46きつね〜なし〜
もう一話貼っておきます
いつ書けるか分からないので
それではどうぞ
さてさて随分と眠っていたようだ、あたりは夕暮れ時の様でで橙色に染まっている。俺は真っ白なベットから降り、話し声のする客間へと向かうことにした
「おはよー」
「す、鈴谷!?だだだ大丈夫か!?」
挨拶しながら客間に入ると同時に、慧音が立ち上がって近寄って来た。反射的に後退りしてしまう
「だ、大丈夫だから」
「良かった・・・」
自分の胸に手を当ててホッと一息つく慧音、心底安心したと言う感じだ
「あら凌、久しぶりね」
「永琳に・・・えっと、輝夜か」
「ちょっと!忘れてたでしょ!」
「気のせいだろ」
危ない危ない・・・すっかり忘れてた
ガルルル・・・と唸る輝夜は置いといて
「そこで寝てんのは・・・妹紅か?」
「あ、ああ・・・鈴谷が気絶した後に来たんだ。ついでに連れて来た」
「なるほど・・・それで飲み比べか」
見たところ妹紅の周りには酒が転がっている、輝夜も顔が真っ赤だった
「今回は私が勝ったのよ」
「へー」
「棒読みが腹立つわね」
「さて、俺は帰って良いのかな?」
頭に巻かれている包帯をさすりながら永琳に尋ねる
「そうね・・・頭だから今日一日は安静にしてもらうわ。泊まっていきなさい」
「えぇ〜、店を開けたかったんだけどな」
「今日くらい良いじゃないか?私が言うのもなんだが安静にしてた方が良いぞ」
「・・・分かりましたよ」
店を開けたかったというのもあるが、家に帰って来た舞が心配だな。探し回っていずれはここに辿り着くと思うけど
「永琳〜お腹減った〜」
「姫様・・・はぁ」
「大変だなお前も」
「まあ、ね。もう慣れたけど・・・ねえ凌、良かったらご飯作ってくれない?」
「鈴谷が作るなら私もご馳走になりたいな」
「まあ、そうくるよね。分かったよ」
キラキラと目を輝かせて寄ってくる保護者二人、輝夜は「さっさと作りなさい!」などと叫んで酒を飲み始めた
「鈴仙、行こうか?」
「はい!」
鈴仙と二人で台所に向かった、もうこの家の間取りは覚えてしまったよ
〜
さて、台所に来たのは良いが・・・一匹のウサギが紐で吊るされている。見たことがあるウサギだ
「て、てゐ?」
「やっと捕まった・・・この仕掛けを作るの苦労したんですよ」
どうやら仕掛け主は鈴仙らしい
「り、凌〜助けて〜」
「駄目、アンタは今から師匠のお仕置きが待ってるのよ。たまには真面目に仕事しなさい」
「え、えっと」
「あ、凌さん。ここにある材料はどれを使っても良いので先に作り始めてて下さい、今からこの駄目兎を師匠に渡すので」
そう言って、鈴仙はてゐをズルズルと引きずって廊下へと消えていった。
仕掛けを調べてみる、人参を罠にした簡単な仕掛けだが・・・てゐが引っかかるとは思えない。鈴仙が能力でも発動させたか何かかな?・・まあいいか
「あ、そういえば・・・一人前多く作っておくか」
絶対に来るだろうな、酔ってても来るだろう。あの鬼さんは
〜
今日はパエリアに挑戦してみた、筍や山菜、川魚を使ったのでパエリアと呼べるかは分からないけど
大皿を尻尾に乗せて運ぶ、鈴仙もおかずを何品か作ったのでそれも尻尾に乗せている
「出来たぞ〜」
「うーむ、美味しそうだ」
「本当、料理の才能があって良いわね」
あれ、この二人だけか?・・・あ、居た。部屋の隅で輝夜と妹紅が背中合わせで寝ている、布団に寝かせてやれよ。
「良いのよ、なかなか可愛いじゃない」
「妹紅が幸せそうで何よりだ」
「そうですか、じゃあせめてシーツだけでもっと」
尻尾の毛を材料に一枚の薄い布を作る、ふわふわした感触に加えて温かい。そして妖力で強化してあるので破れない
「り、凌さん・・・私も欲しいです」
「後で作ってあげるよ・・・てゐは?」
「診察室のベッドに括って来たわ、今日はご飯抜きよ」
「うわぁ・・・」
自業自得だけど可哀想だな・・・後で食事でも持って行くか
「・・・・あ」
「どうした鈴谷?」
もの凄いスピードで近づいてくる妖気を感じる、誰かは分かってる
スッと襖を開いて入って来る
「凌さん!家に居ないなら一言下さいよ!」
「悪い悪い、それにしても早かったな」
「ここに居ると私の第六感が言いましてね」
頭を指差して ふふん と自慢気に腕を組む
「あ、あなた達同棲してるの?」
「鈴谷・・・本当か?」
「そうですよ〜!私達は同じ屋根の下で暮らしてるんです!お風呂も一緒ですよ!」
「ちょっ!?黙ってろ・・・・おおお二人!?なんで近づいて来るんだ?」
ゆらりゆらりと近付く二人、慧音は髪を掻き分け額を表す。永琳は注射器取り出して構えている
「ま、舞が変な事言うからか!?」
「2人で誓い合った仲じゃないですか〜やだな〜」
「ほう?」
「良い度胸ね?」
「火に油だ!?」
舞は黙々と料理を食べ始めている、俺は追い詰められて動きが取れない。2人の後ろで、てゐがニヤニヤしているのを最後に俺は意識を失った
〜
後日、目が覚めると布団の上だった。永遠亭では無く自分の家である、舞が運んでくれたのだろう。
なんで慧音と永琳が怒っていたのか分からないな・・・後で聞いてみよう、鈴仙辺りに
〜
おまけ
「あれ・・・なんでここに?」
「確かお前と飲み比べをして・・・」
「しまったわ〜、凌の料理を食べ損なったわ」
「私達、何も食べてないぞ・・・」
「筍なら腐る程あるわよ」
「何も食べないよりマシだろ」
「そうね」
「作りに行くぞ、案内頼む」
「はいはい」
この二人は仲良いですよ
私の作品の中では
あと、鈴谷が気絶している間は舞さんが護ってくれました。2人の魔の手から
閲覧ありがとうございました〜




