真夏の空の下
胸がじりじりする
あの人のことを想うと苦しくなる
あの人へのこの想い
この焦がれ
時が経つのさえも
遅く感じたり
早く感じたりする
じりじりした想い
真夏の日差しの下で
それこそ焦がれる思いで
私は立つ
ただあの人を待ち続けて
焦れる思いで
このままでは、あのひとへの想いも焦げてしまいそう
蝉の声を聞きながら
このままでは日に焼けてしまうのに
私は真夏の空の下立ち続ける
向日葵が隣でわたしを見下ろして言った
「もう来ないのかもよ」
「まだ……」
と私は呟く
真夏の空の下
私は立ち続けていた
あの人を想いながら
胸を焦がしながら……