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第二十六話:灰の都の収穫祭(フェスティバル)

 王都での権力闘争という「静かな戦い」を終え、アルスは愛馬を駆って懐かしきアッシュランドへと帰還しました。

 境界の霧を抜けた先に広がっていたのは、もはやかつての寂れた村ではありません。各地から噂を聞きつけ、死地を追われた難民や、腕一本で生きていこうとする職人たちが集まり、整然とした石造りの街並みが形成されていました。

「お帰りなさいませ、閣下。……予定通り、サンライト王国への『第一陣』は出港いたしました」

 影から現れたサバスが、完璧な礼とともに報告します。

 彼はアルスが王都にいる間、単なる留守居役には留まりませんでした。隣国サンライト王国への物資支援に際し、貴族派の妨害を逆手に取り、彼らが放った海賊を「古代の回遊魚制御魔法」で逆に捕獲。その略奪品をそのまま支援物資に上乗せするという、徹底した「暗躍」を完遂していたのです。

「流石だね、サバス。……サンライト王国のセリア殿下には、麦だけでなく『多毛作の術式』と『土壌中和の分子配合表』を届けた。これで来春には、あちらの飢饉も収まるはずだ」

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