57きつね〜一掃〜
会話文多いのがデフォルトですね!
「......ぁぁ...酷い目にあった...」
「何言ってるんですか〜、凌さんだって気持ち良さそうにしてたじゃないですか〜?」
「いやダメ、苦手だ」
「そういうことにしておきましょう」
「なんか引っかかるけど深く突っ込まないでおくとしよう」
「深く...突っ込む...///」
「死ね」
「寿命はまだまだ残ってますから無理ですね〜」
「なんか...変わったなお前、主に悪い意味で」
「ぇえ〜酷いです〜」
「事実だ」
一夜明けて、舞と一緒に目が覚めた。疲れていたのか昼過ぎまで眠っていたようだ
天気は快晴、秋ってのは過ごしやすい季節だ。後で妖怪の山に紅葉見に行こうかな
流石にお昼まで眠りっぱなしと言うことでお腹が減った、紫が外の世界から持ってきたパンを狐火で炙る
そして卵を焼き、テキトーに野菜を切りサラダを作る
簡単な洋食と言ったところか
「しかし...なんか嫌な感じがするなぁ...」
「凌さんもですか?」
「舞もか?何か落ち着かないんだよね」
「荒れそうですね」
「長年生きてるとな、経験が違うからな」
「凌さんって私より長生きしてるけど見た目は私より歳下ですよね」
「仕方ないだろ、この見た目の時に不老不死になったんだから」
「精神年齢も見た目相応ですしね」
「......」
なんだろう...胸に突き刺さる一言だった。確かに中身は......いや、考えるのが悲しくなってきた...やめよ
朝食(昼飯)も食べ終え、後片付けも終わった。二人して客間でお茶を飲んでのんびりと過ごしている
と、空中に一本の線がツーっと伸びていく。スキマだ
「時間...あるかしら?」
スキマから若干重い表情をした紫が顔を覗かせた
凌と舞は顔を見合わせ
「どんなご用件で?」
胸騒ぎの原因かな?と心で思うのであった
〜
「それじゃあ説明するわね」
紫がお茶を啜り、落ち着いた様子で話す
「実は...ここ幻想郷に攻め込もうとしている奴らがいるのよ、説得を試みたけどダメでね...」
「...攻め込む?外の世界の妖怪か?」
「ええ、あちらの頭さんは強そうだったわ、話もよく聞いてくれたし攻め込むつもりもないのだけどね...周りの妖怪達が反対してね...」
「なるほどねぇ...これは厄介だな、他全員を説得させるしかないのか。頭の名前は?」
「白恋って言ったかしら...?」
...?どっかで聞いたような...
「凌、貴方着いてきてくれないかしら?」
......あ、思い出した
「凌?」
「あぁごめんごめん、分かった行ってくるよ」
「ダメだったら説得(物理)で良いわよ」
「あとさ、風砥を連れて行くよ」
「?」
「その頭さんは昔の部下でね、風砥と俺の弟子みたいなもんなんだよ。久しぶりに3人で話そうかな〜ってね」
「あら、最初から貴方に頼めば良かったかしら?」
「でも周りの部下が反対してるんだろ?やる事は変わらないだろうね〜」
「凌さん私も付いて行って良いですか、ここ最近腕が鈍ってて...」
「別にいいけど...手加減してくださいね?」
「分かってますよ〜、ひっさしぶりの戦いですね〜」
大きく背伸びをする舞、戦いに飢えていた...と言うわけでは無いが実際俺も久しぶりなので楽しみではある
「お前ら...せめて気絶で抑えとけよ?」
「「分かってますよ(るわよ)!」」
「......風砥呼びに行くか」
〜人里〜
一度風砥の家に行ったが留守のようなので寺子屋までやってきた、今日も仕事らしい
「こんちゃ〜」
「仕事中じゃないんですか?」
「もしそうだったら藍に代わってもらおう」
「あら、いい考えね」
「.....藍さん可哀想...」
ガラガラガラ...と扉が開く
「全く...誰かと思ったら」
「おっす慧音、風砥は居るか?」
「居るが、今授業をしてるぞ?」
「ちょっと借りて行きたいんだけど...代わりに藍を置いていくからお願い!」
「ふむ...そこまで言うということは何か大事な事なのだろうな、連れて行って良いぞ」
「紫〜」
「もう引きずりだしたわ」
「えっ?えっ?何ですか?今まで洗濯物を干していたのに?」
「流石仕事が早い!」
風砥が授業をしている教室に入る、周りの子供達は呆気に取られてこちらをポカーンと見ている
肝心の風砥も何があったのか?といった状態だ
「風砥、ちょっと急用でな。授業は藍に引き継ぐから安心してくれ」
「え、り、凌さん?」
風砥の手を引っ張り外に出る、この一瞬で紫は藍に事情を説明していたらしい
落ち着いた様子で見送ってくれた
〜外世界〜
「案外あっさり出たな、もっとこう...儀式的なものがあると...」
「あるわよ?今回は急だったから簡易的に出ただけよ、後で藍に結界を修復させておかないとね」
スキマを使ったけど結界に支障は出るらしい、無理やり出たらもっと酷いんだろうなあ
「酷使させ過ぎじゃないですか?藍さん可哀想ですよ?」
「良いのよ、最近休みばっかりだったし」
「白恋も立派になりましたね〜。幻想郷に攻め込むとは...」
「いや、それは周りの部下だけだからな?間違っても白恋をぶっ飛ばすなよ?」
「分かってますよ」
〜
「あの山ですか」
舞が口を開く、目の前にあるのは随分前に見慣れた大きな山
俺と風砥にとってはホームグラウンドだ、知り尽くしていると言っても過言ではない
「お出ましね」
紫が見つめる先には
「白恋...」
「お久しぶりです御二方!」
「本当に久しぶりだな〜元気してた〜?」
「いや〜最近は疲れ気味で..」
「それもそうか、それで......こっちで話を進めて良いか?」
「ええ、少しお灸を据えてあげてください」
「了解」
白恋の後ろで殺気剥き出しの妖怪達に向かって一声
「よし!!今日ここに来たのは幻想郷屈指の強者達だ!!!
俺たちを倒すことが出来たら幻想郷は好きにするといい!!!」
「良いんですか紫さん?勝手に進めてますよ?」
「良い考えね、手っ取り早くて」
「私こんなこと聞いてませんでしたよ、久しぶりすぎて鈍ってそうです」
凌の声を聞いた妖怪達が怒声を上げ、血の気が多い妖怪が飛びかかってくる
その妖怪を尻尾で薙ぎ払い敵陣に吹っ飛ばし上空に舞う
見下ろすと紫は手を薙ぎはらうだけで敵を吹き飛ばし、舞は巨木を片手で振り回している。森林破壊やめてください
風砥は...白恋とお茶してやがる、何してんだあいつは...
「おっと」
飛んでくる妖弾を避けながらスペルカードを一枚、正直なところ素手でも良いのだがなんせ面倒臭い
【狐符、狐々の寄り道】
狐火で作られた小さな狐数十体が敵陣へ突っ込んでいく、軌道は一匹一匹ランダムなので読めないだろう
更に、走りながら5方向に狐火を放射し、ある程度走り回った後はホーミング弾を撒き散らす凶悪な代物だ
もちろん威力は抑えてあるから軽い火傷や打撲程度で済むだろう
〜
「スッキリしたわね」
「これで少しは懲りたかな?後の始末は任せるよ白恋」
「風砥お前何もしてないだろ...」
「いえいえ、最初の方は全力で戦いましたよ。その後は私の出る幕がありませんで」
「凌さんいつの間にあんなカードを?」
「ふふふ、人は日々成長するのだよ」
「妖狐でしょ」
「元人間でしょ」
「......さて、次会うときはゆっくり酒でも飲みたいな。お前らもいずれは幻想郷に来るだろうし...その時までゆっくり待つよ」
「ええ、またお会いしましょう。今日はありがとうございました」
「そんじゃ、待たな」
「はい!」
紫が開いたスキマに入り幻想郷へ戻る、それぞれの家に通ずるスキマを潜り抜け帰宅
「はぁ〜...疲れた...」
「前より体力落ちたんじゃないですか?」
「全盛期と比べないでほしいな」
「妖力面においては全盛期以上なんですがね......体力も大事ですよ?」
「確かにね...」
妖怪は妖力を使用する時に体力を使う。という事は、体力が少ないと余りある妖力を使いこなすことが出来ないのだ
明日から山を走ろうかな...
今日は疲れたから風呂入って寝よう
〜
「凌さん、明日勝負しませんか?」
「え」
「スペルカードルールで」
「......そういえば舞のスペルカードは見たことなかったな...やるか」
「やった!私は経験少ないのでお手柔らかにお願いしますね!」
「それは俺も同じなんだけどね、じゃあ明日ね」
「ええ、おやすみなさい」
疲れるから嫌が半分、初めて舞とスペルカードルールで戦う楽しみが半分
スペルカードの修行は楽しいからな、明日はちょっと楽しみだよ
今回も閲覧ありがとうございました!
本当に不定期更新ですね
皆さんの時間がある時にテキトーに読んでくださいませ(◜◡‾)




