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衛星電話

作者: 尚文産商堂

手野病院では、ある一定以上の大きさのところには、院長室に必ず衛星電話がある。

緊急時用のもので、院長室入ってすぐの壁に埋め込まれている。

普段はケースに入れられているが、年に1回はある訓練の時にはケースから取り出されて、動作確認も兼ねて、使うことはある。

東日本大震災で、通信網がやられたというところから教訓を得て、必ず繋がる通信手段ということで確保されている。

私は、東京手野中央総合病院で院長として働いている。

この電話は2回だけ訓練で使ったきりだ。

受話器をあげると自動的に手野産業のコールセンターえと繋がる。

最優先でつなげてもらえる代わりに、今の状況を逐一報告する必要がある。

また、近隣病院の様子も教えてくれる。

それ以外にも、災害や戦争といった状態で、予め用意されているどのプランで行動すればいいのかの指示も同時に受ける手筈だ。

願わくば、これからも訓練だけで使えることを願って仕方がない。

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