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夜行性の蟻高校生  作者: king of きのこ
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1話・蟻になってしまいました。下

暗闇に迷い込んでから30分ぐらい経ちました(たぶん)。30分間僕は考えましたよ、頭がオーバーヒートしてます。


30分間考えて出た答えは、「蟻」


です。


理由を言います。それは全ての手足の感覚が常に冷たい地面に付いており、なんか動かせる足(?)が2本増えて6本になってるし、月が何百万倍にも大きく見えます。


あっ、ちなみに日本にいる蟻は大体10mgなので60kgの人間と比較すると600万倍となります。


信じられないですよね。蟻ですよ。アリ。こんなのアリ?!






なんつって


っておい。笑い事じゃありません。この世界で1番貧弱で無力な生物ですよ?今日みたいに小学生にいとも簡単に踏み殺されるような生物ですよ?一生蟻だったらどうしましょう。


もしかしたら、蟻が大好きなら嬉しいんじゃないか。とか思ってる方がいると思いますが!ただそれは客観的に見て蟻が素晴らしいだけで、蟻になりたいなんて思ったこともありません!


まぁ、生きましょう。


きっと僕は働き蟻です。というわけでとにかく働きます。その前に僕の(蟻としての)お家を見つけなくちゃ。


まぁ、蟻ってもともと目が悪いから、お尻からでる液の匂いをたどって帰るんですよね。


なんとなく鼻にクる匂いがするので、たどってみます。


案の定、匂いの先には巣がありました。


これは見覚えがあります。今日の蟻事件の巣ですね、人間が穴周りを綺麗にした形跡があります。


ここが僕の(蟻としての)お家だそうです。新居です。嬉しくないです…………………


うっ…視界が……




…………………………………………


……………?


あれ…朝…?はっ!もう6時!


「こーうーせーいー!あーさー!おきなさーーーい!!」


「は、はーーい!」


なんで?なんで僕は宿題を終わらせずに机の上で寝てしまったのでしょう?そういえば僕は蟻だったんだ。人間に戻ったんだ!やった!!人間に戻っ


「こうせい!!!!」


「あっ、すみませんっ」


---


学校につきました。十分遅れで着いた上、宿題も終わらせずに登校した為、先生に叱られましたが、見逃してくれました!






僕の蟻生活。一日目でした!

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