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70 スライム転がし

 そしてスライム祭りの一日目が始まった。

 スライム相撲は二日目に行われるので、今日は特に用事はない。

 なのでアイリスは、目を覚ましても布団をかぶったまま、のんびりしていた。


「ぷにー!」


 しかしプニガミが布団の上でプニプニ跳びはね、アイリスを起こそうとする。


「……何よ、プニガミ。別に早起きする必要はないでしょ。むしろあなたは私と一緒に寝て、寝汗を吸収しなきゃ」


「ぷにに!」


「汗を吸収するだけなら寝てる必要はない? そこは、あれよ。ほら。えっと……普通の汗より寝汗のほうがパワーアップできるのよ、きっと」


「ぷにーん!」


 そんなことで誤魔化されないぞ、とプニガミは勢いよくプニプニした。


「アイリス。いい加減起きなさいよ。本番は明日だけど、せっかく来たんだからスライム祭りを見て回らないと損でしょ。知らない人に話しかけられたら私たちでフォローしてあげるから、ほら」


 マリオンは既にパジャマから普段着になっていて、プニガミと一緒に布団をパフパフ叩いてきた。

 これでは流石のアイリスも寝ていられない。


「うぅ……分かったわよ。起きる。起きるから……マリオン。着替えさせて」


「何を甘えてるんだか……」


 と言いつつ、マリオンはアイリスのパジャマを脱がせ、服を着せてくれた。


「ありがと、マリオン。じゃあ、行きましょうか」


「ぷにっぷにー」


 アイリスはいつものようにプニガミの上に座る。

 プニガミは元気よくドアに向かって歩き出した。

 そしてマリオンと一緒に一階のロビーまで降りていくと、他の皆が待っていた。


「アイリスお姉ちゃん、おそいよー」


「いや、アイリスにしては早いのじゃ。まだ八時を過ぎたばかりじゃからな」


「アイリス様をちゃんと起こすなんて、流石はプニガミ様とマリオンさんです!」


「私の娘ながら優秀ね~~」


 皆がプニガミとマリオンを賞賛する。

 たんに起こしただけで、なぜこんなに大騒ぎしているのか。

 アイリスは釈然としない思いだった。


        △


 ホテルの外に出ると、昨日よりも更にスライムの数が増えていた。

 道行く人の二人に一人はスライムを連れて歩いているのではと思えるほどスライムだらけだ。


「ぷにーっ」


 プニガミのテンションも高い。

 仲間たちに囲まれて嬉しいのだろう。


「人もスライムも大勢ですねぇ! お、見てください。あそこでスライムたちが何かやってますよ!」


 シェリルは人混みをかき分けて走って行く。

 まるっきる子供だ。

 そして本物の子供であるイクリプスがそのあとを追いかけていく。


「わーい、お祭りってたのしー」


 彼女らが向かった先では、スライムたちがタワーを作っていた。

 スライムの上にスライムが乗っかり、一直線に空めがけて伸びているのだ。


「さあ、スライムタワーが伸びて参りました! 現在、十六匹のタワーです! あと一匹で新記録! さあ、この上に乗りたいスライムはいますか!?」


 スライムタワーの横で、司会のお兄さんが周りに呼びかけていた。

 だが、名乗りをあげる者はいない。


「うーん……こうタワーが高くなると、俺のスラタロウだとジャンプしても届かないな……」

「僕のスラノブなら届くと思うけど、タワーのバランスを崩しちゃいそうだ……」


 せっかく高く伸びたタワーを、自分のスライムが崩してしまうかもしれない。

 そう思うと、なかなか踏み出せないのだろう。

 しかし、スライムタワーを作るスライムたちは、そろそろ限界だ。

 特に、一番下にいるスライムは、顔を真っ赤にしてプルプルしている。

 早く誰かが十七匹目にならないと、新記録を目前にして崩れてしまう。


「ぷにっ!」


「プニガミ、やるの? よし、行け!」


「ぷにー!」


 プニガミは空高くジャンプ。

 そしてスライムタワーの上に、ぷにんと着地する。


「おおっ! やりました! 十七匹のスライムタワー! 新記録達成です!」


 司会のお兄さんが叫ぶ。

 同時に、周りの人たちが歓声を上げる。


「凄いぞ、あのスライム! 何てスムーズな着地なんだ」

「着地の瞬間、体を変形させてショックを吸収したんだ……見事なプニプニだぜ!」

「誰のスライムなんだろう……きっと名のあるスライム使いに違いない」


 プニガミに注目が集まってしまった。

 アイリスは自分まで注目されないように、関係なさそうな顔をする。


「あのねー、プニガミはねー」


「こら、イクリプス。名乗り出なくていいの!」


「もがもが……」


 イクリプスが無邪気に前に出て行こうとしたので、アイリスは慌てて口を塞いで黙らせる。


「十八匹目になるスライムは……? いないようですね! では、スライムタワーに参加してくれた十七匹のスライムには、スライムクッキーをプレゼントです。皆さん、彼らに盛大な拍手を!」


 司会のお兄さんがそう言うと同時に、拍手が巻き起こる。

 スライムたちはタワーを崩し、ぷにぷにと地面に降りて、係のお姉さんからクッキーを受けとる。

 クッキーの表面にはスライムの絵が描いてあった。


「ぷにっぷにー」


 プニガミがアイリスのところに帰ってきた。

 その体の中で、もらったばかりのクッキーが溶けている最中だった。


「プニガミは凄いのじゃ。もはやスーパースライムなのじゃー」


「クッキーいいなー。私が十八匹目になればよかったー」


「イクリプスはスライムじゃないから駄目じゃろう?」


「うーん……ぷにぷにーって鳴いたら皆、だまされてくれるかもー」


「流石に無理があるのじゃー」


「そっかー。ざんねーん」


 ミュリエルとイクリプスが、プニガミを撫でながら語る。


「ちょっと二人とも。おしゃべりはあとにして、早く移動するわよ。プニガミのことで話しかけられちゃったらどうするのよ!」


 アイリスがそう言った瞬間。


「その青いスライム、君たちのかい?」


 案の定、男の人に話しかけられた。


「うひゃぁっ! あわわわっ!」


 驚いたアイリスは、一目散に逃げてしまった。


「あ、こら、アイリス!」


「ぷにー!」


 マリオンとプニガミが怒りながら追いかけてくる。

 しかしアイリスはパニックになっているので、呼び止められても止まれない。

 ふと気がついたら、町の外まで来てしまっていた。


「……ここは、どこかしら?」


「こっちが聞きたいわよ!」


「ぷにっ!」


「ごめん……でも、ほら。知らない人に急に話しかけられたら、だれだってビックリするでしょ……?」


「ビックリしたからって町の外まで走って行かないわよ!」


「そうかしら……そうかもしれないけど、人それぞれだし……」


「個性で許される範囲を超えてるでしょ! もう……勝手にどこかにいかないように私の手を握ってなさいよ。そうしたら話しかけられても、走ってどこかに行けないでしょ」


「あ、うん……じゃあ、そうする……」


 言われたとおり、アイリスはマリオンの手を握る。指を絡める。

 妙に熱かった。お互い、汗がにじんでいる。

 なぜだろう。


「ぷに! ぷに!」


 プニガミが元来た方角を見ながら、跳びはねている。

 アイリスとマリオンも振り返って、そちらに視線を向ける。


「アイリス様ぁ、ご無事ですかー?」


 シェリルの声だ。

 手をブンブン振りながら、こちらに走ってくる。

 その後ろに、イクリプスとミュリエルとジェシカもいた。


「はぁ……はぁ……急に走り出さないでくださいよ。特に、私のような普通の人間は追いつくのが大変です」


 シェリルは額の汗を拭いながら爽やかな笑顔で言う。


「ごめん……ところで、どうしてそんな爽やかな顔なの?」


「運動して気分爽快なんです!」


「あ、そうなんだ……」


 もの凄いプラス思考だ。シェリルは何があっても楽しんでしまう。

 ここまでくると極端だが、アイリスも少しは彼女を見習いたい――とは思っている。が、なかなか上手くいかない。


「ねーねー。あの丘でもスライムが何かやってるよー」


「あら。ゴロゴロ転がっているわね」


「これは見に行くしかないのじゃ!」


 確かに、町の外にそびえる丘の上に、人とスライムが集まり何かをやっている。

 見ると、一列にスライムが並んで、一斉にコロコロと転がり落ちているではないか。


「すいまーせん。これって何をしてるんですかー?」


 丘の上に行くと、シェリルが真っ先にその辺のオジサンに質問してくれた。

 こういうときは本当に心強い。


「おや、お嬢さん。スライム転がしを知らないのかい? スライム相撲の次くらいに人気のある競技さ。ルールは単純。合図でスライムたちが一斉に転がって、先にゴールに辿り着いたら勝ち。今日は十匹ずつ転がって、一番になったらスライムチョコがもらえるってレギュレーションだ。ゴールは、あの旗だよ」


 オジサンが言うように、丘の下には赤い旗がたっていた。

 大きな太鼓の音を合図に、スライムたちが一斉に旗をめがけて転がり落ちていく。


「チョコー!? チョコ食べたーい!」


 イクリプスがぴょんぴょん跳びはねる。


「ぷにー、ぷに!」


「プニガミ、これにも出場するんだ。大丈夫? 明日に疲れが残らない?」


「ぷにに!」


 へっちゃらさ、とプニガミは言う。


「出場したいなら、あの受付で整理券をもらうんだよ。順番が来たら呼ばれるから」


「なるほど。ありがとうございました、おじさま!」


 シェリルに「おじさま」と呼ばれたオジサンは照れくさそうに笑う。

 さて。

 スライム転がしとやらに出るには、受付の人から整理券をもらう必要があるらしい。

 だが無論のこと、受付の人はアイリスにとって知らない人だ。


「……マリオン。お願い」


「ええ? 整理券をもらうだけでしょ? そのくらい自分でやりなさいよ。練習だと思って。できるでしょ」


「や、やってやれないことはないけど……今日一日分の精神力を使い果たすから……」


「何でよ!? 変な言い訳してないで、ほらほら」


「わっ、押さないでよ!」


 アイリスは本気で懇願したのだが、マリオンの手によって受付まで押されてしまった。


「スライム転がしに出場を希望ですか?」


「は、は、はい! そ、そうです!」


「ぷにー!」


 アイリスの横でプニガミが元気に声を出す。


「では整理券です。番号が呼ばれたら、スタートラインに並んでください」


 差し出された整理券を、がちがちに緊張しながらも、何とか受け取った。


「ど、どうよ! ちゃんとできたわよ!」


「はいはい、偉い偉い」


 マリオンは投げやりな口調で褒めつつ、頭を撫でてくれた。

 そんなことをしているうちに「十四番のスライムさーん、集まってー」と呼ぶ声がした。

 見ると、スタートラインで十四と書かれた札を持った女の人が、スライムたちを呼んでいた。

 アイリスが持っている整理券は十五番なので、この次だ。


「スライムが沢山いてかわいいー」


 イクリプスが言うとおり、スタートラインには色とりどりのスライムが十匹、一列に並んでいる。

 大きさは微妙に違うが、平均するとプニガミくらいだ。


 ドーン、と太鼓が叩かれた。

 スライムたちが一斉に飛び出し、ゴロゴロと転がっていく。


 その中の一匹が体を変形させ、プニョンと斜面を蹴飛ばした。

 それにより自然に転がるだけのスライムたちより一歩先んじる。

 しかし、それに続いて別のスライムが、超高速回転を始めた。

 勢いで草が千切れて舞う。

 超高速回転したスライムは一気にトップに躍り出て、そのままゴール。


「ぷににー!」


 プニガミが興奮した声を出す。


「そうね。白熱した戦いだったわね。プニガミも頑張るのよ」


「ぷにぷーに!」


 一番になってみせるぞ、と自信たっぷりだ。

 そしてついに十五番が呼ばれた。


「それいけプニガミ!」


「ぷにーん!」


 プニガミはスタートラインに並んだ。

 虹色の魔力を使って加速すれば、絶対に勝てるだろう。

 と、アイリスは安心していたのだが。


「ぷ、ぷに!?」


 プニガミの隣に並んだのは、黒いスライムだった。

 そう。

 あのプニクイーンである。


「あの水色のスライム、あなたのかしら?」


 そしてアイリスの横に、金髪の少女が立っていた。

 プニクイーンのマスター。

 三年連続でスライム相撲で優勝したというチャンピオンのエミィがそこにいたのだ。


「そ、そうだけど……」


 アイリスはゴクリとツバを飲み込んでから、短くそう答える。

 エミィの放つ威圧感のおかげで、かえって緊張せずに喋ることができた。


「ふぅん……なかなかいいスライムを育てるのね。まあ、私のプニクイーンには勝てないけど」


「む。そんなの、やってみなきゃ分からないでしょ!」


「そう? じゃあ、どういう結果になるか、よく見ておきなさい」


 エミィがそう言うと同時に、太鼓が鳴った。

 プニガミとプニクイーンを含むスライムたちが、一斉に丘を転がり始める。


「プニガミ! 最初から飛ばして行きなさい! 虹色魔力で加速よ!」


 アイリスはあらん限りの大声で叫ぶ。

 周りに人が大勢いることも気にならなかった。

 それが聞こえたらしく、プニガミは虹色の魔力を背中から噴射し、猛烈な勢いで飛び出した。


「ぷにににっ!」


 それを見た観客たちは、驚きに満ちた声を上げる。

 明らかに他のスライムとは次元が違う速度なのだ。

 アイリスは我がことのように誇らしくなり、エミィに視線を向ける。

 だが、エミィの表情に、動揺はまるでなかった。

 その瞬間、アイリスの背筋に冷たい汗が流れる。


 何か分からないが、ヤバイ――。


「プニクイーン。やれ」


 エミィの小さな呟き。

 隣にいたアイリス以外の誰にも届くはずのない声。


 当然、転がっているスライムたちには聞こえない。

 けれど、プニクイーンは動いた。

 特別に優れた聴力を持っていた?

 いや、きっとそうではなく。

 そのタイミングで仕掛けるのがベストだと、エミィとプニクイーンが同時に判断したのだ。

 意思疎通が不可能な状況で、同時に同じ判断を下す――。

 彼女らがどれほど濃い時間を共に過ごしてきたのか、今ので分かってしまった。


「プニガミ! 気をつけて!」


 何に気をつけるべきなのか、アイリス自身も分からないまま、ただ叫ぶ。


 プニクイーンが回転を始める。

 その回転軸は地面に対して水平ではなく、垂直。

 つまり転がり落ちる速度を加速させたのではなく、その場でコマのように回ったのだ。


 何の意味が?


 アイリスの疑問に、一瞬で答えが返ってくる。


 それは竜巻。

 プニクイーンの回転が竜巻を発生させ、周囲のスライムを空高く巻き上げてしまったのだ。


「ぷにぃ!?」


 先頭を独走していたプニガミも、竜巻に吸い込まれてしまう。

 が、プニガミは虹色の魔力を噴射し、あらがった。

 結果、少しずつではあるが、ゴールへと進んでいく。


 しかし、竜巻の中から、プニクイーンが飛び出してきた。

 プニクイーンとて、自らが起こした竜巻の力には逆らえないはずなのに。

 ものともせずプニガミに追いついて、一気に抜きはなった。


「勝負あり、ね」


 エミィは勝ち誇る。

 そのくせ、ニコリともしてない。

 勝って当然と思っている顔だ。

 逆にいえば、勝つことに意味を見いだせなくなっている顔――。


 ああ、そうか。

 シンディーは、エミィにこんな顔をさせたくないのか。

 もっと喜んだり、悔しがったり、してほしいんだ。


 アイリスはそれを感じ取ったから、プニガミに大きな声援を送ろうとして。

 けれど、そのとき、すでに決着が付いていた。


 プニクイーンは、ゴールの旗を通り抜け。

 プニガミは、いまだスライム三匹分も後方にいる。


「うぉぉっ、やっぱりプニクイーンの勝利だ!」


 そして始まる、プニクイーンとチャンピオンを称えるコール。

 エミィはそれに興味を示さず、アイリスに一瞥もくれず、丘の下へと降りていく。


「うーん……プニガミ負けちゃったね……チョコもらえないんだー……」


 イクリプスは残念そうに指をくわえている。


「チョコなら私が持ってますよ。ほら」


「わーい。シェリルはいつもチョコもってるねー。もぐもぐ……おいしー」


 いつもなら、チョコを食べるイクリプスを見れば癒やされる。

 しかし今ばかりは、呑気な気持ちになれなかった。


「ぷにぃ……」


 プニガミが丘を登って、アイリスの元まで帰ってきた。

 こんなに落ち込んでいるプニガミを見るのは初めてかもしれない。


「プニガミ……残念だったわね……でも、大丈夫よ! 斜面を転がるのに負けたからって、スライムとして負けたわけじゃないわ! ほら、シンディーも言ってたでしょ。スライム相撲がスライムバトルの基本だって! だから明日のスライム相撲で優勝しましょう!」


「ぷに……ぷにっ!」


 アイリスの励ましを聞き、プニガミは元気よく跳ねた。

 もしかしたら空元気だったかもしれない。

 それでも、落ち込んでいるよりは、ずっといい。


「そうです! 第一、相手は卑怯じゃないですか。竜巻を起こすなんて。次はプニガミ様も竜巻を起こして相殺しましょう。さあ、チョコを食べて元気になってください」


「ぷにー」


 シェリルはプニガミの体内にチョコを押し込んだ。

 チョコはすぐに溶け、そしてプニガミはチョコレート色に染まる。


「うっ……何か凄い色ね……」


 マリオンが嫌そうな顔をする。


「あらぁ……チョコと同じ色なのに……どうしてかしら。うねうねしてると、ちょっと近寄りがたいわぁ……」


 ジェシカまで一歩身を引いた。


「ぷに! ぷにー!」


 プニガミは怒りだし、マリオンとジェシカに迫っていく。

 ドラゴンの親子は悲鳴を上げて逃げ出す。

 そうやって丘を下っていくスライムとドラゴンたちを、イクリプスとミュリエルが「わーい」と言って追いかけていった。


「いつもの呑気な空気になりましたね、アイリス様」


 と、シェリルが笑いながら言う。


「……シェリル。あなた、まさか狙ってプニガミにチョコを食べさせたの?」


「いえ。完全に偶然ですが」


「あ、そうなんだ」


「……は! 狙ってやったことにすればアイリス様に尊敬されていたところでした! 実は狙っていましたよ!」


「もう遅いわ」


「ひぇぇ……」

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