第二話とエピローグ
00;40「女性としての助言」
私には記憶がある。前世の記憶、今までの前世をどう過ごしていたか、何の仕事していたとか。
多分、他の人にとってくだらないことだろう?
それはそれで構わない。
おっと、そろそろ仕事が終わるな、残業はしない主義の私はきっちり定時に上がる。 いつもの事だ。
今は女性として生きている私、今日は仕事の関係で外にいる。
外回りが続きその日はそのまま家へと直帰するところだった。
「……?(あの子何やってるんだろう?)」
前にもそいう事があった、あの時は男子学生だったか、恋の悩みでひどく落ち込んでいた……かな?………はぁ……ほおっておけないや。
ベンチで泣いているのかわからないが女子学生に声をかける。
「君?」
「……ヒック。」
「何かあったの?」
「……」
なかなか話してくれないが、自分が出版社勤めだというと、表情が少し明るくなった。
どうやらこの子は漫画を描いていて、彼氏に……彼氏がいたのか……まぁその彼氏に「お前の絵じゃ、ダメなんだ。」と言われたらしい、それに傷つき喧嘩をしてしまったらしい………。
「絶対にうまく描いて見返してやるんです。」
「……そうね。……とりあえず落ち着いて食べたら?」
「はい、いただきます。」
かなり怒りの本音が出ていた。女子学生を落ち着かせようと彼女・佑奈はデザートを食べることを進めた。
パラパラっとページをめくる音がする。女子学生が描いたイラスト・挿絵を読む佑奈、対して女子学生は緊張している。
「うん、これは悪くないよ。ただね、ちょっと微妙かな?」
「え、どこがですか?」
佑奈は適切にアドバイスをした。角度・見方・距離感、編集者の技術・感を女子学生に教えた。
「えーと、ここをね、もうちょっと……」
「うーん、こうですか?」
「うん!そうそう!それでね………」
その時間私達は話し合った。なんだか懐かしい感じがした旧友と話しているような気がした。
「それじゃあここの角度を変えて」
「うん、そうそう。それでここの感情表現と流れが……」
三十分後。
「ありがとうございます。」
「いいえ、お役に立ててうれしいわ。」
「えへへ。」
ようやく話を終えたところで本題へと女子学生は話した。
「本当は不安で一杯なんです。彼、無愛想で私のどこが好きなのかも言ってくれなくて、」
なんかぜいたくな悩みね、 ギリィ(奥歯を噛みしめる音)
本音を言えない所を見るとあいつらに似ているわね。あいつらも………
「そうね、男って本音を誰にも言わないからね。」
「?」
「私の彼も友人もそうだったわ。本当の事を言わないけど、心で分かり合っていて本当にずるい。」
「………」
「男っていうのはそいうもんよ。言葉じゃ伝わらない時もあるからって行動や態度、その他事で示召しているんだから。」
「お姉さん」
ピコン。女子学生のケータイから音が聞こえた。
「?、電話?」
「いえ………あ!」
そこには「今、どこにいる?迎えに行くから」とどうやら彼氏が心配しているようだ。
「………私。」
「帰ろっか。」
「……はい!」
支払いを終え、取りあえず近くの公園でということになった。今の学生はスタンプ?や無料通話というのがあるらしい。……いいなぁ、私なんてできる相手がいないから………
「!、敦!」
「!?」
どうやら彼氏のご登場だ。さて、私も帰るか。
「!、お姉さーん!ありがとうー!」
その言葉ににっこり笑って手を振って帰した。
忘れてはならない記憶、彼女はメモ帳に書き残した、大切な記憶を。
その後、彼女の功績が認められ出世した。<家族>を持ち前と同じように大切に過ごした。
亡くなる際、彼女は涙を流した。<別れ>をしてしまうからか…………
そして、次の転生へと動き始める。
「ねぇ 」
「?」
「君、<ユウヤ>でしょ?」
「 あぁ 」
彼らと再び再開するために
二話 完
エピローグ
これが俺と 私の記憶。
俺達は再び<転生>する。
それは何度も繰り返し行われる事。
だから だから
俺達は前に進む あいつらと会うために 何度でも
「ゆーうー。」
「!」
「早く行こうぜ!」
「あぁ、ミヤ、アユム」
そう何度でも
fin.




