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東方気由狐  作者: わっちrt
33/68

32きつね〜開店〜

今回も書いていきましょう


--------------------------------------------------------


チュンチュンと小鳥のさえずる音で目が覚めた。少し気だるいがゆっくりとまぶたを開ける、すると俺はピシッと整った布団の上に寝ていることに気がついた


「・・・あれ・・・?」


不思議に思った、俺の予想では布団は乱れ浴衣も乱れていると思ったからだ。だが、布団は整っているし浴衣も綺麗なままだ


ここで1つの希望が浮かんだ、もしかすると昨夜は何もせずに帰ったんじゃないか?そんな希望だ


とりあえず起きあがって部屋を見渡す


「扉作んないと・・・」


そう言って密室の状態だった寝室は元の状態に戻してやった。


寝室から足を踏み出して客間へと向かうことにした。



「あら、おはよう」

「お、おはようございます凌さん///」

「ようやくお目覚めね〜」


3人は客間の椅子に座りながら俺に声をかけてきた。なんだろう、顔がツヤツヤしてる


「・・・・・」


パタリ


扉を閉めて深呼吸


ギィ・・・


「おはよ・・・」


「元気が無いわね」


「・・・はぁ」


「り、凌さん・・・いきなりあんな事をしたのは謝りますから、元気だして下さいよ」


「舞・・・もう言わないで」


「ごめんなさい凌君〜」


やってしまったものは仕方がない、こういう嫌な思い出は消してしまう方が楽である


「昨夜は何も無かった何も無かった何も無かった・・・・・」


「凌さんどうしたんですか!?」


舞が俺の肩を掴みガクガクと揺らしてくる


「自己暗示で忘れる気ね」


「そ、そんなに嫌やったんかな〜」


「寝てる間ずっと泣いていたからね・・・ちょっと悪い事しちゃったかしら・・・」



「おはよう!」


「消したわね」

「消えましたね」

「消えとるね〜」


なんと言われようと思い出さぬ

記憶の奥底に鍵をかけてしまった!


「まあ、この方が良いかもね」


「私達だけの思い出ですね」


「これでいつも通りに戻るなら良えわ〜」


「それじゃ、朝ごはん作るよー」


と、まぁ全てを忘れて俺は朝食作りを始めた。食材は紫から提供された海魚である、幻想郷に海はないので大変珍しいものである


刺身や焼き魚、アラ汁など魚尽くしである



さてさて、朝食も終わり4人でお茶を飲んでいる。すると華羅が何かに気付いたようだ


「凌君、お客様よ〜」


「へ?」


「あややや、これは舞様じゃありませんか・・・何故皆さんが寝巻き姿なのかは聞かない方が良さそうですね・・・」


「また謹慎になりたくなかったら聞かないことよ」


「文ちゃんは好奇心が強い子でね〜」


「今回は諦めますか・・・それで凌さん、新聞の内容なんですが・・・こちらになります」


ゴソゴソと新聞を取り出してテーブルに広げる。文々。新聞 これが文の書いている新聞なのだろう。


内容を見ると俺の店の情報、文の味の感想などが載っている。これなら大丈夫だろう、少し心配だったが安心した


「うん、良い新聞だよ。ありがと」


「それでじゃ!ばら撒いて来ます!」


そう言って文は翼を広げて風のように飛び立っていった


「さて、やっと開店だ」


「あのー、1つ質問が」


「なんだ舞?」


「ここって妖怪の山じゃないですか、人間が来るにはちょっと厳しいんじゃないかなーと・・・」


「ああ、それに関してはもう大丈夫だ。ここまで来るための道を作っておいたからな、もちろんその道中は妖怪が襲わないように協力してもらった」


俺の店は人間も妖怪も立ち入り出来る店だ。なので俺の店にいる時は暴れないと言う事がルールの1つにある。


もしも暴れたら・・・考えてなかったな・・・どうしようかな。舞の鉄拳で良いか・・・


「そうなんですか、なら安心です」


「ねえ凌、私が来ても良いのかしら?」


「食材提供者には無料でサービスするよ」


「無料で食べられるなら私も何か持ってきます!」


「私も〜」


ありすぎても困るのだが・・・まぁ大丈夫だろう。もしもの時は宴会を開けばいいのだからな


「はいはい、それじゃよろしくね」


そして、内装外装の飾り付けをしたり店内の掃除をして夜を待った



屋根の上に大きな狐火を出す、それは青白く燃え盛りとても明るい。半径数十メートルは炎の灯りで照らされている


店に戻ってお客が来るのを待った


「やっと開店ですね〜」


「あれ、他の二人は来てないのか?」


店に戻ると華羅が1人座っていた、テーブルの上には新鮮な野菜類肉類がいくつか置いてある


「まだ来てないんよ〜」


「そっか、・・・もしかして食材提供かい?」


「お腹すいたわ〜」


「待ってて、今作るからさ」


そう言って俺はテーブルの上の食材を手に取り台所に向かった


「何か食べたいものある?」


「凌君の得意なもの〜」


ふむ、俺の得意料理か・・・得意料理といっても何もないんだが・・・まあテキトーに作るとしよう



鶏の唐揚げ、オムライス、アスパラとウインナーの炒め物、豚の角煮


などなどテキトーに作ってやった

尻尾に皿を・・・乗せずに手で運ぶ。流石に尻尾で運ぶのは店としては駄目だと思ったからだ


「相変わらず美味しいな〜」


「ふふ、ありがと」


カランコロン


「来たわよ凌」

「ここがあいつの店ね、なかなかお洒落じゃない」


「永琳に輝夜か、珍しいな」


「ふん、あの天狗が美味しいって言ってるし、永琳が行きたいって言うからわざわざ着いて来たのよ」


「そう姫様は言ってるけど、実際は自分も凄く楽しみにしてるのよ」


「な、ななななんで言うのよ!」


「そっかそっか、じゃあテキトーに座ってよ。・・・それで何か食べたいものはある?」


「・・・・・」ムスー...


ぷーと頬を膨らませている輝夜


「そうね・・・お酒とおつまみをいくつか頂戴?」


「了解」


台所へ戻り酒を片手に持つ。テーブルの上に酒を置いて再び台所へ。



「お待ちどー」


焼き鳥(塩だれ)、キャベツ餃子、手羽狐火焼き、牛ネギ味噌炒め


以上4品


テーブルに持っていくと、輝夜は「へぇ・・・」と呟いて餃子を手に取る


「相変わらず美味しいわね」


「や、やるわね・・・うちのご飯より美味しいかも・・・」


カランコロン


今度は人里から来たみたいだ、男性2人が店に入って来たと思ったら更に3人組の女性が入って来る。初日から満員御礼になりそうな勢いだな


カランコロン!!


「来たわよ凌!」

「食べに来ましたよ!」


相変わらずの馬鹿2人、ドサァ!と背中の荷物・・・大きな風呂敷を床に置く。


あ、風呂敷からいろいろ飛び出した


「お前らその荷物は台所に持ってけ、今から作るからさ」


うーむ、従業員募集はないと言ったが・・・この忙しさだとあと一人は欲しいかもな、後で誰か誘ってみるか


そんな事を考えながら調理を開始した。


その後は何名も来店した。初日と言うことで多くの客が来た。妹紅と慧音が来た時は輝夜と喧嘩になりそうだったので、ルールを破った時の罰を聞かせてやったら大人しくなった。


更に紅魔館メンバーも来た、美鈴が居なかったので聞いてみると「あの子は1人で留守番よ、こういう時はいつもの事よ」と咲夜さんが言う。


(後で差し入れしてやろう・・・)


その日は夜中の3時まで忙しかったので本格的に従業員が欲しかった。今日の売り上げで明日は人里に遊びに行こうかな・・・


店の片付けもほどほどにして、風呂に入って寝ることにした。事前に全員帰ったのを確認したし、あの3人は部下である藍、勇儀萃香、文に連れて帰ってもらった。


「はぁ・・・やっとゆっくり寝れる・・・」


そう言って布団に潜り込んで眠った


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鈴谷亭開店です

ちょくちょく店を開ける感じで


自由気ままなんですよ



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