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想世界の彼方へ

作者: 夢野うつつ

心のままに生きればいいと 大空高く手を伸ばしても

届かなかった 見てみたかったあの雲の上

それでも半歩は踏み込めたかな もう少し頑張れば


もっと もっと 飛びたいよ

あの高見まで濡れた羽で危なっかしくとも

もっと もっと 飛びたかった

金縛りの体なんてかなぐり捨てて

息絶えても死なない心は誰にも認められず 

泡になって消えて 世界を色づけることはできなくとも

それでも飛んでみたいと思ってしまう 想世界の彼方へ


純粋な白 何色も生まれない 何も反響しない白い世界

まったき無にあやされた心地よい静寂

でも見つけてしまう 中途半端に開く扉を

眩しいほどに鮮やかすぎる明日への光

細く細く差し込んで押し寄せてきたんだ

手を伸ばしてしまった 

ここにも幸せはあったのに

暖かい帰る場所ちゃんとあったのに 


心のままに生きればいいと 大空高く手を伸ばしても

明日は今日の陸続きでしかないこと知りながら

奥の何かが身もだえして叫ぶから


羽がなくても 泣いても 飛びたいよ

平穏を壊しても 温かいご飯が食べられなくても

高く高く 飛びたいよ 今 想世界の彼方へ





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