第四話 第十六部 ナイスプレー。しかし…。
野本「しゃああ!!」
橘田「ナイス!!」
坂本「間に合ったぜ!」
内野の連携プレーで私は助けられた。それはあまりにも見事で綺麗なプレーだった。私は大きく深呼吸した。そして…。
佐奈「しゃあ! ナイスプレー!」
私は疲れが吹き飛ぶように声をあげた。
堀近「よし、これで流れをひきよせたぞ。しっかりとここ抑えていこうぜ!!」
皆「しゃああ!!」
真菜「…向こうも相当気合入れているね。」
岸「大丈夫か?」
真菜「これぐらいいつも練習でやるわよ。」
雨宮「そうか…。なら頼むぜ。」
真菜「そうね。」
バシーーーン!!!
ストライクバッターアウト!
現実はそう甘くなかった。あっという間にツーアウト。そしてランナー無しで堀近さんがバッターボックスに入った。
グンッ! ブン! バシーーン!
バシーーン!
ストライクツー!!
あっという間に追い込まれてしまった。この回に感じられる真菜姉の気迫はとんでもないものを感じる。いままでに経験したことのない恐ろしいプレッシャー。
シュゴオオオオオ
堀近「(ここで打たなきゃ…!!)」
ブン! バシーーン!!!
真菜「しゃあああ!!」
ストライクバッターアウト!!
堀近「くそっ!」
もう…後がなくなった。