36きつね〜開店2〜
28日間で37話も投稿してる私はアホ
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「それじゃあ、後はよろしくね」
「今日はありがとうございました、本当にすみません・・・」
鈴仙が申し訳なさそうに謝罪をする、他の連中はだらしなく地面に大の字になっている
俺はずっと台所で料理をしていたので酒は飲んでない、飲めないから良いけどさ
「いいってば、それより本当に後片付け大丈夫?」
「大丈夫です、それよりずっと働きっぱなしにさせちゃって・・・」
「好きでやってるの!だから気にしない事・・・良いね?」
「・・・はい」
「ん、それじゃあまたね」
「また遊びに来てくださいね!」
すっかり日も暮れた、今日は店を開けるか迷ったけど風砥と約束したからな。早く帰って仕込みをしよう
〜
「狐火っと」
屋根に備え付けてある一本の槍、金属で作った。デザインはかっこよく龍が掘ってある。その先端に狐火を焚く。開店中だ
「ふう、今日は風砥が来るから多めに仕込んだけど・・・ちょっと多すぎたかな」
初日は30人の来店であっという間に売り切れた、今日は50人分は仕込んでしまった。開店初日と言うことで客が多かっただけなら、今日の来客はもっと減るかもしれない
少し失敗したかな、まあいいや。いざとなったら宴会でも開けば良いんだし
カラン
「いらっしゃい・・・って風砥か」
「一様お客なんですが・・・」
「そうだったな・・・それで何を注文するんだい?」
「そうですね・・【おむらいす】でしたか?それで」
「オムライスね、了解」
「あとはオススメを何品かお願いします」
「はいはい」
〜
俺が作るオムライスは評判がいい、幻想郷では馴染みの無いケチャップなどの味が興味を魅いたのだろう
紫に頼んで外の世界のレシピなどを貰っている、どうやら外の世界は昭和の様だ。レシピ集に書かれた年でわかった
いろいろ研究をして自分のオリジナルを作りたいな・・・
カラン
「いらっしゃーい」
「やあ、今日もご相伴させてもらうとするよ」
「なかなか忙しくてね・・・やっと会いに来れたわ」
八雲一家ご来店です
「よう、藍。ついでに紫も」
「どうして私がついでなのよ!」
「お前は客じゃないからな、前に持ってきた食料の中に明らかな毒キノコがあったぞ?」
「あ、あら?そう?」
「まったく・・・それで今日は何を作ればいいんだい?」
「そうね、藍」
「はい。・・・凌、油揚げを「違うわよ!」グフゥ!」
紫の腹パンが藍を襲う!
「まったく・・・狐ってのはこれだから」
「あれ?喧嘩売ってる?」
「ち、違うわよ・・・そう言えば最近尻尾を見てないわね、耳は相変わらず可愛いけど」
「尻尾の毛が料理に入ったらダメだろ?店を開けてる時以外は出してるけどな。それで何を作れば良いんだ?」
「そうそう、凌あなたケーキって作れるかしら?外の世界の本で見たのだけど美味しそうでね、藍が「凌なら作れるかもしれませんね?」って言うから来たのよ」
「ケーキか、材料もあるし大丈夫だよ」
「凌さんケーキとは?」
もう既に食べ終わった風砥が言ってくる、テーブルには10数枚の皿が積み重なっている。
「あら風砥じゃない、居たの?」
「ずっと前から居たんですけどね」
苦笑いで答える風砥、
「あー、風砥。ケーキってのは・・・・食べれば分かるよ、説明が面倒だ」
「じゃあお願いします」
「やりましたね紫様!念願のケーキです!」
「持つべきものは料理の出来る夫ね」
「誰が夫だ馬鹿野郎」
〜
大きめのスポンジ生地に生クリームを塗ってホイップでデコレーション、苺だけのシンプルなケーキが完成した
「出来たぞ〜、って舞に華羅じゃないか。今居るのは何時ものメンツだけだな」
人里かた数人の来客があったが、今は帰ってしまったようだ
「凌さんが美味しいものを作ってると聞いて!」
「甘いものは好きでね〜、私も御一緒させてもらうわ〜」
「大き目に作って正解だったよ、さて食べるか」
「あら?凌も食べるの?」
「俺もケーキなんて久しぶりなんでな」
「?・・・そう、なら早く食べましょう」
「これがケーキか・・・油揚げで包んで食べてみたいな・・・」
流石に同じ狐だが・・・その考えはちょっと無いぞ?
その後は甘くて美味しいケーキに舌鼓しながら時間が過ぎていった、全員が帰って台所で片付けをしていると・・・
「ねえ、ちょっと良いかしら?」
「ん?紫か、どうした?」
「聞きたいことがあるのよ」
「・・・わかった」
いつもと違い真剣な目をしている、何か重大なことなのかもしれない
〜
「あなた・・・未来から来たでしょう?」
「え?」
「一つ、あなたが作る料理は進みすぎているわ。外の世界よりも高度な技術が使われていること、レシピ集を渡す前から気になっていたのよ。
二つ、さっきあなたはケーキを久しぶりと言った。幻想郷でも初めてだし、ここに来る前にケーキがあるはずがないわ。あなたが未来から来たと言うなら全ての辻褄が合うのよ」
「・・・・・まいったな、その通りだよ。俺は未来から来た、元は人間だったんだけどな・・・」
「やっぱりね・・・元が人間だった事には驚いたわ」
「それで?そんな事を知ってどうするつもりだい?」
「別に変わらないわ、元が人間だろうと今は狐の凌よ。気になったから聞いてみただけよ」
「・・・そっか」
「ええ、これからもよろしくお願いしますわ。凌様」
「気持ち悪いからやめてくれ・・・ああ、よろしくな」
「気持ち悪いって・・・失礼しちゃうわ」
「ふっ、それじゃあ片付けがあるから」
「いきなりごめんなさいね、おやすみ凌」
「おやすみ」
紫はスキマを開いて消えていく
「ふぅー・・・」
静かな台所でため息が響く
うーむ、まさか気付くなんてね、発言には気を付ける様にしよう。いや、知られて困る事は無いんだけど・・・
もう人間だった頃は気にしていない、唯一気にしている事は親の事くらいだし
「はぁ〜懐かしいな・・・でも、親の顔も思い出せないや」
片付けも終わり、風呂に入って寝室へと向かった
「今日も疲れたな・・・」
少し目が冴えて眠れなかったが、無理矢理目を閉じて眠気を待った
「おやすみ」
誰も居るわけではないが、そう呟く。
数分後、スゥスゥと息を立てて眠ってしまった
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最近は舞に襲われる(性的に)エピソードが頭に浮かびます、書きませんけど。
戦闘以外で女性には滅法弱い凌ですからね
今回も閲覧ありがとうございました




