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掌編小説集2 (51話~100話)

獣王龍撃拳

作者: 蹴沢缶九郎

師匠と弟子がいる。師匠が弟子に威厳ある口調で言った。


「よいか弟子よ、獣王龍撃拳は弱きを助け強きを挫く無敵の拳法。決して容易い道ではないぞ。全てを捨てる覚悟はあるか?」


「はい師匠。覚悟は出来ております。」


「うむ、ではまず獣王龍撃拳の基本の型、龍虎の構え。龍虎の構えは攻防一体の構えじゃ。」


師匠はそう言うと、龍虎の構えとやらを弟子に見せた。


「こうですか、師匠?」


弟子は師匠の構えを真似る。


「違う、こうじゃ。」


「こうですか?」


「違う、こう。」


そこで五時のチャイムが鳴り、続きはまた明日ねと小学生達は家路についた。

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