走ってる子
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:走ってる子
私はナイトウォーキングに出かける。
その時、必ず自分の卒業校、
小学校横の道を通るのだ。
その道からは小学校のグラウンドがよく見える。
夜でも街灯や遠くの街明かりなんかが反射して、
誰か居ればそれが分かるほど。
確かに夜で、少し遠目に見ているから
人影が見える程度。
でもその夜。
また走ってる子を私は見かけた。
「あ、ま〜たやってるなぁ♪陸上部の子かなんかかな?」
最近になり、そのグラウンドで
毎晩毎晩、一生懸命走り込みの練習をしてる子が居た。
多分陸上部の子かなぁなんて思って見てたけど、
体の大きさから見て多分中学生ぐらい。
あんなに毎日練習に励むなんて、
最近の子も真面目だなぁ、なんて思いながら
私はてくてくそのウォーキングコースを歩いて行く。
でもある日の晩のこと。
信じられない恐怖と言うか、不思議な体験をしたのだ。
その日もナイトウォーキングをして、
グラウンドであの子の走り込みを見ながら帰ってきた時。
もう寝ようかなぁと思ってベッドに入ると、
何かベランダに人の気配がする。
なんとなく騒がしい感じがし、
「なんだろ」と思いながらそのベランダのほうに寄ってみた。
そしてカーテンを開けるとギョッとした!
「キャッ…!!」
ダダダダ!ダダダダ!と人影が往復しながら走ってる。
こんなに近くで見てるのに人影のまま。
目鼻立ちや服装なんかも全くわからず、
ただその人影が右へ左へ、ずっと走り続けて居るのだ。
「あわわわわ…!」
私はカーテンを閉めるのも忘れて後ろにたじろいだ。
そして尻餅をついたのと同時に
その人影はベランダを乗り越え、
その勢いのままフッと消えた。
「な、な、何なのよ…今の…」
それから後日。
私はあのグラウンドで
あの人影を見る事はもう無くなった。
多分ベランダに現れたのは、あのグラウンドの人影だ。
でもそれなら、なぜ私の部屋に…?
この疑問だけが残ったが、
もしかすると誰かに自分の走る姿を見せたかった?
単純に私についてきただけ?
そんな思いとともに、
あの子が何かを訴えたかった…と言う確信だけが
私の心になぜか残り続ける。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=WAhSeR6MbQM
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬