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dear diary.  作者: 弥又風黒
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4/1

春。今日から4月です。


そんなはじまりの季節に、日記を書き始めることにしました。


去年、雑貨屋さんで出会った、この日記帳。レトロで風格があって、でも日常にも溶け込んでくれるようなカジュアルさもあって。


私を待ってくれていたかのように一冊だけ残っていたことにも、運命みたいなものを感じてしまったんです。


時々眺めてはうっとりしていたけれど、4月はじまりの日記帳。ちゃんと日記を書いたことがなかったから迷いながらも、思いきって表紙を開いて、書き始めました。


正直、緊張しています。少し文字も震えちゃってます。


だけど、わくわくもしてます。私の新しい毎日が始まったのかも知れません。


なんて、大げさかな。でも本当。気が付いたら顔が笑ってました。


あ、日記だから今日のことも書かないとですね。


今日はエイプリルフールでつかれたウソに引っかかってしまって、恥ずかしかったです。


私もなにかウソを考えていたら、ウソをついていいのは今日の午前中だけなんですって。それもウソなのかと思ったら、それはホントらしくって。信じられない。


来年は私もとびきりのウソを考えてみせます。


それまでの1年間、よろしくね、私の日記帳。

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