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dear diary.  作者: 弥又風黒
10/15

4/10

二年生になって最初の部活に行ってきました。


春休み、私たち美術部は基本的にお休みしてました。まったり系ですから。


放課後からは美術部の部室になる美術室。授業の時とはなんだか空気が違います。


ゆるくて落ち着く、心地いい空気。その空気は、いつも一番前の窓際でイーゼルに向かっている、八木沼先生が作っているんだと私は思っています。


去年、イオリと一緒に色々な部活を見学していた時、その八木沼先生の姿がとても印象的でした。


窓から差す光の中で、大きなキャンバスに筆を踊らせる姿は、そこだけ別世界のように美しく、かっこよく見えたんです。それだけで決めた訳ではないですが、そのインパクトは私が美術部に入る大きなきっかけでした。


そして、今日も八木沼先生は変わらずそこに居て、一瞬一年前に戻ったかのようで、ドキッとしたんです。同じ光景に、同じ絵の具の匂い。不思議な感覚でした。


でも今は去年と違って、絵を描いていない時の八木沼先生のこともよく知っています。まったりふわふわした、そのギャップも含めて大好きな先生です。


先輩たちが卒業されたのは寂しいですが、きっと新入部員さんが入ってくるはずです。


今度は私も先輩になる自覚を持たなくちゃいけませんね。ただ、今日はひたすらおしゃべりして部活の時間は終わっちゃいました。楽しかったんで良し、です。

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