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東方気由狐  作者: わっちrt
6/68

5きつね


野々村議員が面白い


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて、何千年経ったのだろうか。

周りには草木が生い茂っている。


寝ては起き、能力を使う練習をして過ごす。

そんな毎日だった。

氷河期に入ったときは「冬眠だー!」と言って寝ていたけどな。


100年周期で尻尾が増えた。

9本になったときは「九尾だ!螺旋丸!」とか言ってテンションが上がった。

もう増えないだろうと思っていたが今では15本ある。


「1600年になったら16本になるのかな?」


とか思っていたが15本で止まってしまった。


「ありすぎても困るしね。ちょうどいい数だし」


もちろん妖力も上がった。実感では9000歳くらいだと思う。

妖怪になってから時間の感覚が変わっていた。

500年が人間の10年に感じるのだ。

強さは昔聞いた大妖怪と呼ばれる存在のはるか上の実力を持っていた。

能力を使わなくても良いくらい強い。


尻尾を封印することで妖力を減らし、開放することで妖力を増やす。

一度15本全て開放したときは、周りの大気が震え、木々がざわめき、周囲から生き物の気配が消えてしまった。


「これは、凄すぎるな...」


この事があったので、普段は尻尾を隠している。

そろそろ人間が生まれたであろう。

そうだ、旅に出よう。


さて、あちらこちらを気ままに渡り歩いている俺だが人を見つけるまで300年かかった。


旅の途中は妖怪に出会うこともあった。

「お前が持ってるものをすべて置いていけ!さもなければ殺す!」

「くたばれ」尻尾4本開放

「え?おいちょっと!?」ピチューン


普段は尻尾を隠しているから下級妖怪によく絡まれるのだ。

俺の能力は自分でも反則だと感じている。

なので、普段は不死と不老の能力以外を切っている。


そろそろ接近戦のスタイルを考えてみよう。

剣や槍なんかもかっこいいよな。いやいや、遠距離もいいな・・・

そんなことを考えていると周りに下級妖怪が群がっていた。


「お前らで試してみるか。3尾開放」



ーーー


「ふぅ・・・」


ため息をつく。周りに立っている妖怪はいない。

俺は元人間ということもあり殺すのは嫌いなんだ。

死んでる妖怪はいない・・・はず。


今の戦闘を振り返る。木の棒を妖力で強化し、剣として扱った。

が、剣術に関しては素人なのでただ振り回すだけだった。

途中から面倒くさくなって永琳からもらったレーザー銃をぶっぱしていた。


レーザー銃の威力は凄まじいものだった。襲ってきた妖怪の頬をかすめて後ろで大爆発した。爆風で大体の奴らが気絶したらしい。

直撃を避けて撃って撃って撃ちまくった。


「これを、こうして・・・」


今はレーザー銃を能力を使って改造している。

レーザーではなく妖力を使って妖力弾を撃ちだすように改造した。

銃に妖力を流し込む。流し込んだ量によって威力が変わる。


「できた!一発試し撃ち!」


妖力を流し込み、引き金を引く。


ドーン! メキメキ・・・ドサァッ!


大木に撃つと音をたてて倒れた。


「接近は拳で、遠距離は銃!このスタイルにしよう」


あとは飛ぶ練習もした。妖力を脚に集中させ、飛ぶイメージを頭に思い浮かべる。

すると飛べるのだ。練習の成果もあり飛ぶのはそこそこ上手い。

だが、飛ぶよりは歩くほうが好きだ。飛んでいると妖怪に見つかりやすいのだ。


「さて、どこに行こうかな」


そう言ってまた歩き始めた。




ーーー


しばらく歩いていると大きな妖力を感じた。

その方向へ向かう。すると、一匹の妖怪の後ろ姿が見えた。


「すいませ~ん!そこの人(妖怪)」


「・・・私ですか~?」


「手合せお願いしたいんですけ・・・ど・・・って、鬼!?」


声をかけて近寄ると女性だった。顔は美人で雰囲気はほんわかしている。

頭には立派な角が生えていた。


「今手合せって言いましたか!?いいですよ~大歓迎です」


「あ~、じゃあお願いします」


「鬼に向かって手合せを頼むなんて珍しい人ですね~、体が疼いてしょうがないです~」


鬼というのは戦闘狂で実力も折り紙つきとうわさを聞いていた。

その情報は確かだった。

戦闘モードになった彼女からものすごい妖力が伝わってくる。


尻尾を10本開放した時と同じ妖力だ。


「あの、お手柔らかに」


「わかってますよ~。お互い死なない程度に戦いましょう」


「ああ、ありがと。10尾開放」


尻尾を開放し妖力を上げる


「あら、なかなか強いんですね。ワクワクしますよ~」


目をキラキラさせていう


「あ、私は鬼神野舞きしのまいと申します」


「俺は凌、鈴谷凌だ」


さて、今のところ実力は互角。


「では、凌さん!参りますよ~!」


そう言って身構える。


一気に目の前に詰め寄る舞。右手を突き出してきたので上半身を反らして避ける。

反撃しようと思ったが舞の回し蹴りが脇腹を直撃し吹っ飛ばされた。

吹っ飛び中に体制を整えて着地する。

すぐに相手との距離を詰めて連打を叩き込む。


舞は手を交差させブロックした。

連打の終わりに蹴りを一発叩き込む。

地面を抉りながら2mほど蹴り飛ばした。


「なかなか良い蹴りですね!ドキドキするわ~」


「結構本気だったのにな、流石は鬼だ」


「ありがと~」


そう言って舞は地面を蹴って一瞬で詰め寄ってくる。


「はぁぁっ!」


「ぉらぁっ!」


お互いの拳がぶつかり合い衝撃波が起こる。

衝撃波によって平原には大きなクレーターができていた。


「ぐっぅぅぅ!」


「おぉぉぉぉ!」


お互いの腕に力がこもる。

このままではじり貧だ。妖力は上だが体力はそこまでない。

少しづつ押されている。

(このままじゃ負けるな、仕方ない!)


「12尾開放!」


「え?」


妖力を上げて腕を押し切った。

舞は押し負けて呆然としている。

追撃で腹部に一撃を入れると、鬼は地面に倒れた。


「はぁ・・・はぁ・・・」


ものすごい疲れた。俺は肩で息をする。


「まさか負けるとは思ってなかったです~、まだ力を隠しているなんて予想外でした~」


大の字で仰向けになっている舞がそう言う。


「強いな、舞は」


「凌さんの強さには敵わんわ~」


「12尾でやっと勝てる相手なんて初めてだよ」


「私決めました~、凌さんに着いていきます~」


「ええ!?」


「連れて行ってくださいな~、一緒に旅をして弱点見つけたるわ~」


何度も断ったが絶対に着いてくると言ってきかないので一緒に旅をすることにした。

鬼が 仲間に 加わった


「はぁ・・・じゃあ行こうか・・・」


「はい!」


一匹を連れて再び歩き出した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オリジナルキャラの鬼神野舞は鬼神母神です。

神なのか鬼なのか。


今の凌は鬼にも引けを取らない身体能力です。


細かいことはわかりません。





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