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花ノ鳥 儚キ鳥 背負ウ鳥  作者: 秋の鶯
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第四章 キセキ視点 見通す

私が苦笑いをしていると、サカネイさんがウメの様子を見に、神社へ来てくれた。サカネイさんの話によると、雨雲が村に向かっているらしく、狩りを中断して帰って来たそうだ。

ウメは命の恩人であるサカネイさんに深く頭を下げて、サカネイさんはかなり戸惑っている様子だった。

サカネイさんはよく村の仕事を手伝って、何度も村人から感謝されている。でもその相手が、若い娘であれば話は別。

村に住む若い娘は、大半はこの神社で働いている。つまりサカネイさんにとってこの場所は、最も踏み入りづらい場所。

用があって私と会う時も、だいぶ緊張気味になるサカネイさん。他の巫女に見つからない様に、コソコソと神社の中に入る程。

若い娘の姿であるウメに、深々と頭を下げて感謝される事自体、サカネイさんにとっては『苦行』も同然かもしれない。

サカネイさんは適当に相槌を打った後、そそくさと神社から出て行ってしまう。

ウメは不安そうな顔をしていたけど、私がサカネイさんの事情を説明したら、すぐに納得してくれた。


聞けば、ウメもサナネイさんの様な、『照れ屋』な性格の人を、知っていると言う。

穏やかに過ぎる 春の陽気は

不安をかき消してくれる

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