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名探偵!猫!  作者: エッグキャット
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序章

初投稿、初物語。

第一話 吾輩は猫である


お昼時、オフィスビルが立ち並ぶ街の中のオシャレな喫茶店の前に、場違いにもパトカーが停まっていた。

「あそこかな?助さん。今日の事件現場は。ちらっと聞いたけど、毒殺されたらしいね。まったく、こちとらお昼ご飯を食べていたのに連絡してきて。」

喫茶店から少し離れた所から車を運転する、人好きの温和そうな顔で太ったお腹(相棒曰く、ワガママボディ)、最近威厳を出したいのか口髭を蓄えた相棒が不機嫌そうに言ったが、正確には食べ終わってテレビを見ている時に電話してきたんだろ。と、相棒をついジト目で見てしまう。

「この辺で車を停めよう。あっちは人が多いしね。行くよ助さん。ついておいで」

おう!っと一鳴きして相棒の側に向かった。

まったく、どうして殺人なんてするんだろう。きっと繁殖しすぎなんだ!どこもかしこも人間!だから余計なストレスがあるんだろうなぁ。ゆさゆさと歩きながら私はそう思う。ねぇ、どう思う相棒?

「おっ!あそこにいるのは松本警部だな!隣の若い男は見たことないね。助さん。大人しくしているんだよ?」

了解!と答え、若い男を見てみる。ボサボサの髪に皺のあるスーツ。新人の人かな。僕のこと知ってる人ならいいけど。はじめての人に会うと面倒だから嫌なんだよなぁ。。


「おい!後どのくらいで到着する?高木警部補」

少し年の渋みが出てきたスーツ姿をした松本警部が隣の男、高木警部補と呼ばれている人に話してるのが聞こえてきた。高木は腕の時計を確認し、

「20分前に電話掛けたので、そろそろ到着する頃だと思います。松本警部。ところで探偵なんて呼んで意味があるんですか?事件は30分前にこの喫茶店で。被害者は恐らく毒により殺されていて、容疑者は喫茶店内にいた8人。探偵を呼ぶまでもないんじゃ?というより、探偵が役に立つんです?」

はっはっはー。さてはこの男、僕のことを知らないな?この、名探偵の!この僕を!


「役に立つかどうかは、これからの働きを見てもらえればわかるよ。お待たせしました松本警部。事件はここで、被害者は毒殺、容疑者は8人でいいんですか?何を見たか容疑者とお話したいですね。」

バンバンと相棒の肩を叩きながら松本警部が嬉しそうにしている。

「おぅ!待っていたぞ!吉田君!その通りだ!あそこに座っている8人だ。

それと、いつ見てもかわいいなぁ。そして賢い!助さんは!ここにいる人でアレルギー持ちはいないから安心しろよ〜。ヨシヨシ」

ごっつい手で私の頭を乱暴に撫でる。おい!やめれ!ん!くそ!撫でるのが上手い!ん!やめ!って、急にやめるな!って違う!全く!僕は探偵だぞ!気安く撫でるな!


「松本警部、この方が探偵の吉田さんですか?ていうか、吉田さん!事件現場に猫を連れてきてはダメですよ!まったく何を考えてるのです!?」

「初めまして。高木さんでしたっけ?よろしくお願いします。こんなお腹で探偵をしてます、吉田です。そして、この肩に乗った猫が相棒の助さんです。」

そう言って相棒がポンっとお腹を叩いて言った。

「あぁ、大丈夫だ高木くん。現場の証拠は取り終わってるし、この子は賢くて事件現場を荒らしたことはない。それに吉田君の肩から動かないからね。とりあえず、挨拶して向かうとするか」

高木は懐疑的な顔をしながらも渋々っと言った様子で納得したのか、

「高木警部補です。一昨日からこちらに配属されました。よろしくお願いします。吉田さん」っと握手した。っておい!ニャンで僕には手を出さない!もしかしてコイツ猫嫌いか!?全く。

そう、吾輩は猫である。名前はもうある。

助さんだ。助さんが名前で敬称をつけると、助さんさんだ!ここ大事な所だから覚えておけよ!

ポンコツな相棒な代わりに僕が事件を解決に導いてる!でも周りは気がつかない。でもそれでいいのだ。事件解決した後のご飯が美味しいから!ぐへへ。


改めて自己紹介!僕の名前は助さん。白い毛並みに、チョコレート色がチャームポイントな猫な名探偵!巷では人間曰く、しゃむ猫な僕!

相棒は、50歳を迎えたワガママボディのちょっとうっかりさんな吉田茂!

この物語は、猫が事件を解決に導いてくお話さ!

一先ず、書いてみた。続けていきたいなぁ。

初めて書くから色々わかりづらいと思いますが、頑張ってみます!

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