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4話

「あっつ…」

次にタカトラの口から発せられた言葉でただ熱かった事に対するリアクションと理解して皆が胸を撫で下ろした。


タカトラの手元には湯気の上がるスプーンの添えられたオムライスがあった。


タカトラは皆にオムライスを選んだ事を見られているのが恥ずかしかった。

「なんだよ…オムライス食ったらわりーのか?」


皆、首を横に振ってから、タカトラの行動により機械に対する不安を払拭し、機械の前へと並び始めた。


その後、皆が思い思いにコインを使用して、好きな物を選び機械で作られた食事を口にする中、少し遅れてトウヤと教室に残ってメモを見ていた女が食堂へと入った。


トウヤは中を見渡し調理機に気がつくとすぐにその前に足を運び、スマートウォッチを操作した。


その時、視線を感じたトウヤが目線を上げると1人の女がコチラを見ていた。


女はかなり小柄でオーバーサイズのパーカーから白と黒のツートンカラーの頭を出しており、何より印象的だったのが※ギザギザとした金属製のティースジュエリーが歯に着いておりステーキをナイフで切らずに歯で噛みちぎっていた。


※ティースジュエリー…歯にジュエリーやパーツを歯科専門の接着剤で着けるアクセサリー


トウヤはすぐに視線をスマートウォッチのメニューに戻して考えた。


カレーライス3枚

オムライス 4枚

ラーメン 4枚

サバ定食 5枚

唐揚げ定食 5枚

トンカツ定食8枚

カキフライ定食9枚

ピザ    10枚

フカヒレスープ15枚

オマール海老のソテー20枚

ヒレステーキ20枚

カンパン 1枚

トースト 2枚

おにぎり 2枚



明日もまた同数のコインが入る保証は無い…

ここは日保ちして尚且つ、安価な物が望ましいだろう…


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