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dear diary.  作者: 弥又風黒
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二年生の授業が続々と始まっています。


最初はどの教科もちゃんとした授業というよりも先生のお話なんかが多くて、まだ全体的にふわふわしています。


クラスのみんなとの距離感も、まだ遠慮がち、みたいな。そんなふわふわです。


今日は始業式でちらりとお見かけして以来、八木沼先生と廊下でばったり会えました。イオリと一緒のクラスにしてくださったことのお礼を言うと、完全にキョトン顔でした。


ほらほらあの時お願いしてたじゃないですか、ってイオリが説明したら、急に思い出したかのように、ああそうだったわね、いいのよいいのよ、と笑ってました。


うん、なんだかまあ、よくわからないんですけど、結果オーライです。


部活は明日から始めようかなあ、なんて曖昧な感じで言う八木沼先生は、一年中ふわふわしてます。


そんなふわふわとはまたちょっと違った雰囲気なのが新一年生の皆さんです。


体よりも少し大きめの新しい制服で、すべてに慣れてないような初々しい姿に、一年前は私たちもきっとあんな感じだったんだな、なんて見ていてニコニコしちゃいます。


私たちももう先輩なんだね、っていうイオリの言葉に、はっとさせられました。


そうなんです。私、先輩になったみたいです。

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