世界は何度も繰り返す
これは・・・。
人類は何度も滅んできた。
そんな噂が流れて久しい。
神話や伝説、説明のつかない古代のオーパーツや、何のためにつくられたか用途の分からない巨大遺跡など根拠には乏しいが、そう感じさせるものがある。
そして、昨今の異常気象による自然災害、戦争、新たなウイルスによる人類の未曽有の危機など、今の世界が滅びへと近づいている・・・そういったものを連想させるには十分である。
今を謳歌できればいい。
私の生きているこの数十年はきっと大丈夫なはず。
・・・・・・。
・・・・・・。
では、次の世代は?
子どもたちは?
禅問答のような話に答えなど見つかるはずもない。
解決する間違いない一手があれば、必ず人類は努力するだろう。
だけど、そもそも、ただ単に今がそうなだけでは?
たまたまなんじゃ?
かもしれない。
答えは藪の中、あるとしたら、それぞれが持っているのだろう。
もし、滅びの時が生きている内に訪れるならば・・・。
どうせ、みんないなくなるのなら見てみたい気もする。
そして、その上に人類の歴史がまた刻まれるのなら、それはまたそれでおもしろいのかもしれない。
世界は何度も繰り返す・・・のか。
ふふふ、所詮せんなきことか。
世界の終末、最後の日に浪漫を思うとは・・・私はどうかしている。
噂っていうか。