42きつね〜長い階段〜
ちょっと短い気がします
銭湯でパパッと書いたので・・・
「随分と大きな家だな」
目の前には大きな屋敷、大きな木がある日本庭園。ここまで来るために気が遠くなるような長い階段を登った
何故こんな所に居るのか・・・朝から遡ろう
〜
尻尾に抱きついて居る舞を引き剥がして顔を洗って朝食を作り始める、ここまではいつもと変わらない日だった
「はぁーい☆」
トントントンと野菜を刻んでいると後ろから抱き着かれた、そんな事に構わず野菜を切り続ける
「・・・ねえ」
「わーびっくりした」
「・・・自分で馬鹿らしくなったわ」
「なんでやったし」
紫は少し項垂れながらスキマから出てきた、今日の朝食は3人分作らないとな・・・
「コホン・・・ねえ凌」
「なに?」
「冥界に行ってみない?」
「俺は死なないから行けないぞ?」
冥界とは死者の魂が集まる場所だったか?桜が綺麗だとか聞いたな、後で花見に行きたいもんだ
「そうじゃないわよ、私の友人に会いに行くつもりは無い?」
「紫の・・・友人・・・?」
居るのか?
「今凄く失礼なこと考えなかったかしら?」
「気のせいだろ、それで友人ってのは?」
「西行寺幽々子、亡霊よ」
ふむ、紫の友人と言うからにはマトモでは無いと思ったが亡霊だったか。想像の斜め上だった
「まあ・・・行っても良いかな」
「じゃあ早速行きましょう」
「朝ごはんは?」
「・・・食べてから行きましょう!」
〜
「へ〜、幽々子さんに会いにいくんですか?」
「知ってるのか?」
作り終えると同時に起きてきた舞、今は3人で朝食をとっている
「ここでの生活歴は凌さんより長いんですよ、知ってて当たり前です」
「それはそれは・・・それで先輩、どんな方で?」
「うーむ・・・そうですね、おっとりまったりって感じでしょうか?」
「そうね、大体合ってるわ」
随分とアバウトな奴らだな、おっとりまったり・・・掴み所が無いって事かな
「まあ、会えば分かるでしょう」
「あと凌さん、あそこで料理は作っちゃダメです」
「え、なんで?」
「・・・会えば分かるわ」
二人の顔から生気が消えた気がした
〜
「長い!」
「飛べば良いじゃない」
「先に行きますよ?」
ビューンと空を駆け抜ける二人を見ながら階段をダッシュで駆け上がる。階段があるのに飛ぶなんて行為はしないぞ!作った人が可哀想だ!
「・・・誰か居る?」
階段の終わりが見えてきた所で人影が見える、とりあえずラストスパート
〜
「なんじゃお主は」
「ここに居る幽々子って人に会いに来たんだけど・・・」
「妖怪が幽々子様に・・・? ふん、嘘を付くな」
「いやいや、紫に紹介されて来たんだぞ」
「八雲にだと・・・?ますます胡散臭いな・・・まあいい、切れば分かる」
腰に差してある刀を抜く老人、なかなかの手練れのようだ。隙のない構えをしている
「危ない奴だなあ」
「行くぞ!」
ダンッ!と踏み込んで間合いを詰め刀を振り下ろす老人、なかなかの速さだが・・・尻尾で受け止めた。妖怪によって金属並みに硬くなった尻尾は甲高い音を出す
「な!?」
「修行が足りないぞー」
「かはぁっ!」
そのまま尻尾で叩きつけてやった、顔から地面にめり込んだけど大丈夫だろう。俺の第六感がそう言ってるから
「この人・・・放置で良いかな」
そして門の中へと足を踏み入れた
〜
と、こんな感じだったわけよ。
あの二人はどこだ?
「あ、やっと来たのね」
「ちょっと襲われてな・・・」
「だから飛んだ方が良いと言ったのに」
「お前の友人だと言ったらますます怪しまれた」
「・・・・・・へぇ」
あ、余計な事言ったかも。老人の命が危ない!知ったことでは無いけど!
「まあ良いわ、こっちよ」
「了解」
歩く事を躊躇う程に綺麗な庭園、その中を進む。すると、縁側に座る二人の姿があった
「あら〜貴方が凌さんかしら〜?」
うむ、まったりしてる
死装束・・・かな?若干水色っぽいけど・・・いかにも亡霊と言った感じだな
「ああ、幽々子さんでよかったかな?」
「さんは要らないわよ〜」
「わかった、幽々子」
「よろしくね凌〜」
パクパクと饅頭を食べる幽々子、舞はちょっと不機嫌そうにしている
「私もさん付け無しで呼びたいですね」
「舞に呼び捨ては考えられないなー」
「ですよねー、私も直せませんし・・・」
何処に行っていたのか知らないけど紫がお茶と饅頭を運んで来た、家の構造を理解しているところから本当に友人なんだな
「さて、揃ったことだしお茶にしましょう」
「頂きま〜す」
あれ?幽々子の奴さっきも食べてなかったか?・・・気のせいだったかな
そして4人でのお茶会が始まった
早く帰って映姫様描きたいですね
ああ映姫様可愛いです、黒です
閲覧ありがとうございました⊂((・x・))⊃




