16話 ダンジョン
「ふっふっふっ」
俺は電磁砲の改良型を「収納」しながら笑う。理由は単純。
「ついに試せるぞ。この武器が」
電磁砲はあまりにも威力が強すぎて全力で撃っていない。そして今日行くのは初めてのダンジョンだ。
ダンジョンは小さな自然発生したダンジョン(こっちは「野良ダンジョン」と僕は呼ぶことにする)と、歴史が古くものすごく成長しているダンジョン(こっちは「大規模ダンジョン」と呼ぶことにする)と、二種類ある。
そして地方都市と王都のすべての場所に「大規模ダンジョン」が存在している。正確に言うとあった場所に都市ができたのだ。
ダンジョンでは、自然発生する魔物を倒すとドロップアイテムとなって消滅する。そして倒された魔物の魔力を吸収してダンジョンは成長する。
ダンジョンは成長すると階層が増えるだけでそこまで実は変わらない。さらに「大規模ダンジョン」になると維持するための魔力が大きすぎて成長スピードは200年にやっと1階層伸びるか伸びないかだ。ダンジョンにも実は意思?があるので成長はしないで維持に徹しているらしいがな。
「ボス部屋なら巻き込む心配はないからな」
この電磁砲の欠点は射程と衝撃波で味方にあたる可能性が高いからだ。
「そのかわり威力は化け物レベルだ。多分Bランクでも致命傷になる」
AランクとBランクには隔絶した実力の差がある。
Aランクの速度特化の魔物には音速で飛んでくるのもいる。
僕は最高速度はマッハ0.5くらいだけど肉体が耐えられず1㎞ほどしか走れないので防御力を強化中。。大体音速に耐えるには速度の1/2分上げなければならない。
「あと5レべ上げないといけないの面倒過ぎる」
ダンジョンに入るにはDランク以上でなければいけない。
「冒険者証明書を出してください」
「わかりました」
何もイベントはなく入れた、やったぜ!
「うん?」
希少種、亜種、変異種の目撃情報か。まあ戦った俺も思ったけどめっちゃ強いからな。どうせ会わな…うん?どこか既視感があるが……うんっ何もないことを祈ろう。
「……が…わし……な…て…」
「こ…………ゆ…し………………ん……た…と…聞……ぞ」
「そ………と…ん………だ…ろ…。………ば……の……………う」
なんか噂話が聞こえていたが、電磁砲が撃てると喜んでいた僕には、聞こえていなかったのだ。
「ここがダンジョンかぁ」
ダンジョンは簡単に言えば異空間で広さは月の1/2くらいの広さの星だ。重力が変わらないのは謎だが。ちなみに上空は一定以上に行くと天井が見える。
「ボス部屋に直行だ!」
回復ポーションならいっぱいあるからね。痛いのは我慢。通り道にいるのは「水魔法」で倒す。
「あれは、モンスタートレインか助けに行くか素材も欲しいし」
モンスタートレインの魔物はDランクが大半、Bランク以上はいないし、Cランクは1割程度ならいけるだろう。
「大丈夫ですか?」
「これが、大丈夫に、見えるか」
「それなら後ろにいるの倒しちゃっていいですか?」
「別に、いいけど、やめた、ほうが、いいぞ」
「イエスということでいいですよね」
大丈夫そうだから倒しておくか。
「ストーンウォール」で道をふさぐが、1秒で壊れる。
『ガッシャーン』
けれどその間に一回止まって「マジックミサイル」、「ウォーターカット」で倒す。MPはカツカツになるが、魔力回復ポーションがあるので思いっきり攻撃する。
『レベルが上がりました』
『SPが15追加されました』
「全部防御に振って」
なんと6LVも上がったのだ、モンスタートレインやった方が経験値稼ぎの効率よくね?
「あの人は…いない」
モンスタートレイン引き連れてた人達はいなくなっていた。
「本気の速度をもっと経験したかったんだよね」
僕の速度はマッハ0.5大体レシプロ機くらいの速度だ。
「ひょっ!?」
「超加速」で加速したら数百mほど離れた位置にある木が目の前に来て情けない声を上げた。一応「空歩」で方向転換して回避はできた。
「…空飛んだ方がよさそうだな」
「ホッ……ホッ……ホッ……ホッ……」
「空歩」で空気を蹴って移動している。階層の入り口の反対側に下に降りる階段があるので向かっている。今は5階にいる。
「あ、ボス部屋だ。やっとかよ」
移動していたが、2階層では平原や森といってもまれに下から魔法で攻撃してくる魔物がいて倒すのに苦労したり、オークの群れがそのあと襲ってきたりと散々だった。
3階層は次の階層への入り口がアイアンアントの巣の中にあるし。
4階層はリトルウインドドラゴンの群れに追われたりした。
「ここのボスモンスターは、フォレストドラゴンか」
『ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』
ボス部屋に入った俺の目の前には森にすむドラゴンのフォレストドラゴンが待ち構えていた。
長く書けたらいいな。
ダンジョンの意思?は意志というよりか人工知能またはプログラムといったものに近いです。




