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あーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 10話 大きくなりたい

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。






池図女学院部室棟、あーかい部部室。




「くぬぬ……!」




きはだはパイプ椅子に腰を下ろし、両手の指を絡め天高く掲げ……伸びをしていた。




「何してんの?」


「やああさぎちゃん……くぬぬ!」


「止めはしないんだ。」


「きはだちゃんは貧するものだからねぇ。」


「心が?」


「あさぎちゃんにだけは言われたくないなぁ。」


「…………。くぬぬ、




あさぎはきはだの隣のパイプ椅子に腰を下ろすと、なんとなくきはだを真似て伸びをした。




「やめるんだあさぎちゃん!?」




きはだは慌てて立ち上がるとあさぎの手首を掴んで(もも)の上にペタンとおろし、




「ぎゅ。」




あさぎの肩に自身の手を置き体重をかけた。




「最後の『ぎゅ』は何っ!?」


「圧縮しておいた。」


「圧縮……?」


「あさぎちゃんおっきくて虫唾がフルマラソンだから。」




きはだはまた腰を下ろした。




「え、なに身長?」


「ふーんだ。」


「そっかあ〜、そっかそっかぁ♪ちっちゃいきはだちゃんは私が羨ましくなっちゃったんだねぇ♪♪」




あさぎがきはだの頭をポンポンして、




「……ぎゅ。」




きはだを上から圧縮した。




「やめろぉぉぉおお!?」


「これで差はキープできたかな?」


「……。」




きはだは不機嫌そうにあさぎを睨むと、




「あさぎちゃん、すたんだっぷ。」


「え?」




あさぎを立たせ




「こんのぉ……!」




自身は座ったままあさぎの腰を両腕でホールドすると




「爺さんやこんなところに大きな桃が!!!」


「うるさいわっ!?///」




「……なにしてるんだ2人して。」




部室のドアが開きひいろが入室した。




「「聞いてよひいろ(ちゃん)!!あさぎちゃん(きはだ)がわたしのこと(お尻)をちっちゃい(おっきい)って言うんだよぉ!?」」




「……勝手にやってくれ。」


「なにさなにさ他人事みたいにぃ!?」


「他人事だろ。」


「いいよねひいろは、色々とバランス良くて。」


「そ、そうか……?///」


「「……。」」




照れるひいろを見て、あさぎときはだはお互いの顔を見合わせ頷くと、




「「ぎゅ。」」


「重っ!?」




ひいろを圧縮した。




「……とりあえず座れ。」




3人はテーブルを囲んで着席した。




「ったく。身体のサイズなんて人それぞれなんだから、歪みあったって仕方がないだろう。」


「あさぎちゃんあさぎちゃん。あの子、彼女持ちだからって余裕ぶっこいていますわよ?」


「あらやだ穢らわしい。きっとお身体も彼女好みにフルカスタマイズされてるに違いありませんわ。」


「きっと毎日、一緒にお昼食べた後にピットインしてるザマス。」


「そして夜にはお布団というサーキットのオオカミさんに……!?」


「あらやだそんな、マッハでゴーゴーゴーなんて


「やめろぉぉぉおお!?///」




「「どしたん?」」




「なんだよ、人のことマシン呼ばわりしたかと思えば……!///」


「ひいろはツーリングの方が良かった?」


「そう言う意味じゃないっ!?///」


「組体操よりは遠回しだったと思うんだけどねぇ……。」




「話は聞かせてもらったわ!!」




部室のドアが勢いよく開け放たれた。




「身長、バスト、スタイルに骨格……思春期の悩みは千差万別……。解決しましょう白久澄河(しろひさすみか)。ここに見参……ッ!!




「「「帰るか。」」」


「かえらないでぇぇぇ……!?」




白ちゃんはいそいそと帰り支度を始める3人に(すが)りついた。




「え〜、だって長くなりますよね?」


「うん。」


「講義やだ。」


「聞いて?」


「ひけらかさないか?」


「ひけらかす。」


「「「……。」」」




3人はお互いの顔を見合わせた。




「「「帰るか。」」」


「待ってぇぇぇ……!?」




「「「…………はぁ。」」」




なんだかんだ席に戻り白ちゃんの講義改め知識マウントを聞いてあげる3人であった。








あーかい部!(4)




あさぎ:投稿完了


白ちゃん:お疲れ様♪


きはだ:いいよねぇ〜みんなおっきくて


ひいろ:小さい犬ほど……ってやつか?


きはだ:うるせえ噛むぞ


あさぎ:それは窮鼠(きゅうそ)


白ちゃん:ひいろちゃんネコだしね〜


ひいろ:なにを!?


あさぎ:ネコじゃないの?


きはだ:ひいろちゃんは受けでしょ〜


ひいろ:ワタシは断じて受けなどではない!


ひいろ:ひいろさんは総受けです

ひいろ:猫カフェの1人娘よりもよっぽどネコです

ひいろ:にゃんこです


白ちゃん:ん?

あさぎ:お?

きはだ:これは


ひいろ:[送信を取り消しました]

ひいろ:[送信を取り消しました]

ひいろ:[送信を取り消しました]


きはだ:あらぶってるねぇ


ひいろ:すまない

ひいろ: [送信を取り消しました]

あさぎ:なかよくケンカしな


白ちゃん:それもネコね


ひいろ:嘘は良くないので訂正しました

ひいろ:『赤井ひいろはネコではない』という不適切発言があったことを訂正させていただくとともに、謹んでお詫び申し上げます


あさぎ:ひゅ〜彼女さんやるぅ


きはだ:争え……争え……!


白ちゃん:仲がいいに越したことはないけど


ひいろ:にゃんこなひいろさんを見せてあげられないのが残念です


きはだ:いらぬ

ひいろ:たとえきはださんといえど処しますよ?


あさぎ:完全に主導権取られたね

白ちゃん:怖っ!?


きはだ:死にたくないので見せてください


ひいろ:は?見せるわけないでしょう弁えてください


きはだ:oh…


あさぎ:う〜ん理不尽


白ちゃん:学校生活に支障のない程度にね?


ひいろ:は〜い♪


ひいろ:それはそうと、皆さんからひいろさんをとってしまってすみません

ひいろ:部活に迷惑はかかっていませんか?


白ちゃん:いや別に

きはだ:別に

あさぎ:別に


ひいろ:なら良かったです♪


あさぎ:本物のひいろは元気してる?


ひいろ:私の下で仲良く画面を見ていますよ♪


きはだ:おーけーみどりちゃん、あとは2人の時間を愉しんでくれたまえ


ひいろ:はーい♪




あさぎ:……寝ますか


白ちゃん:そうね

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