表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と姉の神話遭遇記  作者: 暁0101
第一章 少女と黒い巨人
12/326

第十一話 最後の休息

市場から、活気の溢れる声が聞こえてくる。

色とりどりの野菜や果物が所せましと置かれ、別の店では服や剣なども並んでおり自分の目的のものを買おうと客が溢れかえっていた。店主や売り子が客を逃さまいと声をかけていく。

こっちの店の方がいいものがある、今朝採れたばかりだと、その様子はまさに客の入れ食い状態になっていた。客は餌ではないのだが、売り手は買ってくれるなら誰でもいいようだ。

より高くより多く買ってくれる客を求めて呼び込みが激しさを増す。特に考えもなく市場に入って出てくると、買うつもりのなかったものが両手に溢れていた、そんなことになりかねない雰囲気が漂っている。

ラガシュが警戒態勢に入ったため、客が来なくなるのではと心配した市場と、市場が閉まってしまうのではと心配した客でこの異常な繁盛ぶりとなっていた。

今も一人買うつもりのないものを買わされかけている人物がどう断ろうか迷っている。


「いや、でも、お金そんなにないですし・・・」


「お金の心配より、そこのお嬢ちゃんが欲しそうにしているじゃないか。あんた、お兄さんなんだろ?可愛い妹に一つ買ってあげなよ」


セトは市場の指輪や首飾りなどのアクセサリーを売っている店で、足止めを食らっていた。気分転換をしようとリーゼと一緒に市場にきたのだが、リーゼが物珍しそうに見た耳飾りを店主がここぞとばかりに売り込みを賭けてきたのだ。宝石ではなくガラスを使った物なので、そこまで高くはないと思うが、市場に初めて入ったセトには、それが高いのか安いのかも分からない。

セレネを迎えに行ったアズラを待っていればよかったと、セトは後悔しはじめる。


「これもキラキラしててキレイ・・・」


「お嬢ちゃんお目が高いね。それはラガシュの職人が腕によりをかけて作った指輪だ。

ただのガラスを宝石のように輝かせるその技術見事なものだろう」


「そんな高そうなもの買えないよ」


「お兄さんよ、うちはねガラスを加工した服飾用品を中心に扱っているんだ。貴族だけがしていたオシャレをうちら市民も、お手頃な価格でできるんだよ。これなんかどうだい? うちので一番安いやつだ、60ゾルでどうだ」


店主はセトに髪飾りを見せてきた。金属だけで作られた髪飾りで、表面は滑らかに磨かれ光沢が出ている。確かに見た目も一番安そうに見える。リーゼも買ってくれるのかと期待の眼差しを向けてきた。セトは、まじまじと髪飾りを見つめ、チラリとリーゼを見る。リーゼの顔が自分の胸元で期待の眼差しを向けてきていた。期待しすぎてリーゼがセトの真下から顔を覗き込んでいる。キラキラと宝石のように輝くその目は、買ってくれるの? セトかっこいいと言っているようにセトには見えた。

リーちゃん洗脳完了です。


「買います! リーちゃんに髪飾りをください」


「あいよ! さすがお兄さんだ。結構奮発したんだろ? 50ゾルにまけといてやる」


「ありがとう、おっちゃん」


こうしてセトは髪飾りを手に入れた。60ゾルが50ゾルに減ったのだからきっとかなり安く買えたのだろうとセトは思ってしまうが、市場の相場を知らず、通貨の価値もよく理解せずに購入したこの髪飾り、相場の二倍の価格で買わされている。

完全にぼったくられたようだ。

そんな事実を知ることなくセトはリーゼに髪飾りを着けてあげる。

今日のリーゼはセレネの服を借りている。高級そうな青色のシルクの服。セレネの背が低いのでリーゼにはピッタリのサイズとなっていた。

リーゼは満面の笑みを浮かべ、くるくるとその場で踊って見せる。髪飾りを着けたよと周りに見せるようにその笑顔を振りまいていく。辺りを通り過ぎる人は、幸せそうに体を回転させるリーゼを見てみな微笑んでいる。


セトはリーゼの笑顔を見れてよかったと思っていた。自分たちが保護してからこんなに笑顔になったのは初めてだからだ。きっと、リーゼは明るい性格の子なのだろう。会ったばかりの時は、黒い巨人に脅えてろくに喋ることもできず、彼女のことを知ろうにもリーベは記憶を失っていた。この笑顔は一時的にでも巨人の恐怖から、失くした記憶の不安から解放されたのだと思えたのだから。

ご機嫌になったリーベはセトの手を引っ張りもっと市場を見ていこうとする。

セトも、もう少し見たいと思うが、アズラたちとの待ち合わせがある。

みんなと合流してから見ようとリーベを納得させつつアズラたちとの待ち合わせ場所に向かう。

今日の目的は、思いっきり遊ぶことだ。


市場から出て待ち合わせ場所に選んだ、大きな噴水のある広場に着く。アズラとセレネはもう到着していたようだ。セトに気付いたアズラが大きく手を振ってきた。


「セト遅い! 女の子を待たせてらダメなんだから」


「ごめん、ちょっと遅れちゃった。あ、それよりも、見てあげて」


「何?」


アズラのお説教を別の話題にさりげなく切り替える。

セトは、アズラとのやり取りには慣れている、小さい頃からずっと繰り返しているのだから。

お説教モードに入られるとどうしようもなくなるのだが。


「リーちゃん、髪飾り買ってもらったんだ。セトも気が利くじゃない」


「かわいいです」


リーゼは、セトに買ってもらった髪飾りをアズラとセレネに見てもらう。

前髪を左側だけかき上げ髪飾りで止めているので、リーゼの可愛らしいおでこが半分だけ見えていいチャームポイントになっている。


「ふふふ、いいでしょ」


「リーちゃんいいですね、ぼくも買ってほしかった」


「セレネごめん、その髪飾り50ゾルもして、手持ちがもうないんだ」


「「え!」」


「?」


二人がいきなり驚愕の声を上げたものだから、セトとリーゼはびっくりした。

何か変なことでも言っただろうかとセトは考えるが、さっぱり分からない。なんだろうか。

リーゼはキョトンとしている。

何かさっぱりだが、セトはすぐに頭を下げれる準備をする、アズラがお説教モードに入られた。

控えめの胸を両腕でグイッと上げているいつものモードだ。あれに逆らってはいけない。

セレネがリーベを連れてこの場を離れていく、セレネが協力しているということは、女の子しか気づかないミスでもしたのだろうかとセトが見当違いなことを考えていると。


「セト・・・、あの髪飾りが50ゾルですって?」


「う、うん」


「そう言われたのかしら」


「う、うん。一応60ゾルから50ゾルにまけてもらったんだけど・・・、ダメだったかな?」


「セト、あの髪飾りだと普通は20ゾルくらいで買えるの」


「え! そうなの!」


「ジグラットで通貨と物の価値について習ったってセレネからは聞いているけど」


「うっ」


「どうして普通の二倍の価格で買ってきたのかしら?」


「・・・・・・・・・えっと」


「寝てたんでしょ」


「すいませんでグフッ!」


セトが謝罪の言葉を最後までする前に、制裁が飛ぶ。

今日の予定を少し変更しなければ、バカがさらにカモられる可能性がある。市場で物の相場を勉強しながら買い物をした方がいいのかもしれない。リーベは退屈になってしまうだろうが仕方がない。

アズラは愚弟更生計画を実行することにした。

まずは、お金の重要性についてからだ。


市場に向かいながら、アズラはセトに帝国通貨をどう認識しているか確認する。


「セト、帝国通貨について説明できる?」


「えっと、簡単にいうと通貨といろんなものを交換できるんでしょ。売る人たちは自分たちが欲しい通貨数を買い手に伝えて、買い手がその通貨を渡して交換する。だと思うけど」


さあ問題が発生してしまった。売り買いは確かに通貨と物を交換しているが、それは、通貨が物の価値に匹敵すると保証されているから交換できるのだ。保証されていなければ、加工された鉄の粒などでそれ以上の鉄を使用している鎧や剣は交換出来ない。

物々交換ではないと認識しなければいけないのだ。

価値の保証された通貨で欲しいものを買い取り、保証として通貨を渡している。

まず、セトにはこの考えが抜けていた。物々交換と認識しているから通貨を相手が欲しい分だけ渡してしまう。価値ではなく量で判断してしまっている。鎧を買うときに同等の重さになる量の通貨を渡してしまいそうだ。村では自給自足が中心だったため、この考え方は仕方がないのかもしれないが、今直さなければ大変なことになる。


アズラは、簡単に日常生活に出てくるものの価値を帝国通貨に換算して教えていく。

そうすることで、帝国通貨は貴重で価値があるものだと認識を改めさせていく。


帝国通貨は、単位がゾルと上の単位のヤカルがある。

1ヤカルが1000ゾルだ。

1ゾルを表す銅貨、10ゾルを表す銅貨、そして100ゾルを表す銀貨があり、1ヤカルを表す金貨となっている


日常生活に出てくるものの価値を帝国通貨に換算すると、


食物5ゾル~20ゾル一個

服500ゾル~1ヤカル一枚

小道具10ゾル~100ゾル一個

宿200ゾル~800ゾル一泊

防具10ヤカル~100ヤカル一着

剣10ヤカル~100ヤカル一本


と一般的にはなっている。普通の臣民は中古などをよく使用するため服などの値段はこれの半値ほどだろう。セトが買った髪飾りは小道具に入るので、50ゾルだとそれなりの小道具を買ったことになる。畑道具のクワ辺りの値段だろうか。リーゼが喜んでいるからいいものの、もう少しいいヤツを買うべきだったかもしれない。


セトはアズラの話でなんとなくではあるが、通貨一枚で、いろんなものを買えることが分かってきた。

たった10枚でもヤカルなら防具や剣が買えるが、1ゾルの場合は10000枚も用意する必要がある。

この価値の差は重要だ。


「これからは気を付けるようにね」


「うん、分かりました」


「セト、分からなかったらどんどん聞いてください」


「ありがとう、頼りにするよ」


「ヤカルがあったら何でも買えるの?」


リーゼがアズラに質問をした。

退屈かもと思っていたが興味をそそられたらしい。リーゼは頭のいい子なのかもしれない。


「何でもってわけにはいかないけど、いろいろと買えるわよ。リーちゃん買いたいものがあるの?」


「思い出すお薬、売ってるかな?」


「・・・そうね、きっとどこかで売ってるかもしれない。でもね、そんなに急がなくてもいいのよ。ゆっくり思い出したらいいから」


「・・・うん」


リーベは自分のことをちゃんと考えていた。何も覚えていない、何も分からないのに、自分で解決しようと考えている。ただ、自分の望みを口にしただけなのかもしれない。だけど、ただ待っているのはリーゼは嫌だった。だから、自分で出来ることを考えていた。そんなリーゼをセトたちは素直に偉いと思う。

会ってまだ一日しか経っていないが、彼女は意思が強く、そしてどこでも明るい子なのだろう。

根拠はないがリーゼなら失った記憶もすぐに戻るのではと思えてくるようだった。


「さあ、もっと市場を見ていきましょう」


(これだけ言えばセトも何か買ってくれるかも)

「はい、ぼくも髪飾り欲しいですから」


「食べ物売ってるとことかどうかな?」


「甘いの食べたい!」


(セトに無視された)

「・・・ムゥ」


セレネの買ってほしいアピールはセトには届かなかった。素直に買ってくれると嬉しいと伝えた方が効果があっただろう。彼女は、恋をしてみたい年頃なのだ。かなり積極的な所があるのかもしれない。

セトの案を採用し食べ物があるところへ向かうことにした。

4人は、市場の奥を目指して歩いていく。

まず目に飛び込んできた鶏肉の串焼きに4人揃ってかぶりつく、一本3ゾル。

次に果物の砂糖漬けを口直しにいただく、5個入りで5ゾル。セトには甘すぎたようだ、さらに口直しで飲み物を購入、1個4ゾル。

みんなの分も併せて買って、16ゾル。

少し歩き疲れたので、どこかの店で休憩を取ることにする。

楽しい時間はまだまだ続くようだ。



----------



暗い部屋を、いくつもの淡く輝く光の球体が照らす。その部屋の中心で一人の男が客人を待ちわびていた。洗礼の儀で使用した祭壇の前に立っている。神官ハインリヒは落ち着きがない。普段は冷静な彼だが、今回は違う。ツァラトゥストラ教の聖地アヴェスタより、殲滅神官が到着する頃だからだ。

聖地からここラガシュまでは、馬で移動しても3ヵ月近くは掛かるはずだが彼らは一瞬で来ることが出来るという。

その方法とは、このジグラットにある洗礼の儀に用いる儀式場を到着点に定め、聖地の儀式場と繋ぎ遥か遠い地にも一瞬で来ることが出来る奇跡を用いるためだと、神官ハインリヒは聞いたことがある。

使用する所を見るのは今回が初めてだ。ツァラトゥストラ教の古の技がもたらす奇跡。

奇跡とは運命の中で偶然に発生する事象だが、ツァラトゥストラ教徒にとっては、人智を超えた力は奇跡と等しいものだった。


コンコンと扉をノックする音が部屋に響いた。


「ハインリヒ様、風の団団長バティル様がお見えになりました」


「通せ」


扉が開き、バティルが姿を現す。

バティルが今日来たのは、ジグラットより黒い巨人の討伐作戦を確認するためだ。

そして、巨人討伐を実行する殲滅神官をこの目で見るため。

バティルはどうしても、ジグラットの実力が信用できなかった。

彼の出身であるカラグヴァナ王国のジグラットは、かなり質の低い神官とツァラトゥストラ教の教え以外は聞く気のない狂信者とも呼べる者たちで溢れていたからだ。帝国のジグラットは、発祥の地なだけあってジグラットの神官たちも人格者が揃い教義も徹底されている。だが、それでも祖国で神の名を借りる屑たちと同じ教えを説く彼らが黒く淀んで見えてしまうのだ。


神官ハインリヒもそのことを考慮して、立ち会いを許可した。信頼関係の構築が作戦の成功に必須要素となるからだ。カラグヴァナ王国でのジグラットの狂信化は耳にしているが、あれと同じにされてはたまらない。そもそも教義を広めるために派遣されている者たちと、教義の根幹を守護している神官ハインリヒたちとでは質そのものが異なるのだ。


「殲滅神官とかいう偉いさんはまだみたいだな」


「慌てるなもうすぐお越しになられる」


二人が話していると、儀式場全体がまるで脈動してるような波動を放ち始めた。

神官ハインリヒはついに来られたと目を見開きその奇跡を焼き付けようとする。

バティルは少しの警戒を持って相手が来るのを待つ、自分は見極めに来たのだから。

殲滅神官が本当に黒い巨人を打倒出来るほどの力があるかどうかを。


祭壇に青白い光が浮かび、緩やかに光を灯らせる。それはすぐに強い光となり祭壇を血管のように流れていく。祭壇で新しい生命が受肉するように鼓動を鳴らす。

青白い光が強く明滅し大きく膨らんでいく。膨らんでいくと徐々に形が模られていき、手、足、頭と人間の形になっていく。そして、二人の人間に模られた青白い光は、より鮮明に二人の人間の形を表し、鼓動の高鳴りと共に弾けて消滅していった。消えていく光の中に、黒い神官服を着た者たちが佇みながらいきなりその場に出現する。これが、ジグラットの誇る奇跡、そして、彼らがジグラットの保有する最小武力にして、最大戦力。


殲滅神官 ウォフ・マナフと呼ばれる者たち。


二人ともフードを被り、仮面を着けているので顔は分からないが体格で男と分かる。

一人はバティルと同じぐらいの背格好、もう一人は2mはあるほどの大男だ。

理解できぬ英知とそれを行使する二人を神官ハインリヒは急いで出迎えた。


「ようこそお出でくださいました。このハインリヒ、お二人の到着に喜びが絶えません」


「よい、事は急を要する。黒い巨人とやらのことを聞かせてもらいたい」


「は、それでは、こちらへ」


二人は名も名乗らずに、バティルと同じぐらいの背格好の男が答える。

殲滅神官は必要最小限の情報しか話さない。名を名乗らないのも個の特定を防ぐためだ。

場所を移し、対巨人対策の会議を開始する。

神官ハインリヒがバティルに目配せを送り説明を促す。

バティルは、この二人の実力を知るためにも事細かに巨人の情報を伝えていく。

遺跡固有種のアハットやメアに似ていること。

黒い靄のような攻撃を行うこと。

空を飛べること。

異常い知能が高いこと。

樹海を一撃で荒野に変えれる力のこと。

伝えれることはすべて。

話を聞き終わった二人はしばし考え、一人が答えていくもう片方は黙ったままだ。


「状況は理解した。この巨人は我らが主の敵であることは間違いないだろう」


「敵とは、巨人がクリファであると?」


「いや、もっと古の時代から存在しているのだろう」


「なんだ? あの巨人は幽霊か何かか?」


「貴殿が予想した遺跡固有種の一種であるということだ。メアたちよりも古い種のようだが、我らで対処は可能だ。巨人の狙いは赤毛の少女だったな、恐らく我らが主の祝福が高い人物を狙っているのだろう。」


「祝福を多く受けた人物が狙われると?」


「恐らくだが間違いないだろう」


「じつは先日、洗礼の儀を受けた子で一人、主より多大な祝福を受けたと思われる者が・・・」


「何! セトか、いやセレネか!」


「セトが多大な祝福を」


「その者も、ジグラットで保護した方がいいだろう。巨人の狙いが変わらないとも限らぬからな」


「承知しました」


「今、赤毛の少女リーベといったか、その者はどこに?」


「セトたちと一緒に市場にいる。ここに閉じ込められる前の息抜きだ。構わないだろ」


「ああ問題ない。清き心は辛い現実を乗り越える力となる。リーベが戻り次第、討伐準備を開始、巨人が出現すれば作戦を決行する」


「了解だ。自警隊はその間に編成と各所の防衛に当たる」


黒い巨人討伐の話は進む。黒い巨人は、ツァラトゥストラ教の主アイン・ソフと敵対関係にあると語られている種族のようだ。

主アイン・ソフの敵対者は、クリファと呼ばれる存在と古の時代より存在する者たち。

その一つと激突する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ