第四話 第七部 最高の立ち上がりと…
シュバァアアアアア ブン バシーン!!!
ストライクツウ!
シュウーーーー ドシューーン!
ストライクバッターアウト!
小菅「っち。」
よし、まず一人目を三振に切り取った。この調子で抑えていけばきっと大丈夫なはずだ。後ろにも仲間はいる。頑張って抑えよう!
バシーーーン!
ストライクバッターアウト!
バシーーーン!
ストライクバッターアウト!
佐奈「ふぅ。」
スタンド「おおおおおお!」
三者三振で切り抜けられた。よし、これなら姉とも戦える! この試合、絶対に勝ってみせる!
雨宮「おいおい、やばいんじゃないか椎葉。」
真菜「問題ないわよ。私が打たせないから。」
岸「お前が言うと自然とそうなるからな。」
真菜「しっかり受けなさいよ。」
岸「へいへい。」
スタンド内
下北「佐奈ちゃんすごいね。」
小田「本当にね。でも…相手って佐奈ちゃんのお姉ちゃんなんでしょ? それにすごい選手だって…。」
下北「佐奈がすごいんだもの。きっとお姉ちゃんもすごいはず…。」
バシィイイイイイイン!!
小田「………。」
下北「本当に勝てる…のかな。」
堀近「相変わらずえげつない球してやがるな。」
佐奈「堀近さんが三番に入るのは良い作戦だと思います。」
堀近「アイツの情報を少しでも入手したいからな。なんとかバットに当てるよう頑張ってくるよ。」
佐奈「あとは私が抑えますので。」
堀近「たのんだ。」