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時の女神と社畜な俺~女神に騙され扱き使われる…~  作者: 村山真悟
第一章 社畜は上司に恵まれない
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File・16 疲れていると妙なテンションになりません?

主人公がどんどん変な方向に…(;・д・)


では、お楽しみください(o_ _)o



「…えっと」


 俺は言葉に詰まる。


 頬を赤く染めながら身体をモジモジとさせて上目遣いで俺をチラチラと見つめる幼女先輩の姿に俺の瞬きは必然的に増えてしまう。


 だって意味不明でしょ?


 さっきまで瞬き一つせずに不気味な笑みを浮かべてた人が瞼を開けばキス顔で迫ってきてたのに今は恥ずかしそうにモジモジとしているなんて理解できる奴いたら俺に教えてほしい。


 頭の中が混乱している俺に対して幼女先輩のチラ見が止まらない。


 なぜだろう……嫌な予感しかしない。


「どうしたんですか、先輩?」


 もう、本人に問いただすしかない。


「えっ、だって、ほら……」


 戸惑いながら照れる幼女先輩。


 う~ん、話が進まない。


 取りあえず、何故こうなったのか考えよう。きっと、何かを見落としてるはずだ。


 俺の思考が数秒前まで遡り、何が原因で今の状況を造り上げたのかを模索してみる。


「………はぁ」


 思い当たる節が一つしか無い。


 その事を思い出すと…。


「やっ、やめてよ…照れるじゃない。そんな面と向かって大好きだなんて…いいわよ」


 俺の心を読んだのか頬を赤らめながらモジモジとキス顔で迫ってくる……なんで、そうなるんだ?


 俺が心の中で叫んだのは…。


 笑顔が素敵で知的な美少女先輩だ。


 どこに照れる要素がある?


 むしろ、冗談と受け取ってブチ切れすると思ってたんだが……なんだ?この世界では違う意味にとられてしまうのか?


 俺の頭の中で疑問がつきない。


 項垂れる俺とクネクネと身体を撓らせながら照れる幼女、端から見たら異様な光景だな…。


「…そうねぇ、かなり異質よねぇ」


 突如、俺の背後で声が聞こえた。


 しかも……うん、聞き覚えのある声だ。


 俺は声のした方へと振り返る。


 ほら、やっぱりね。


 見覚えの在る姿に溜息が漏れてしまう。


 黒のレディーススーツに身を包み黒縁めがねが妙にマッチしているTHE面接官。 


 まぁ、聞き覚えがある以前にこの世界に知り合いなんて数えるほどしかいないんだから……はい、出ましたよ。今の俺の苦労の根源……。


 俺は彼女(・・)を恨めしげに見つめる。


「…なによ、人を化け物が出たみたいに」


 少し頬を膨らませながらそっぽを向く姿が少し彼女を幼げに見せている。


 まぁ…ただ、俺のエロ目線はぶれませんよ。この世界に来て開花した煩悩が彼女を見つめる。


 確か幼女先輩の上司な訳だから……うん、気にしない。俺は現実逃避をするかのように彼女を血走っ瞳で全身全霊で視姦する。


 もう、これでもかと彼女の身体を凝視してますよ。脳内メモリーで願望に満ちたエロ変換も順調ですとも……。あんな姿やこんな姿を…あれ?何、この空気?


 心の声で胸を張る俺に対して何だか場の空気が徐々に冷えていく気がするのは気のせいだろうか…。


「はぁ…当然でしょう?」


 俺の心の呟きに溜息交じりに答えてくれる彼女。


 そんな呆れた表情を浮かべる彼女に俺は開き直りながら心の中で妙な言い訳をしてみた。


 えぇ、もう心の声が聞かれてもいいやって開き直ることにしまして……うんっ?なに?どうして二人とも俺のことをゴミでも見るような冷たい視線を浮かべてるの?


 先程まで頬を染めてモジモジしていた幼女先輩ですら俺を見つめる視線が痛い……。


「…新人君」


「はい、何でしょう?」


「…最低ぇ」


 なぜだろう……幼女先輩の冷たいその一言に俺は何か大事なものを失った気がした。


           *


「………ごほんっ」


 二人からの冷たい視線を浴びながら俺は小さく咳払いをすると何事も無かったかのように営業スマイルを浮かべた。


「それでは「ちょっと待とうか…」」


 仕切り直そうと喋り始めた俺の声に幼女先輩が口を挟む。あ~ぁ、やっぱり無理があります?


「そうねぇ、無理があり過ぎるわね」


 苦笑いを浮かべる彼女……ってか、この人の名前も知らないな。よくよく考えれば名前を知ってるのはリル先輩だけなんだよな…。


「…えっと、何でしょう先輩方?」


 魔法の言葉、先輩を使って見るも効果が無い。


 当然だよねぇ…心の中を読めるなら皮肉ってるの丸わかりだし二人の冷たいジト目が更に俺を突き刺してきてゴミを見るような視線だし。


「新人君が変態なのは分かったわ。それで変態君は何故、名前を知りたいの?」


 彼女の問いは当然の疑問だ。


 誰だって変態に自分の素性なんて明かしたくないだろう……あれっ?俺なんで泣いてるの?


 頬を伝う涙に気付き俺は少し驚いた。


俺ってここまで純粋でしたっけ…いや違うな。この涙はうれし涙だ……新たな癖が目覚めたんだ、きっとそうだ。俺は変態として目覚めたんだ。


「新人君、あんたバカなの?」


 幼女先輩の冷たい視線も今の俺にはご馳走だ。


 じっくりと堪能してやる。


「ちょ、ちょ、待って!?恐いから!」


 幼女先輩をガン見しながらに躙り寄っていく俺に対して幼女先輩はジリジリと後ずさりを始める。


 微かに震えているのは……嬉しくてだな、うん。


 都合の良い解釈で自分自身を納得させて無我の境地で幼女先輩に近付いていく。


「いゃああぁ~」


 幼女先輩の叫び声が俺の癖を燃え上がらせる。


「だいじょ~ぶですよ、せ・ん・ぱ・い」


 両手をワシワシしながら幼女に近付く俺は現世なら間違いなく捕まる所行だ。


 ただ、ここは異世界だ…まぁ、相手が神様の可能性があるが、それは横に置いておく。


「…いい加減にしなさい」


 ポコンッ。


「…へっ?」


 何かで頭を殴られた俺は意識を失いながらも幼女先輩をガン見している自分に苦笑する。


 ………俺、何やってんだろ?


 気を失う瞬間に我に返り、後ろを振り返ると彼女のスラッと伸びた生足が視界に入り俺は思わず血走った瞳でそれを見つめる。


「…あっ、生足」


 最後まで変態でした……。


 恍惚の表情と共に俺は意識を手放しました。





呼んでいただき有り難う御座います

<(_ _)>


筆の遅い作者ですが見捨てずにいて頂けると感謝に堪えません(T^T)


では、失礼いたします

(o_ _)o



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