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東方気由狐  作者: わっちrt
68/68

67きつね〜寒雪〜

遅いですはい遅いです!

申し訳ないってか申し訳ない!

新生活で忙しいんです(言い訳)

それでは駄文をどうぞ!


「どう思う?」


外の景色を見ながら舞に問いかける。窓の外では風と雪が混じり合って猛吹雪となっている。


別段珍しいというわけでは無いだろう。だが、4月中旬なのだ。家に飾ってある外界のカレンダーは4月に捲られている。


この時期にこの天気、幻想郷だから有り得るかもしれないが、ここ数日続いているところを考えると....


「異変....ですかね?」


そう、まだ予想の範疇だが、異変である可能性が高い。と言うか異変で間違いない。俺たちが違和感に気付いたのが今日、霊夢が既に動いるかそろそろ動き出す頃だろう。


「ん〜...今回は俺も動こうかな、この天気じゃ店が開けなくて迷惑だし。今回は紫からの制限もないからね」

「凌さんが行くなら私も付いて行きます、日に日に寒さが増してきますし、凌さんが尻尾にくるまって寝ているから抱きしめられませんし」


少々の寒さなら尻尾は出さずに寝るんだけどね、尻尾を出して寝ていると暑くなってきて目を覚ましてしまう。

だが、ここ最近の寒さは酷すぎる。掛け布団に毛布をしても寒いので仕方なく尻尾で包まれて寝ているのだ。


「その理由には突っ込まないとして...原因は誰だろうか。紫に聞いてみるか?」

「あ〜...紫さんは冬眠中か明けですね。毎年のことで......って、なんでそんな顔してるんですか?」

「いや...いつも寝ているくせに冬眠してるなんてな...取り敢えず紫がアテにならないかもしれないなら藍でも良いんじゃないか?」


普段から寝ているのに冬眠の必要があるのか。動物達は冬眠前にせっせと働いて蓄えるというのに....

少しは結界の修復や幻想郷管理に力を注いだらどうかと思う、最近はもっぱら暇潰しでウロウロしてるっぽいし。


「そうですね、藍さんなら何か知ってそうですね。主人があんなんですけど立派な方ですし」

「決まりだ、早速向かうか。紫から貰ってた服着ろよ?鬼が風邪をひくかわからんが寒いからな」


外の世界に遊びに行くとき、紫から貰っていたコートを着込む。尻尾で体を包みながら移動することも出来るが、動き辛いので諦めるとしよう...

それにしても今回の異変の原因は誰なんだろうか、冬を長引かせている......もしくは春を消す、先延ばしにする程の力だ。相当な力を持つ者だろう。


「身体を鍛えても寒さには勝てませんよね〜」

「まったくだ」


二人で家を出てマヨヒガへと向かう、最近は訪れることも少なくなってしまった。最後に行ったのはいつだろうか、洗濯機をあげた時以来だろうか。



寒空の中飛んで行く、冷たい向かい風によって時間がかかったが無事に到着した。


降り立つと小さな妖怪...猫耳に尻尾が二本、猫又だろうか。敵意をむき出してフシャーと威嚇している。


「な、何者だ?ここは立ち入り禁止だぞ!出て行けー!」


これまた随分と可愛い見張りだこと、殺気も妖力も可愛いもので威嚇にすらなっていないんだけどね


「あー...藍さんに会いに来たんですけど、会わせてもらえますか?」


舞が丁寧な口調で話しかける、なんやかんや子供の扱いが上手いのが舞だ。たまーに子連れで店に来る客がいるけれど、他の客に迷惑をかけないように他の部屋で子供と一緒に遊んでいてくれたりする。


舞はたいてい角を消しているから子供にも怖がられることもない。子供の両親は俺たちの正体を知っているが子供を預けて食事をしている。ということは、それだけ信頼してくれているのだろう。ありがたいことだ。


ほとんどの人間は有効的に接してくれるが、例外もあるのだ。避けるように逃げていく者だっている、俺は仕方の無いことだと気にはしてないがね。


「藍しゃまの知り合いなの...?」

「そうですよ〜」


猫又の女の子がうーんと唸りながら手を組み考えていると、背後の障子が勢い良く開いた。


「あっ、藍しゃま!こいつらが藍しゃまの知り合いって」

「ん?...ああ、その通りだぞ橙。良く話しをするだろう?こちらの男性が妖狐の凌様で、こちらの女性が鬼子母神の舞様だ」

「えっ.....え....!? ごご....ごめんなさい!!! 何も知らなくて失礼なことを...!!」


勢い良く地面に額をつけて謝ってくる少女、藍の奴...いったいどう言う話をしてるんだか....





あの後しばらくの間謝り続け、そんなに気負いしないでいいからと説得してようやく落ち着いてくれた。

藍に「俺のこと、なんて言ったの?」と聞いたところ「紫様より偉い幻想郷の支配者」と言っていたらしい。


とりあえず藍を尻尾で叩き伏せてから話しを聞きに家に入ることにした








「ったく...」


頭をぼりぼりと掻きながら藍を睨む、まあまあと言わんばかりの苦笑いで返してくる藍


「別に本当のことじゃないか?」

「誰が支配者だ、俺は悪役になったつもりはないぞ。そもそもおかしい奴しかいない幻想郷を支配するなんて出来っこないだろうが」

「凌さんも相当おかしい部類に入りますけどね、妖怪でありながら人間と友好関係を築くし料理を振る舞うし」


的を得ている舞の言葉にむぅ...と唸ることしかできなかった。まあ、それに関しては自分でもおかしいのかもしれないと何度も考えたが...

今更変えることも出来ない 、このまま過ごしていく。前にそう決めたんだ。


「で、紫は冬眠中なんだっけ?」

「そうなんですよ...時期的に起きても良いんですが、この状況で紫様も起きてこないのです」

「無理矢理起こせば?」

「わ、私には無理だ...」

「じゃあ俺がちょっと起こしてくるから」


そう口にして紫の寝床へ向かう、藍と橙は抱き合ってブルブルと震え怯えていたけど...そんなに寝起きヤバいのかアイツ?





「入るぞ〜...」


そろそろと襖を開ける、相手が紫でも一応女性だ。あまり気乗りしないが異変解決の為だと言い聞かせてゆっくり足を進める


水色と白のストライプ模様の寝間着、頭にはナイトキャップという阿呆みたいな格好をした阿呆がいた。賢者(笑)


「おーい...おーい...起きろ紫」


背中側から肩を揺すり声をかける、が返答はない。もう少し強めにゆっさゆっさしてみるが起きない。


場所を変えて正面から頬をペチペチと叩こうと思い、手を伸ばした瞬間。いきなり腕を掴まれて布団に引きずり込まれた


「んん!!?? っ...ぁ...!!」


胸に凌の顔を埋め込み狐耳をはむはむと甘噛みする紫、身体に力が入らず思うがままにされる凌


「凌〜...久しぶりの凌〜...///」


紫の谷間の甘酸っぱいで身体が火照ってくる、なんとか脱出しようとするが紫に逆らえず押さえつけられる


「ち、ちょっと紫さん!! 悪い予感がしたんで来てみれば...!!!」

「あら〜舞じゃない、3人で一緒に寝る〜?」

「是非是非!」

「ちょ、ちょっと待て....舞...おい...!!」




一人用布団の真ん中で2人にもみくちゃにされる、しばらく頭が真っ白だったが遅れて入ってきた藍の声で二人をぶっ飛ばした。


さっさと今回の異変に関しての情報集めと解決への糸口を探さないとな...

閲覧ありがとうございます。

更新ペースが激減ですが生きてます。

ちょこちょこ書いていきますので今後ともよろしくお願いします...

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