家庭教師だってよ!
俺が魔法で木を吹っ飛ばした次の日
俺はベッドから起き上がり、寝巻きから普段着に着替えた。
嗚呼、クッソ、だるい• • • • •
いつまでたっても俺は朝に弱いなぁ。
重い足を引きずって階段を降りリビングに行く。
ガチャ
リビングに入るとプレイスとマリシアが居た。
朝に強い人はいいねぇ• • • •
「おはようございます。母さん、父さん。」
「あぁ、おはよう。ヴィルス、遅いじゃないか」
「いつも通り起きるのが遅いわねぇ。」
「はは• • • 返す言葉もありませんよ」
俺は苦笑を漏らす。
椅子に座り、朝ご飯を食べようとすると、プレイスが、話しかけてきた。
「なぁヴィルス、話があるんだが。」
俺は、フォークを置き背筋を伸ばす。
「なんでしょうか?父さん。昨日の事ですか?やっぱり怒ってるんですか?昨日の事は反省してま-」
「いや違う。俺は昨晩、お前について母さんと話し合った。」
「どんな事をですか?」
「お前の魔法についてだ。お前は昨日水球を打ったよな。」
「はい。そうですが何か?」
「お前は初級魔法を撃ち木を吹っ飛ばした。初級魔法であの威力はすざまじい。そして母さんと話してお前は魔法の才能があり過ぎるので• • • • • • •-」
「え!?まさか俺を殺すんですか!?」
昔、魔女狩りがあったようにこの世界にも魔女狩りがあるのか?
「いや、父さん達がそんなことする訳ないだろ?」
なんだ• • • • • • •
妙に間を作るので勘違いしたじゃないか。
そんな勘違いするような風に言わないでくんせいよ へへっ
「家庭教師を付ける事にした。」
な、なんだってー!?
か、家庭教師が来るだと?
そ、それはめっさ可愛い家庭教師がきてあんな事やこんな事をするエロゲにありそうなシチュが展開されるかもしれないジャマイカ!!
ぐふふ
おら、ワクワクすっぞ
異世界ライフ満喫ってか?
楽しみだぜーWAHAHAHAHA☆
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