3話・いちごタルト 上
こんばんは、9時になりました。蟻タイムです。
僕は早速パーティーのいる場所へと向かいます。
着きました
「お前、太陽が出てる時だけ見かけないけど、どうしたんだ?」(レン)
あ、バレてましたか。
「僕は太陽が苦手なので、隠れてるんですよ。そんなことより、初めてのパーティー活動しましょうよ!」
そうです!早く僕は食べ物を運びたいんです!
「お、おう。今日はあそこの家で行われるばーすでーパーティーに忍び込んで、食べ物を盗っていきたいと思う!」(レン)
ほう、難しそうですね。
「ちなみにその情報はどこで拾ったんですか?」
不思議ですよね、蟻が情報持ってるなんて。
「……僕が忍び込んで情報を持ってきました…」(ナム)
へー。ナムくんが。
「さすがナムたん!」(ミイ)
たん…3秒ほどの拍手が起こりました
「で、狙う食べ物なんだが、ナムによると周りが茶色くて固く、中がベトベトしている液体で色は赤いとのことだ。ナムの経験上、その中の液体が、いちごという果物だと分かった」(レン)
それっていちごタルトじゃないですか?
「それ、いちごタルトというスイーツだと思います。ひとつ聞きますがナムくん、その食べ物は円柱でしたか?」
喋りかけるとナムくんビクッと体震わせるんだよなぁ
「っ……はい…」
いちごタルト確定ですね
「やはりそれはいちごタルトです!重心は真ん中です。ガクさん、よろしくお願いします。」
「任せろ!」(ガク)
絶対この人天龍さんだよなぁ…
「策を考える時間をください。十分後に集合です。」