No.9
久々です
やっとドレイクたちの過去に繋げれた…
続きを考えねば
それでは無名でした
何が可笑しかったのだろうか
そんな思いが顔にでたのかロッドも口を開く
「悪かったなユキ、試すようなマネして。アカツキ、カーテン開けてやれよ」
カーテンの向こうの兄はベッドに横たわったまま。至る所に包帯を巻かれて、目を固く瞑って…
「…ない…?」
いつの間に目を覚ましたのか、紅い目は天井を睨みつけていた
その視線は鋭さを増してこちらへ向く
低い、よく通る声が響く
「…何しに来た、早く帰れ」
空気が凍りつく。沈黙がその場を支配する
隣に立っているアカツキは表情を変えない
「あ…でも…お兄ちゃん。酷い怪我してるから…その…」
兄の視線をもろに受け止めてしまい言葉が詰まる
そんなことはどこ吹く風、容赦なく言葉が重なっていく
「だからなんだ、お前には関係ない。俺が怪我しようが犬死にしようがな
…分かったらとっとと出ていけ。今すぐに、だ」
まさかそこまで言われてしまうとは思っていなかった
何も言えなくなる私を放って、さらに言葉は続いていく
「いつだってお前はそうやって…邪魔だったんだよ、お前のそういうところが。
鬱陶しい…!ガキの頃からずっと…」
一度そこで言葉を止め、拳を握り締めて叩きつけるように言い切った
「お前なんかいなければ、俺は幸せになれた…お前が俺の全てを…!」