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人助けしたら転生したお(^o^)丿  作者: ブレイびゅ
第1章 始まり(・・;)
8/15

買い物

「外だぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

今日、俺はナシス先生と模擬戦で戦い勝利し、見事ナシス先生に認められたので初めて外に出ることを許された。


ここまでプレイスが俺をナシス先生との模擬戦で鍛え上げたのは面倒な権力争いが影響しているのだろう。


まぁそんな事はいい。

今はこの異世界の町並みを堪能しよう。

ちなみにこの町の名前はエナルストというらしい。

町は中世ヨーロッパのような雰囲気で石造りの家がずらーっと並んでいる。

ちなみにこの町は3つの区域に分けられていて住宅区域、商業区域、ギルド区域、という風に分けられている。

簡単に説明すると住宅区域は町の人が住む所で、商業区域は商人が物を売ったりする所、ギルド区域は冒険者、旅人が訪れる区域だ。

そして住宅区域は普通にこの町の人達が暮らす所だ。


「ヴィルス様は初めての外出のようなので僕が案内しましょうか?」


「お願いします。」

人が多いから1人で行くと虚しい孤独感が俺を襲うし、迷子になりそうだからな。


-

まず最初は商業区だ。

人が溢れ返っとる。

辺りを見渡すと色々な物を売っている。

薬草みたいな物、薬品、干し肉、生肉、生魚、酒、服、剣、盾、弓• • •etc etc


こういうのを見ると改めて異世界来たんだなってのが分かる。

とりあえず大通りを練り歩く。

するとナシス先生が立ち止まり俺に向かって聞いてくる。

「ちょっと寄りたいとこがあるので宜しいですか?」

「いいですよ。」

と俺が答えると大きな石造りの建物に入る。

「ここは?」

「ここは、ハトバト商会エナルスト支店です。」

支店ってことはセ●ンとかファミ●みたいなもんか• • •

「ここはいいですよ。値段とかしっかりしてますから、物価以上とられることはありません。品揃えも豊富ですしね。」


ここの商品は安全らしいから何か買ってみるか。

視界の端っこでナシス先生が深い溜め息をついていた。


一体どうしたんだ?


香辛料の棚から何本か瓶を取り出す。

ブラックペッパーのような物の香りを嗅いでみたら、ブラックペッパーと同じ香りだったので驚いた。

地球と同じところもあるんだな。

とりあえずこれを買おう。

ブラックペッパーを手にレジに持っていく。

カウンターに商品を置く。

「3銀貨だ。」

ちなみにこの国での金は銅貨、銀貨、金貨、白金貨となっている。

銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨10枚で白金貨1枚という感じだ。

「3銀貨ですか• • • • • •高いですね。」

銀貨を財布から取りだしながら呟く。

値段が高い和牛のような感じの肉でも銀貨2枚なのに銀貨3枚とは高すぎる。

と考えていると、レジのおっさんが答える。

「仕方ないさ。なんせ、貴重だからな。香辛料はここらへんでは育てるのが難しい。リスクが大きすぎるしな。だから普通の農家はあまり作らない、だから数が少なく値段が高くなる。」


そうなのか• • • •

「輸入出来ないですか?」

「子供のクセにそんな難しい言葉も知ってんのか• • •輸入に頼るという選択もあるが香辛料が育てやすい所は危険だからなぁ。行こうとしても行けないんだよ。」


子供のクセに、って• • • •

「そうなんですか。」

俺がレジのおっちゃんと話しているとナシス先生がレジに来た。

手にしているのはおぞましい液体の入った瓶だ。

「これを下さい。」

レジのおっちゃんが困った顔をしながら呟く。

「これは• • • •--(聞き取れなかった)じゃないか。銀貨5枚だ。」

ナシス先生は無表情で銀貨を出した。

「僕は関係ありません。」と顔で訴えている感じだ。


「お前• • • •それ• • • •その何に使うんだ。」

俺がそう聞くと

「プレイス様から頼まれました。」


「おっちゃんこれは-」

「聞くな。坊主には早い。」

一体何だろう。

私、気になります!!

「行きましょう。」

とナシス先生が俺の手を引く。

店を出る時ナシス先生にレジのおっちゃんが

「坊主、大変だな。」

と同情された。

本当に何だろう。



読んでいただきありがとうございます。



後2話でヒロインが現れます。


感想お待ちしております。

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