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犬と猫  作者: 紅い人
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犬本さんと狐面

定期的に投稿出来るといいな。


 今日の日付は4月6日。

 天気は雲一つない快晴。


 今日、私の高校の入学式。


 があるそうですが、私は二年生なので関係ないのです。

 

 私の名前は犬本知佳。


 普通の県立高校の2年生をやっている、女子高生。


 好きな食べ物は、イチゴ。


 嫌いな食べ物は、ピーマン。

 

 現在、高校へ登校中です。


 私の家から高校までだいたい15分くらいなので、徒歩で登校しています。


 私はこの道が好きです。



 綺麗な桜が咲く、小学校が近くにあるからで···「おいねーちゃん」はい···。


 「さっきからぼーっとしてるが、話聞いてんのかぁ?」

 現在、いかにも悪そうなお兄さん達に絡まれております。はい。

 いやぁ、寝坊してパンをくわえながら全力で走って青春してるな私って考えてたら、目の前のお兄さん達に気がつかず、ボーンとぶつかったら路地裏に招待されてしまいました。お恥ずかしい限りです。はい。

 

 「先ぶつかったところが腫れちまったんだよ。ちゃんと慰謝料払ってくれればなにもしねーけどよ」

 指をポキポキッと鳴らす。鳴らした瞬間「痛ぇ!!」とお兄さんが声を漏らすと周りが「兄貴ィ!?」とか「お兄ちゃん大丈夫!?」とか「お義兄さん!?」とかそれぞれ心配の声を出す。

 面子の中に妹とか、妹の婚約者とかいるみたいですね···。というか本当に痛そうです。ごめんなさいぃ···。



 ···ってそこ私とぶつかった所じゃないでしょう!?私がぶつかったのは腹ですよ!?何腕を怪我したみたいになってるんですか!!



 内心そう突っ込んでいしますが、相当ピンチです···。

 相手の数は5人。しかも大人。(大の大人が女子高生に何カツアゲしてるんですか!!!悪い見本見せてどうつるんですか!!!)

 さらに、私を囲うように立っているので、普通の女子高生じゃ逃げることも戦うこともできない。

 今すぐにでもお金をあげて逃げたいのですが、あいにくお金を1銭あたりも持っていません。


 こんな状況、昔もありましたね···。


 ふと、昔の事を思い出す。

 あの時はヒーローが助けてくれましたっけ。

 顔はよく思い出せませんが、強くてかっこよかったはず。


 ···今回も助けてもらえるでしょうか。

 

 いやいや、今回はヒーローに頼らずなんとかしなくては。

 そうすれば私も成長できるかもしれませんし。

 手にぶら下げていたバッグを胸に抱え込み、その場でしゃがみ、叫ぶ。



 「きゃーーー!!ちかんーーーーー!!!」




 完璧ですね。

 これで相手は焦って逃げ出しますよ!!

 男はこれに弱いんで「おい」はい···。

 「嘘いってんじゃねぇぞ。ぶっ飛ばされてぇのか?」

 あら?

 「女が女に触ることがセクハラにはいるのかなぁ?」

 あらら?

 「嫁がいる前で女の子に触るはずがあるわけないじゃありませんか?」

 意外と冷静なんですね···。


 「金を出さねぇなら、体で払ってもらうしかねぇな」

 ひぃ!

 「おい」

 一斉に声のした方をその場の全員が振り向く。

 しかし、その方向には誰もいない。

 あれ?猫が一匹通ったような···。


 「女の子をよってたかって大人が5人でカツアゲとか···大人としてどうなの?」

 今度は逆から声が聞こえる。全員がそちらを見るが···いない。

 あれ?やっぱり猫が···。


 「金が足りないなら働けよニート共」

 今度は上から聞こえる。···いた。

 刹那、兄貴と呼ばれていた奴に上からきた少年が蹴りを食らわす。かかと落としだ。

 蹴られた兄貴は勢いよく地面に倒れる。

 「「兄貴いいいいいいい!!」」「お兄ちゃあああああああん!!」「お義兄さあああああああん!!」

 倒れた兄貴に皆が近寄る。兄貴は泡を吹いて倒れていた。

 そして一斉に蹴りを食らわせた少年を睨む。そして口々に言った。

 「よくもお兄ちゃんを!」「覚えていてください!後で痛い目見せてあげますよ!!」「俺達はニートじゃねぇ!!兄貴だけだ!!」「そうだそうだ!!···えっ?」

 兄貴を四人が運んで逃げていく。最後の二人おかしくないですか!?というか、兄貴がニートって事を知らなかったのですね···。

 

 気を取り直して、助けてくれた少年の方を向く。

 私より身長が高く、だいたい170cmくらいだ。

 体は筋肉が付いてるが細く、指が骨ばっているのがわかる。モデルさんみたいにいい体型です。

 肝心の顔は狐のお面を着けており見えないが、なんとなく雰囲気で格好いいとわかる。

 服は制服を着ており、黒を基調にした格好で、胸の辺りから覗かせている白いYシャツと赤いネクタイが目立っている。

 私と似ている色の制服ですね。同じ高校なのでしょうか?

 「あの!助けていただきありが」

 「んじゃ、じゃあね」

 男の子らしい低い声と共に少年は振り替えり、私に手を振りながら路地へと戻る。黒いボサボサの髪をしていた。

 「···ってちょっと待ってください!!」

 行ってしまうところでした····。

 「ん?お礼はいいぞ」

 「いえ、キチンとお礼はさせてもらいます。じゃないと私、スタンドに罪悪感で押し潰されてしまいます」 

 「は?すたんど??」

 「いえ、そこは気にしないで下さい」

 男の子なのにジョジョネタを知らないのですか···。意外ですね。

 「とりあえず、お礼をさせてください!」

 「わかったよ」

 「いえ、何がなんでもお礼を····え?」

 「ん?」

 折れるの速くないですか?世界最高記録じゃないですか?

 「お前どうせ、俺にお礼しない限りずっと付きまとうだろ」

 「あ、はい。そのつもりでしたが····」

 「だったらさっさと認めるべきかなぁと」

 「そ、そうですか」

 なんということでしょう。私が考えていることを読んでいました。

 「という事で、これから友達になってくれないか?」

 「え?」

 「だからお礼。俺、友達少なくてさ」

 「そんなことでいいのですか?」

 「そんなこととは何だ。友達つくるのってかなり大変なんだぞ」

 お面をつけてもいても、プーッと頬っぺたが膨らむのがわかる。プッ、子供みたいで可愛いですね。

 はっ!つい微笑んでしまいました!!わっ、こちらを見て何か驚いてらっしゃる!何か言わなくては!

 「で、ではあなたの友達になります。これから宜しくお願いします」

 私は手を差し出す。すると彼も手を出し、

 「お、おう!宜しくな」

 何処か気まずいが握手をしてくれた。

 


 こうして、彼と私は出会ったのでした。

なんか絶対文がおかしい気がする。

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