第一話~プロローグ~
なるべく時間を取れる時には投稿できるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
第一話 プロローグ
ー気がつくとそこに居た-
ーまばゆい一面真っ白で、温かな光の溢れる空間ー
ーまるで浮いているような...それでいて....とても安心する何かに包まれているような感覚ー
「...ッ!?」
ー突然目の前に亀裂が走るー
ーまるでパズルの様に合わさった空間が崩壊し、剥がれ落ちるかの様に徐々にひびが広がるー
「...一体...何が...起こるの?」
ー突然の事で頭の中がパニックになりそう...ー
ー一つ言えることはきっと『この夢のような温かい世界は終わりを迎えようとしていると、混乱した頭でも何となくは理解出来たー
「.....私の事は....放っておいて...よ」
ー何故だか突然の事で混乱と胸を締め付けられるような感覚....ー
ー目の前が霞...涙が頬を伝う....ー
「っ...ぐすん...『 』...私...もう、このまま...ずっと眠って居たいのに...」
ー誰かの名前を私は呟いたのに....その名を思い出せない...ー
ーそれでもこれだけはわかる....ー
ー私にとってそれは何よりもかけがえのない【モノ】だったのだと....ー
「...ひっく..もう..お願い...だから...うぅ...放っておい...て....よ....」
ー突然目の前が先ほどの温かく、まばゆい世界から安らぎのある黒い世界へと変わり、私は再び深い深い闇の中に沈んでいったー