時元の女神
毎日更新できてませんが、最近では珍しく長めなので二日分ってことにしといてください(笑)
二月中にあと一話更新できればいいとこで三月に先送りできるんですが
……まぁ、明日の自分に任せましょう
街の中央に聳える大きな時計塔を目印をした、イルデニア。
時計を初めて開発した時計発祥の地であり、そのため時計職人が多く滞在している。
木造やレンガ造りの建物が多いのは他の街と変わらないが、この街の特色として多くの時計専門店が並んでいる。私達の世界で言う腕時計や懐中時計もあり、異世界でも妙に馴染みのある品々が並んでいて奇妙な感覚があった。ただ装飾に文化の違いが出ており、高いモノには裏にドラゴンが彫られていた。元の世界ではあまり高級品にはないデザインなのかもしれないが、こちらの世界でドラゴンは最強の魔物の一角であり、象徴としては充分すぎる存在なのだそうだ。
武器や防具などの装備が売っている店や、アイテムが売っている店があるのはこちらの世界特有だ。
そして種族転生によって見慣れてきてはいるが元の世界には存在し得ない多種族の方々。こうして見る限りでは人間が多いものの特に種族間の隔たりはないように思えた。
今私達は時計塔の最上階に住まうという時元の魔女に会うため、街の出入り口から真っ直ぐ続く大通りを歩いている。
“賢者”の鉄馬はあれほど便利なモノかと感心しながら街に入れてもらったはいいのだが。
些か衆目を集めすぎていた。
先頭を歩く金髪の美女から始まり、青い髪を靡かせてその少し後ろに続く美女など、数人の美女が連なって歩いているのだ。それは注目を浴びるというものだろう。加えて前の街に行った時シャフルールが口にしていたが、種族転生の影響で私達の集団は種族が混じりすぎている。
多種族で共存しているが、私達ほど種族数が多くはないのだ。
注目を集めているにも関わらず、諌山さんと水谷さんは平気な顔で堂々と歩いていた。元生徒の中には縮こまっておろおろしている子もいるというのに。会長として生徒の前に立つこともある私でも、こう好奇の視線に晒され続けるのは慣れていない。
響はいつもの笑顔で気にしていないように見えた。奏もいつも通りだ。夏代に関しては異世界の街が珍しいのか目を輝かせて辺りをきょろきょろしている。そもそも視線とかどうでもいいようだ。ただ雪音は平静そうに見えて気にしているのか、俯き気味にリボンで縛った左前髪の一房を弄んでいた。
ただ、諌山さんの纏う雰囲気もあって誰にも話しかけられず時計塔まで辿り着くことができた。
時計塔まで来ると一定の距離を置いて私達を見ていた人達がいなくなる。時計塔の主に用があるとわかってなぜ来たのかという興味が薄れたからだろう。
諌山さんは三メートルはある両開きの扉の前で立ち止まると、三度ノックをした。ここでノックをすれば最上階にいるという時元の女神に来客を報せることができるというのは衛兵の人に聞いている。
ノックをしてから扉を押し開けて中に入っていく。
中の構造はなんというか、すっからかんだった。
右の端から螺旋階段が壁伝いに上へと伸びているだけで、真上を見上げると遥か上の方に天井が見える。おそらくそこが彼女の部屋になっているのだろう。
「耐震性に不安があるな」
中に階段しかない構造のため、諌山さんがそんな感想を零していた。確かに地震大国の日本では考えられない。というか建物としてこんな構造をしていて大丈夫なのだろうか。
「ん? ああ、なるほど。そういうことか。道理で柱がなくても成立するはずだ」
しかし諌山さんにはなにか感じ取る部分があったのか、すぐに納得したような表情になった。私には全くわからないが、すぐに崩れるような心配はないらしいので置いておこう。
「さて、これからこの手すりのない階段を上がっていくわけだが、ここで馬車を見ていてくれるヤツはいるか?」
諌山さんは私達に振り返りそう尋ねた。結果、高所恐怖症の奏を含む数人が下に残ることになった。いつも平静で女の私から見てもカッコいい部類に入る奏が、小さい頃東京タワーで泣き叫んでいたのを急に思い出す。随分と懐かしい話だ。
姉妹でも響が残った。男子は全員登るようで、女子が三人残るようだ。
「では行くか」
諌山さんの先導で、五人を残して私達は螺旋階段を上がっていく。
私が念のため一番後ろにつき、一列に並んで階段を一段一段ゆっくりと歩いていく。諌山さんと水谷さん、夏代以外は全員右手を壁について歩いていた。……ホントに、よく両手をポケットに入れたまま歩けるなと思う。諌山さんに弱点とかないの?
いつも通りの堂々とした振る舞いで歩いていく背中を眺めながら、私はそんなことを思っていた。
響が下に残った理由の一つに、風を操る彼女なら万が一誰かが落ちたとしても能力で受け止めることができるということもある。
上から諌山さんが落ちた人を遅くすれば確実性が生まれ、一応落ちた時の対策も考えてある。
しかし、それはそれ。
階段を登っているだけでちらりと左下を見ればすっと下腹部の辺りが寒くなるくらいだ。もし落ちたりしたら恐怖が刻まれて高所恐怖症になること請け合いだ。
旅路よりも精神的に疲れる螺旋階段を登り切り、階段の終わりにある天井を念のためノックしてから、ついている取っ手を引っ張ると入り口が開いた。内側にも同じような取っ手がついているので、最後に入る私があれで閉めることになるだろう。
諌山さんから順に最上階へと上がっていく。雪音が上がってから私も左右に両手を着いて上がり、膝を床に乗せて入ると身体の向きを変えて取っ手を引っ張り入り口を閉める。
「ふむ。全員揃ったようじゃのう」
奥から口調から抱く印象とは異なり幼い声がかけられ、私はそちらを見やった。
そこには黒いふかふかのソファーの寝転び左手で頬杖を突いた格好の少女――と言うには幼い、女の子がいた。口元には不敵な笑みを浮かべており、どこか見た目ほど幼い印象を受けない。
「ようこそわしの城へ。歓迎するぞ、異世界からの来訪者達よ」
よっこらせ、と年寄りじみたかけ声で寝転んだ体勢から起き上がり、普通に腰かけた。
そうして座っていても幼い印象は変わらない。見た目の年齢は十歳程度だろうか。服装は大きめの灰色のTシャツ一枚に黒いスパッツ、上に真紅の袖も襟もないコートらしきモノを羽織っている。年相応の身体つきなのでTシャツの胸元が見えそうになっているが、本人は気にした様子もなかった。
灰色の大きな瞳を値踏みするように細め、薄い赤色の長髪を左右の側頭部で括っている。
「これはまた、意外なモノを見た。千年以上も生きているというからどんなご老人かと思えば、まさか幼女だったとはな。リアルでロリババアを見ることができるとは、流石異世界と言ったところか」
彼女の姿を見ながらそう言って苦笑したのは諌山さんだ。
「? ろりばばあとはなんじゃ? わしが聞いたことのない言葉じゃのう」
言われた本人は小首を傾げてきょとんとしていた。
私も聞いたことはないが、語感から「幼い少女の姿をしたお婆さん」といったところだろうか。
「幼い少女の姿をしていることに反して数百年以上生きている者のことを、私達の世界ではそう呼ぶ。貴女の歳になって新しい言葉を覚えることなど滅多にないだろう。異世界の文化だ、覚えておくといい」
諌山さんは少し面白がってそう教えていた。見た目の幼い彼女は「ろりばばあ……ろりばばあか。うむ」と頷いて、
「わかった、覚えておくのじゃ。早速じゃが本題に入ろうかの。お主らがここに来た理由はなんじゃ?」
と聞いてきた。
「女神が多いから、噂に名高い時元の女神と顔合わせをしに来たといったところだ。特になにをして欲しいということはないが」
私達を代表して諌山さんが答える。それを聞いて彼女はむ? と再び首を傾げていた。
「なんじゃ、空魔に言われて来たのではなかったのかの?」
「シャフルールがどうかしたのか?」
「いや、もう一人の時の女神がおったらこっちに向かわせるよう頼んだのじゃが、おらんかったのかのう」
「ん、それなら私がそうだと思うが……そうか、向かわせるのにも理由があったか」
微妙に噛み合っていなかった事情が見えてきた。どうやらあちらもあちらで用があったらしい。女神の集団が来たのでてっきりその用を聞いているものと思っていたようだ。
「あやつは嘘をつかんからな。その代わり隠し事を見抜きにくい」
知り合いのようでそう言ってからさて、と仕切り直す。
「そういえば自己紹介がまだじゃったな。知っての通りわしは時元の女神。時と次元の女神じゃ。どうせ聞いておると思うがわしは自分の時しか操れん。女神に選ばれた理由が、目的のために寿命が足りんかったからとりあえず肉体年齢を止めたのが原因じゃろうな。およそ千年前のことじゃが確かな年齢は覚えておらんな」
それだけで、この人がどれだけ凄い人かわかる。
私達はこの世界の人間ではないので文献で聞いた程度しか凄さがわからないが、それでも感心せざるを得なかった。
まず時を操る術が、女神としての能力以外では時魔法しかない。時を操る固有スキルは女神の持つそれだけだ。時魔法は素質のある者が少なく、そもそもその時点でこの世界では類い稀な才能を持っていることになる。さらには時魔法を極めるにも膨大な時間がかかるはずで、時を止めるのも一時的なモノに限定される――はずなのだが、目の前の人物は肉体年齢を止めるという所業に至るまでに生まれてから十年ほどしか経過していない。
途轍もない魔法的才能と、絶え間ない鍛錬の賜物と言えた。
「時魔法系統の強化固有スキルでも持っていなければできないだろうな」
私と同じ結論に至ったのか、諌山さんがそう呟く。
しかし尊敬の眼差しを向けた彼女は誇るでもなく、
「そんなのは簡単じゃよ。ただ自分の成長速度を速めて早々に極めたに過ぎん。発想の転換というヤツじゃな」
あっけらかんと言ってみせた。
どうやら時を操るということは、成長速度すらも左右するらしい。
「つまり、私もその気になれば他人を成長させまくれるということか。まだ、私も発想の柔軟さが足りないようだ」
「まぁまだその若さじゃからな。柔軟さなぞ考えても身につくモノではあるまい」
そうは言うが、当人は十歳でその柔軟さを身につけていたのだ。それも子供ならではの発想なのかもしれないが。
「私に発想の固さを指摘した者がいるのでな。そいつもまだ若い。まぁ、あいつを普通の物差しで測ってはいないが」
仄かに笑みを浮かべながら指したその人物が誰かは察することができた。諌山さんの中でも、どうやら普通と一緒にはしていないらしい。
「ほう、それはまた面白そうじゃの」
それを聞いた彼女がにやりと笑った。その時、一瞬だけ諌山さんがしまったというような顔になった気がするが、気のせいだろうか。
「兎も角、話を戻すがまだ名前を聞いていない」
少し強引に話を変えるが、それは功を奏したようだ。む、そうじゃったなと気を取り直し、改めて自己紹介に戻っていく。
「遅れてすまんかったの。わしの名前はアルディリア。残念じゃが元々ただの平民の人間でな、家名なぞという大層なモノは持っておらん。いつか共闘するかもしれんのじゃ、気軽にアルディと呼ぶがいい」
そう言う割りに不遜な態度で名乗った。
「ではアルディ。こちらも一応自己紹介していこうか」
諌山さんは次はこちらの番だと自分から名乗る。それに水谷さんが続き、最後の私まで一通り名乗った。
「下に剣の女神と森嵐の女神がいる。他の者はとりあえず女神ではないから、今は置いておこう」
「うむ、了解した」
互いに自己紹介が終わったところで、ようやくアルディの用とやらを尋ねる。
「それで、私に頼みたいことがあるそうだが、なんだ?」
「うむ……シズカというか片割れの時女神に頼みたいことなんじゃが、この塔にかかった停止の力をかけ直して欲しいのじゃ」
「この時計塔は組み立てた時に停止させて建っている、そういうことだな」
「代替わりしてもわかるようじゃの。なら話が早い。今までも百年に一度頼み込んでおったのじゃが、現れたなら現れたでさっさと頼んでおいて損はないじゃろう? そろそろ前の女神がかけてから七十年経つのでな」
つまりあと三十年の間に他の時の女神が現れる保証はないから諌山さんに頼むということか。
「ふむ、頼まれてもいいがこんなに大きいモノの時を止めたことはないな」
「む、それは困ったのう。失敗して一から組み上げることになれば一大事じゃ」
不安材料を口にすると、アルディは眉間に皺を寄せて困り顔をしてみせた。
どうするかのう、と唸って悩んでいたが、少ししてなにかを思いついたようにはっとする。
「そうじゃ、では取引といこうかの」
にやりと笑い、ソファーの肘かけで頬杖を突く。
「取引と言ってもそう難しいものではないぞ。わしの城を停止してもらう、代わりにそうじゃな、わしの生涯の目的でも教えてやろう。そしてお主らにも関係ないことではないが、この街の先に山賊が巣食っておってな。商人がこちらに来れんという話じゃった。そやつらを殲滅してきてはくれんかの。シズカのレベル上げにもなっていいじゃろう。代わりにわしの伝手で誰か紹介でもしてやろう。こう見えてもわしは長生きじゃからな、色々なところに顔が利くぞ?」
互いに利益を得られるように、協力し合おうということらしい。
神都に行くのも異世界での後ろ盾を得るためだ。正直有り難い申し出ではあるが、果たして諌山さんはどう答えるのだろうか。
彼女の物言いからは、山賊に対する容赦の類いが感じられなかった。むしろ諌山さんの経験値とすることしか考えていないような口振りだ。
「なるほどな、悪い話ではない」
「そうじゃろう?」
「だが、山賊とやらについてわかっていることを聞かない限りは、私達で勝てる戦いでなければ受ける気にはなれないな」
諌山さんはそう言ってじっとアルディの目を真っ直ぐに見据える。
「用心深いことじゃな。なに、異世界人は桁外れのステータスを持っておる。わしら女神が相手でもなければそう警戒することもないじゃろうに」
彼女はそう言って肩を竦めた。
「山賊と呼んだが、相手は元冒険者じゃ。一月ほど前じゃったか、高難易度ダンジョンが現れたのは知っておるじゃろう? 勇者一行でも撤退するしかないレベルの――まぁお主らという新たな強者が集って攻略するようなダンジョンが現れたのじゃ。知り合い集めてちょいと覗いてきたが、あれは面倒そうじゃったのう。わしも女神の力で胡坐を掻いてる場合ではなさそうじゃった」
その時のことを思い出したのか渋い顔をしてみせる。
「まぁその高難易度ダンジョン攻略のために集められた冒険者の中で、死にかけて逃げ帰ってきた者共が集まって山賊をやっておるということじゃ。厄介なことに腕利きの、S級冒険者のパーティまでもがおっての。四人じゃったかの? そやつらを中心に総勢五十人程度じゃな」
冒険者についても文献から知っているが、上から数えて三つ目の階級だ。相当な強さの人が四人もいるということになる。女神がいくら強いとはいえ、その人達をただの経験値扱いするとは、アルディはかなり強いのだろう。
「それは、心してかかる必要があるようだな」
「わしなら自己加速で瞬殺できるんじゃがの。まぁお主らでも大して苦戦せんじゃろう」
さらりと楽だと言ってのけた。しかしこちらへの見解が正しいとは限らない。
「……わかった、山賊退治を受けよう」
「ほう? なぜかは聞かぬが、賢明な判断じゃ」
だが諌山さんは了承し、アルディが面白いという風に笑った。
「山賊退治の報酬だが、アルディの伝手を紹介してくれるということで、早速要求させてもらうが」
諌山さんはそう言うと私に目配せをした。どうやら彼女自身の要求はなく、私達に譲ってくれるようだ。
「それなら、私からいい?」
「うむ。お主は闇の女神じゃったな。どんなヤツを紹介すればいいかの?」
私は小さく挙手をして確認を取り、こちらの要求を述べる。
「下にいる奏――剣の女神のために刀が欲しいの。誰か知り合いに刀鍛冶はいないかしら」
私を含む他の子であれば、武器を扱うよりスキルを使った方が手っ取り早い。しかし奏は同年代に敵なしと言われるほどの腕を持っている。どうも自分が戦う方が性に合っているようで、私達の個人的な目的として刀の入手を設定していた。
この世界にも刀があることは文献で確認済みなので、後はどうやって手に入れるかだけだった。刀発祥の地に行けばいいのだろうが、あまりにも遠回りになってしまう。できるだけ早めの入手が好ましかった。
「うむ……刀と来たかのう。流石にあそこは鎖国中なので知り合いに刀鍛冶はおらんが、そうじゃな。紹介でなくなってしまうが、持ち主を選ぶタイプの妖刀があったはずじゃ。他にも色々な曰くつきのモノやそうでないモノも含め、じゃが。どこじゃったかのう、確かどこかの首都じゃったはずじゃが……」
アルディは首を捻って考え込む。どうやら既出の刀に宛てがあるらしい。妖刀というのは危険な気がするものの、その辺りは奏に任せるとしよう。
「おぉ、そうじゃそうじゃ。思い出した。昔コレクターが住んでおった洋館じゃ。呪いの武具やなんやらで呪われておるから一般人には危険じゃが、女神なら大丈夫じゃろう。紹介するもなにもないが、一応国王宛てにでも書状を認めておくかのう」
「ありがとうございます」
さらりと国王との伝手を使ってくれて、思わず敬語になってしまった。
「うむ、まぁ面倒事を引き受けてもらうのでな。これくらいは気にするでない。では準備が整ったら山賊退治に行ってくれるかの。わしはその間に書状の用意やお主らの物資の手配でもしておくからの」
「それは有り難い。あまり金銭的な余裕はないのだが」
「構わんのじゃ。わしの仕事を押しつけたのじゃから、山賊退治の報酬もお主らのモノ。わしも金には困っておらんから出してもいいしのう」
アルディはなんてこともないように言う。
私達としては助かるので構わなかった。シャフルールに加え、こちらに来てすぐこの人と知り合えたのは良かったのかもしれない。
「助かる。では一度戻るとしよう。連れていくメンバーも決めなければならないからな」
「うむ、頼んだのじゃ。良い報せを待ってるからの」
諌山さんとアルディはそうやり取りした。
諌山さんがこちらを向く。続いて他の人を私の方を見た。そして思い出す。最後尾だった私が、今度は最前列になるということを。
「えっと、お邪魔しました」
とりあえず私はそれだけをアルディに言って、扉を押して足を出しゆっくりと階段に降りる。不意に頂上から下を見て、肝が冷えた。
……下りる時は登る時よりも慎重に。そんな登山での注意をこんな時に思い出すのだった。
美夜視点は大変ですね
幼女とかロリババアとか言わなさそう
二次元詳しくないけど文献で異世界のこと知ってる感じで書くって、そっちにどっぷり浸かってる人からするとわからん体で書かんといけんからなぁ
三章は基本美夜視点なのが一番いいとは思ってますので頑張ります