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ドクターK少女 光り輝く夢を追い掛け  作者: レザレナ
第二話 春の六大学リーグ、開催!
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第二話 第三部 サインミス

ウグイス嬢『一番、ライト、高坂。』

高坂「しゃあああ!」

 ほら、どうみたって気合が入っている。だれもチームの和を乱すような人なんていない。このまま六大学リーグを制して神宮大会に出るんだ! そのためには私もしっかり投げなきゃ。

 キィイイイン!

大木「よし! 続いた!」

スタンド「ナイバッチー!」バチバチバチバチ

 さまざまな声とメガホンの叩く声が聞こえてくる。さすが大学生、レベルが高い。野球のレベルも応援のレベルもしっかりしている。国立だからって舐めていると痛い目にあうわよ!

堀近「(ここは盗塁だ。)」

 堀近さんがサインを出す。それを確認したランナーがつばをさわる。さて、足の速い高坂なら問題なく盗塁できるはず。さて、決まるだろうか。セットポジションに入った投手が足を上げる。

 ダダダダッ

「走った!」

 相手の一塁選手が声をかける。それと同時にセカンドとショートがベースに移動していく。バッターは…ってあれ!? なんでバントの構えしてないの?

堀近「なっ!?」

 堀近さんも驚いている。サイン間違いなのだろうか。そ、そんなことよりキャッチャーが高めに指示していたためにこのままでは普通に投げられてしまう。せめてわざと振るとかやって!

 カァアアン!

堀近「はっ!?」

坂本「よっしゃあ!」

 こんなサインは出していない。なんで打ったのだろうか。運がよいことに打球は高いファーストゴロになった。セカンドにはもちろんながら間に合わず。ゆっくりとファーストベースに向かって踏んだ。これでワンアウト二塁になった。

堀近「サインみてないのか?」

 堀近さんは驚いている。

橘田「ナイバッチン!」

 しかし周りは堀近さんの声を全く気にしていない。私はハッと気づいた。これって…姉が言っていたあのことなのだろうか…。『もうすこし回りを見る必要があるみたいね。』私は胸が苦しくなって、息が荒々しくなった。


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