出版の話が広まって「おめでとう!!」の輪ができて——
その輪の勢いでフローラが「えっ!!おめでとう!!えっ!!(感動の「えっ」)」と飛び跳ねて——
隣にいたエロイーズと同時に動いて——二人がぶつかって——
倒れかけた二人を——レオんとコレットが同時に両側から支えて止める。
フローラ:(支えられながら、レオんを見て)「えっ……(嬉しい「えっ」)ありがとう(小声)」
コレット:(エロイーズを支えながら、笑顔で)「……怖くなかったです(確認)」
エロイーズ:(支えられた状態で)「……止まれた!!(感動)」
イレーヌ:(端から全員を見て、静かに笑って)「……賑やかな春ですね(穏やかに)」
ライアん、中央で全員を見て——目が熱くなる。
アデライド:(端からライアんの顔を見て)「……また、泣きそうな顔(笑顔で)」
ライアん:(笑いながら)「……目にゴミが(またアンナ夫人へのリスペクト)」
アデライド:(くすっと笑って)「……明日、花屋ですね(確認)」
ライアん:(笑顔で)「……はい(即答)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「最後の手紙を書いた。
来年からは直接話しに帰ります——そう書いたら、少し泣けた。
コレットさんの春の詩が今朝完成した。
イレーヌ夫人の詩集が出版される。
怒りから始まった一年が——詩集になった。
明日、花屋に行きます。
その後、アデライド夫人と——もう少し長く、お茶をします。
お母さん、待っていてください」
次回予告:
「最終話! 第24話!
4年目の春の花屋——アデライドが選ぶ花は。
二人のお茶は「もう少し長く」——どんな言葉が交わされるか。
全員の「その後」と、ライアんの「これから」。
『春の花と、これからの全部・4年目』!」
【第4期 第23話 了】
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第 24 話(第4期)【最終話】
「春の花と、これからの全部・4年目」
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【シーン①:4年目の春の花屋への道】
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春の王都。白い花が街路樹に咲いている。
ライアんとアデライドが並んで歩いている。
アデライド:(歩きながら、静かに)「……4年目ですね」
ライアん:「はい。去年より早く来られましたね」
アデライド:(少し笑って)「……今年は前日から準備していたので(少し赤くなって)」
ライアん:(その言葉を聴いて、じわっとして)「……何を準備していたんですか?」
アデライド:(少し間があって)「……花を選ぶ練習(真剣に)。
今年は——ちゃんと選びたかったから」
ライアん:(笑顔で)「……前日から練習していたんですか?」
アデライド:(少し赤くなって)「……花屋で迷うと、あなたを待たせるから(小声で真剣)」
ライアん、その言葉を聴いて——笑いながら、でも目が潤んで。
ライアン:「……どれだけ待っても、いいですよ」
アデライド:(静かに、でも確かに)「……知っています(笑顔で)」
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【シーン②:花屋にて】
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花屋。アデライドが花の前に立っている。
前日から練習していたにもかかわらず——やはり少し迷っている。
ライアん、隣で一緒に花を見ている。急がない。
アデライド:(白い花と淡い黄色い花を交互に見て)「……どちらが——」
ライアん:(静かに)「どちらも、夫人に似合います(笑顔で)」
アデライド:(少し驚いて)「……答えになっていません(でも嬉しそうに)」
ライアん:「……どちらが好きですか?(笑顔で)」
アデライド:(少し間があって、白い花を手に取って)「……こちら(確かに)」
それからもう一束、淡い黄色い花を手に取って——
アデライド:(少し赤くなって)「……両方(小声)」
ライアん:(笑顔で)「……欲張りですね(笑顔で)」
アデライド:(少し赤くなって)「……4年分ですから(きっぱりと)」
二束の花束を、ライアんに渡す。
アデライド:(渡しながら、まっすぐライアんを見て)
「……4年間、ありがとう。
来年も、再来年も——ありがとうと言いたいです(確かに)」
ライアん:(花束を受け取って——4年分の重さを感じながら)
「……受け取りました。4年分、全部(笑顔で、目が少し潤んで)」
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【シーン③:二人のお茶 「もう少し長く」】
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花屋の近くのカフェ。
今年は去年と少し違う席——窓側の、外の春が見える席。
二人、並んで窓の外を見ながら座っている。
紅茶が届いて——
アデライド:(窓の外の春の街を見ながら)「……きれいですね」
ライアん:「はい(アデライドを見ながら)」
アデライド:(ライアんが街ではなく自分を見ているのに気づいて、少し赤くなって)「……街を見てください(でも嬉しそう)」
ライアん:(笑いながら、街を見て)「はい」
しばらく二人で窓の外を見ている。春の光の中に、人が歩いている。
アデライド:(静かに)「……ライアン。一つ、聞いていいですか?」
ライアん:「はい」
アデライド:(少し間があって——今日は目がまっすぐで、でも今までより柔らかくて)
「……これから先——ここだけじゃなく、もっと——一緒にいてもらえますか(小声)」
ライアん、その言葉を受け取って——
「ここだけじゃなく」という言葉の意味を、ちゃんと分かって——
ライアん:(笑顔で、迷わずに)「……はい。もっと一緒にいます(確かに)」
アデライド:(目が潤んで——でも笑顔で)「……約束ですよ」
ライアん:「約束します(笑顔で、目が少し潤んで)」
二人、窓の外の春を見ている。
アデライド:(少し間があって、静かに)「……お母さんに——会ってもらえますか(小声)」
ライアん:(少し驚いて——すぐに笑顔になって)「……行きます。すぐに(即答)」
アデライド:(少し赤くなって、でも確かに笑って)「……知っています(今日一番の笑顔で)」
春の光の中で——二人のお茶は、去年より長く続いた。
〔BGM:バイオリンとピアノ、今日は少し華やかに、でも穏やかに〕
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【シーン④:ラッキースケベ㉔ 最後の大団円】
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サロンへ帰ってくるライアんとアデライド。
玄関に——全員が待っていた。
なぜいるのか——テレーズが「星が告げていた」らしい。
全員:(ライアんとアデライドの顔を見て、何かを察して)「……!!」
フローラ:「えっ!!えっ!!えっ!!(最大出力)」
エロイーズ:「よかった——です!!(完璧な言い直し)」
マルゴ:「大丈——よかったです!!(完璧)」
コレット:(笑顔で静かに)「……よかったです(確かに)」
イレーヌ:(静かに微笑んで)「……おめでとうございます(穏やかに)」
ソランヌ:「……私のせいじゃないですよ、この幸せは——お二人のものです(笑顔で言えた!!)」
ブランシュ:(静かに、でも確かに)「……おめでとうございます(本物の笑顔)」
ナタリー:「お祝いケーキ——昨日から準備してました!!(渾身の作)」
ライアん、全員の顔を見て——今日は珍しく転ばなかった。
ただ——
アデライドの手が、隣でそっとライアんの腕に触れていた。
全員、その様子を見て——笑顔と涙と拍手が混じった大騒ぎになる。
レオん:(フローラの隣で記録して、泣きながら)
「……先輩が……先輩が……!!(嬉しすぎて言葉が出ない)」
フローラ:(レオんの隣で泣きながら)「えっ……えっ……(嬉しい涙の「えっ」が止まらない)」
ギャスパール:(端でクレールと並んで、笑顔で)「……なれたな(ぼそっと)」
ライアん、ギャスパールを見て——うなずく。
ギャスパール:(うなずいて)「……よかった(笑顔で)」
テレーズ:(完璧に満足して)「……星が告げていた通りです(今年度最高の笑顔)」
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【最終シーン 春の白薔薇の庭】
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春の中庭。白薔薇が今年も咲いている。
4年目——去年より株が大きくなって、去年より花が多い。
ライアんとアデライドが並んで立っている。
今日は少し——並び方の距離が近い。
アデライド:(白薔薇を見ながら)「……来年も咲きますね」
ライアん:「はい。毎年、ちゃんと咲きます」
アデライド:(少し間があって、ライアんを見て)「……あなたも、毎年ちゃんと来ます(笑顔で)」
ライアん:(笑顔で)「ここが好きだから」
アデライド:(少し間があって、今日は少し違う顔で——笑顔の奥に、何か大切なものを持った顔で)
「……ここだけですか?(今日はいつもより柔らかく聞く)」
ライアん:(迷わずに)「……夫人が、一番好きです(今日は言う前から決まっていた)」
アデライド:(長い沈黙。目が潤んで——でも今日は泣かない。ただ、笑顔で)
「……知っています(4年間で一番温かい声で)」
そして——今日だけ——
アデライドがライアんの腕にそっと手を添えたまま、離さない。
春の風が吹いて——白薔薇が揺れる。
二人、そのまま、薔薇を見ている。
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【最終ナレーション】
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ナレーション(ライアン):
「4年目が終わりました。
今年来てくれた6人——
イレーヌ夫人の怒りが愛になって、詩集になった。
ソランヌ夫人の「私が」が、「誰でもある」になって、「私のおかげ」の練習を始めた。
ブランシュ夫人の強さが自分のものになって、人に届き始めた。
エロイーズ夫人が止まれるようになって、止まることを教え始めた。
マルゴ夫人が「大丈夫じゃなかった」を言えて、「大丈夫になってきている」になった。
コレットさんが来週から来年まで——楽しみにできるようになった。
レオんがフローラさんへの続報を伝えた。
ギャスパールさんが「なれたな」と言ってくれた。
アデライド夫人が「ここだけじゃなく、もっと一緒にいてもらえますか」と言ってくれた。
「はい」と答えた。
「お母さんに会ってもらえますか」と言ってくれた。
「行きます、すぐに」と答えた。
白薔薇の前で——アデライド夫人の手が、離れなかった。
4年間——ここにいてよかったです。
これからも、ここにいます。
来年も、再来年も——もう少し遠くまで、一緒に。
ライアン・ソルベール、4年目の春でした」
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【エンディング映像】
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春のサロン・フルール。
厨房でベアトリスが静かにスープを作っている。今日は誰かに教えながら。
隣でナタリーが今日も差し入れを作り続けている。
音楽室でジュリエットが自分の音を弾いている。エヴリンが歌を重ねている。
図書室でセリーヌが夫の両親への手紙を書いている。
剣術道場でアンナが素振りをして、ブランシュが若い生徒に教えている。
廊下でミレーヌが鏡なしで「今日の私よかった」と言っている。
街でリズが歩きながら何かを食べている。今日も怖くない顔で。
花屋でコレットが春の花を見ている——来週の詩の材料として。
中庭でイレーヌが月を見ている——穏やかな目で。
廊下でソランヌが何かを落として「誰でもある(笑顔)」と拾っている。
道場でブランシュが剣を収めながら、疲れたと自分に言っている。
中庭でエロイーズが止まっている——怖くない顔で、ただ空を見ている。
両親への手紙を書き終えたマルゴが、封筒に「大丈夫になってきています」と書き添えている。
テレーズが星図を広げ、ソフィーが市場リストを広げ、
オリアンヌが採集道具を持ち、エルミーヌが誰かと話し、
クロエが扇の向こうで笑い、レティシアが誰かに背筋を正させ、
ヴィオレットが詩を書き、マドレーヌが穏やかに微笑み、
ロレーヌが笑いながら泣いた夜の翌朝また笑っている。
エレオノールのアトリエに新しい絵が増えていく。
カミーユが震えずに大きな舞台で話している。
リリアンが現実の街を、誰かと歩いている。
マリアンヌが今日も自分のために花を買っている。
フローラとレオんが中庭で並んで空を見ている。
ギャスパールとクレールが玄関に立っている。
二人とも、笑顔。
セレスティアがどこかで眠っている。
アンジェリカが10冊目のノートを開いている。
フランシーヌが凛々しく立っている。
イザベルが笑いながら誰かの剣を直している。
そして——白薔薇の庭。
アデライドとライアんが並んでいる。
今日も、来年も、その次の春も——
もう少し遠くへも、一緒に。
白薔薇が、また咲いていた。
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Fin.
「癒しの手、貴族の心」
~未亡人サロンのマッサージ師~
第1期 全24話
第2期 全24話
第3期 全24話
第4期 全24話
全96話 完結
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【シリーズ完結 登場人物最終一覧(4期まで)】
◆ 主人公
ライアン・ソルベール(24歳・施術師長)
◆ 本院ヒロイン(第1期・15名)
アデライド、セレスティア、イザベル、エルミーヌ、クロエ、
レティシア、ヴィオレット、ソフィー、マドレーヌ、アンジェリカ、
エヴリン、フランシーヌ、テレーズ、ナタリー、オリアンヌ
◆ 第2期ヒロイン(6名)
カミーユ、リリアン、ベアトリス、マリアンヌ、ロレーヌ、エレオノール
◆ 第3期ヒロイン(6名)
フローラ、アンナ、セリーヌ、リズ、ミレーヌ、ジュリエット
◆ 第4期ヒロイン(6名)
イレーヌ、ソランヌ、ブランシュ、エロイーズ、マルゴ、コレット
◆ サポートキャラクター
ソランジュ院長、ギャスパール(クレールと結婚)、リーゼ、クレール、
レオン(後輩施術師・フローラへの想いを伝えた)
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【シリーズ最終統計(4期まで)】
全96話
登場ヒロイン:33名(1期15名+2期6名+3期6名+4期6名)
ラッキースケベ累計:96回(各期24回×4)
感動シーン:各話1〜2回
全ヒロイン告白:完了
アデライドとの進展:
1年目「来年も来ますか」→「来ます」
2年目「隣にいますか」→「います」
3年目「一番好きです」→「知っています」
4年目「もっと一緒に」→「はい」→「お母さんに会ってもらえますか」→「行きます」
ギャスパールの恋:成就・結婚式挙行
レオんの成長:入門→一人前→フローラへの想いを届けた
ライアんの成長:新人→施術師長→後継者を育て始めた→アデライドとともに歩む
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【第4期 Vol.4(第19話〜第24話) 完】
【第4期 全24話 完全台本 全4巻 完結】
【「癒しの手、貴族の心」 全シリーズ(全96話) 完結】
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ご愛読ありがとうございました
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