殿下はつかれているようです。
初投稿です。
勢いで書きました。
後悔はしてません!(今は)
ゆるゆる設定・ほぼ会話のみで進行しております。
(似たようなお話がありましたらごめんなさい)
学園の終了式後の終了パーティー。
突如として、声が響き渡る。
「お前たちに言いたいことがある!」
和やかに集う学園生たちをかき分け、一人の男がクラスメイトたちの前に足音高くやってきた。
「お前たちは何故、彼女に嫌がらせをするのだ!!」
ざわっ、と会場がざわめく。
男の声に、一人の令嬢が前に出た。
「殿下…彼女とはどなたの事ですか?それに、嫌がらせとは一体…?」
「とぼけるな!ラスティ孃の事に決まっているだろう!お前たちは挨拶をする彼女を無視し、連絡事項も伝えず授業を受けさせないというではないか!またマナーの授業のお茶会でも席がなく、彼女はただずっと立たされていたと聞いている!」
「ラスティ様…ですか?殿下…そのような事はございません。惑わされないでくださいませ」
顔を青くして、令嬢は男を見つめた。
「何を言うか!そのような誤魔化しが効くと思うか!ある時は水をかけられ、また先ほどは階段で少し触れただけで邪険に振り払われ、階段から落ちたという…その者は助けるでもなく、その場から逃げ去ったと言うのだ!幸いにも彼女に怪我はなかったが、だからと言って許される行為ではない!!」
「殿下…お尋ねいたしますが、そもそもそのラスティ様とは、いつ、どのようにお知り合いに…?」
令嬢の言葉に、殿下と呼ばれた男は頬を染めた。
「入園式の日だ。校門前できょろきょろしていてな、声をかけたら迷っているのだと言う…。そこで私が共に会場まで案内をしたのだ。」
「その次に会ったのはなんと、木の上だった。空に少しでも近づきたくて…と、はにかみながら、ふわりと降りる姿に驚きを隠せなかった」
その時々を思い出すかのように、うっとりと男は彼女との出来事を話していった。
「そして、いつも私の傍にいて、私に微笑んでくれているのだ…」
ふぅ…と令嬢はため息をつき、男を見てこう言った。
「殿下はつかれていらっしゃるのですね」
男は目を見開き、
「何を言う、確かに最近体調があまりよくはないが、それが彼女に対する行為と何の関係があるというのだ!」
と令嬢に詰め寄る。
「いいえ、殿下は確実につかれておいでです」
震えながら訴える令嬢に、思わず男が一歩近づいたとき。
「ラスティ様は…入園式前日に、事故でお亡くなりに…っ!!」
令嬢の泣きながら叫ぶ声が、静まり返った会場に響いた…。
怪談?という時点でネタバレ(笑)
思いつきで勢いで書いたので、超ゆるゆる設定です。
色々思うところがありましても、心の内に留めていただけると幸いです。




