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Liar Game  作者: さくらみつつき
2/2

「ルール説明」

また性懲りもなく上げてしまいましたw

よかったら見てください!

今回はかなり短いと思います。

第2幕 「ルール説明」


全員が建物の中へ入っていく。ゲームのルールも、内容さえも知らずに...。

 建物の中は意外にも広く、3階まであるようだ。個室もしっかりある。

 最後の1人が建物へ入ったとき扉が勢いよく閉まる。私たちが驚く暇もなく、部屋が暗くなり壁に文章が映し出される。

『皆様、今日はこのゲームに参加していただき誠にありがとうございます。』

皆、静まりかえってその文字の羅列を凝視する。

『今からこのゲーム、「Liar Game」についてルール説明を行いたいと思います。』

「Liar Game」それがこのゲームのタイトルか...。

『このゲームはタイトルどおり「嘘つき」を見つけるゲームです。

1日ごとに、嘘つきがどんな嘘をつくかをこの壁に表示します。皆さんは、

その壁に表示された嘘をついている嘘つきを見つけてください。』

 「っあはははは!」と急に笑いだしたのは、元アイドルの阿部愛梨だった。すると壁に、

『今の説明に何か質問があるのですか? 阿部愛梨さん?』

一同は驚愕する。まるでこちらの様子を見ているかのようだった。

「だって「嘘つき」なんか見つけてなにになるのよ。だいたい皆が皆、嘘をつくとは限らないじゃない。

 それで見つけた人は? 嘘をついた人は? どうなのよ。」少し動揺したようだが、すぐに映し出された質問に応える。

『それを今から説明しようとしておりました。糞ババア。』

それを見て愛梨以外の全員が吹き出す。先ほどと比べて随分口が悪くなったようだ。

 愛梨が全員を睨みつけると、「フンッ」と言ってどこかへ行ってしまった。

『行ってしまいましたね。まぁ、いいでしょう。説明を続けます。

見つけた人は、その場で嘘をついた人を指差し、「嘘つき見つけた」

と発言してください。嘘を見つけられた人は、そこでゲームオーバーです。

 嘘を見つけた人には、一千万円をプレゼントします。最後の1人になるまでこのゲームは続きます。最後の1人になったとき、必然的にその人の賞金は一億円になっているはずです。 なお、殺人等はかまいません。』

「ど、どうしてなんですか!?」と花村千尋は困惑した様子で尋ねる。

『嘘をつくため、嘘つきを見つけるため、自分の目的を果たすため。理由は人それぞれ

だと思います。 以上で説明を終わります。』部屋が明るくなった。

 皆、呆気に取られてその場を動けずにいる。

私たちは、お遊びで来ていた。でも、そんな「お遊び」で済むレベルではなかったのだ。これは、「Liar Game」などと称した、殺人ゲームだ。

 怒り、悲しみ、困惑...。 それぞれの感情を噛み締めながら皆立ち尽くしているのだ。そんな私たちの思いなど無視するかのように、再び壁に文章が映し出される。


『今回の嘘つき→ 「ここに来た、理由」』

次回「復讐鬼」

ここからが「Liar Game」の本当の始まり。

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