No.2
まさかこんなに早く続きを出すとはって感じです
結局話が進まないのは許してください
頭の中で構想はできてるので4話くらいまでならさくっと書けるかな
やっぱり下手くそだなぁと語彙力の無さと共に痛感しております
それでは無名でした
カツン カツン...
兄妹そろって武器にジェットブーツを使っているため鉄板のような素材の床を歩くたびに硬い音が響いた
緊急任務への参加命令はいつ入るか分からないため脱ぐわけにいかない、ということだった
今着用しているのもabyssの技術班が開発した、伸縮性や防御力を格段に向上させた布で
出来ている戦闘用のスーツで、身体にピッタリ合うよう1人ずつ完全別に作られている
その動きやすさは私も実地に体験した
「そういえば、最近戦果を挙げてきてるんだってな。さすが俺の妹、ってところか」
こちらに眼を向けながら兄は言葉を重ねる
「ユキの活躍は俺も誇らしいよ、でも無茶はするな?昔から体は強くないんだしな」
そう、体調を崩しがちだった私は運動神経がよかった兄に憧れていた
abyssに入ったのもその影響だったが、兄は私の入団を誰よりも認めなかった
「分かってるよー、でも私だってお兄ちゃんみたいに強くなりたいから」
私がそう言った瞬間、ほんの一瞬だけ兄を表情が険しくなったように思えた
「俺のように強く、か...」
どうしたの、そう尋ねようとしたがしない方がいいのだと直感で気づいた
「レックーー!!!」
突然兄ドレイクのあだ名を呼ぶ声が通路に響き渡った