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閑話休題
一方その頃。
「スウルにはこの腕輪が似合うと僕はおもうんだ。」
エルはハーツに向かって腕輪を見せ、そう豪語する。
それに対して、ハーツはネックレスを取り、
「何言ってんだ、こっちのネックレスだろ!」
スウル本人はとっくに向こうの部屋に行ってエドワーズと話をしているのに、ずっとうだうだと話をしていた。
エルが手にしている腕輪はエルの髪の色と同じ金色の腕輪にエルの瞳の碧の宝石が3つも付いた、シンプルだが華やかなデザインになっている。
一方、ハーツの持っているネックレスは本体が翠色で反射で色が違って見えるようになっている。それに、所々赤の小さな宝石が埋め込まれている。
「あら〜スウルさんは向こうに行かれたのに真剣ですわね〜。」
ママンのその一言でエルとハーツはバッ!とスウルの行った部屋を見て、ズンズンと進んで行こうとした。
するとその時スウルの腕が発光し始めたのだ。
「「「スウル(さん)!!」」」