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東方気由狐  作者: わっちrt
19/68

18きつね


捻挫って痛いですね

片足使えないだけでこんなにも不便だとは思ってませんでした


__________________


「で、何か言うことは?」


「「ごめんなさい...」」


舞と紫を正座させて説教の最中である。目が覚めた時、二人まだ戦っていたので両者の頭にゲンコツをくれてやった。


「舞は随分と変わったな...」


華羅(から)ちゃんに積極的になった方が良いと言われたんですよ」


華羅と言うのは天魔様と呼ばれていた人物のことだ。口調で分かっていたが随分とおっとりした性格らしい。経験上だがこの性格のタイプは勘が鋭くて何を考えているかが分からないので厄介だ。


「積極的って...どう言うことだよ...」


「私に言われても分かりませんよ、女性経験なんてありませんからね」


そうなのか!?てっきり風砥はイケメンだからそっち方面はあると思ったんだが。


「凌、とりあえず紹介してくれないかしら?」


正座している紫が言ってくる。

そう言えばまだ紹介してなかったな。


「このアホの鬼は舞だ。結構昔からの友人なのかな?」


「アホって酷くないですか!?」


「うるせぇ!力加減できないアホだろうが!」


「うぅ.....申し訳ないです....」


「お前も紹介してくれよ。名前しか聞いてないんだが?」


「私ですか〜?」


「あっ、この人は華羅ちゃんです。私の友人ですね、天狗の長なんですよー。凄いでしょう?」


「何を言ってるんですか〜?凄いのは舞ちゃんでしょう?鬼子母神なんだから〜」


鬼子母神?どっかで聞いた様な事があるな。 ん?風砥と紫が固まってるな、どうしたんだろ?


「その名前で呼ばないで下さいよー。それに鬼子母神になりたくてなった訳じゃ無いんですからねー」


「鬼を300人相手に打ち勝つんだもの、鬼のトップになっても仕方ないでしょ〜?」


「お前、そんな事やったのか?」


「凌さんと別れてから何百年後でしょうかねー?そんな事があったんですよ、鬼と戦うのは手応えがありましたね」


お前も鬼だけどなー。

そんなことを考えていると固まった二人から声があがる。


「凌!あ、あなた鬼子母神と知り合いだったの!?」


「凌さんの友人関係には驚かされますね...」


「なんなんだ?鬼子母神ってのは?」


「鬼子母神ってのは鬼の長であって.....」


ー略ー


「.....という訳よ」


紫の話は半分聞き流していたけど、鬼子母神ってのはメチャクチャ強いってことだ。身を持って経験済みなんですけどね。


紫もその鬼子母神相手に互角に戦っていたので化け物並みの強さなのかな?舞はそんなに本気じゃなかったからどうだか分からんけどね。


「なるほどねー」


「舞ちゃんの友達ってことはお強いんでしょうか〜?」


「私より強いんですよ、凌さんは!」


「いやいや、今やったら舞の方が強いだろ」


ここに居るってことは、あの力を制御出来る様になったんだろうな。あーあ、舞に越されちゃったかー


「凌さん、華羅ちゃんは私並みに強いんですよ」


「へぇ、さすがは天魔様ですね」


「凌君、呼ぶときは華羅って呼んで欲しいわ〜、天魔って呼ばれるのは部下だけにしたいのよ〜」


凌君って、おい。こっぱずかしいな。


「分かったよ、よろしくな華羅」


「後で手合わせお願いするわ〜」


「いずれな」


あれ?何しに来たんでしたっけ?

えーっと....そうだそうだ。


「紫?華羅に用があって来たんだよな」


「え?あ、そ、そうね」


「私に?」


「ええ、人間と共に幻想郷で生きる事を承諾してくれないかしら。前に来た時は貴女の部下に門前払いされてね」


「良いわよ〜、その部下にはしっかりと言い聞かせてあげましょうね〜?」


ああ...気絶から目を覚ました奴らが震えてガクガクしてる。ご愁傷様だ。


「あっさり承諾したな」


「私は天狗のプライドとか気にしないんですよ〜。もっと人間と仲良くなりたいとも思ってますからね、部下達の中には反対派も多くいるんですけどね〜、ね?」


と、華羅が睨む。更に震える部下達。

あっ、一人気絶した。


「へぇ、気が合いそうだね」


「今ここにいる人達は変わってますね。私も含めてですけど」


風砥の言う通りだな。こんな妖怪が集まったのも何かの縁かもな。


「そうね、承諾も得た事だし。凌はどうするの?私としては此処に住んで欲しいのだけど」


「風砥どうする?絶世の美女を見に行くか?」


「どうしましょうかね?」


「えっと、あなた達が言ってるのは京の噂の事かしら?」


「?そうだけど?」


「百年は前の噂よ、それ」


「「ええ!?」」


いや、俺たちが住んでいたのは山奥だから噂が遅く届くのも仕方ないけど...百年前の噂かよ...


「それに、その美女とか言うのは此処に居るわ」


「マジか!?「本当に!?」」


危なく無駄足になるところだった。


「風砥、俺は昔からの約束で此処に住むことになってるんだが。お前も一緒にどうだ?」


「そうですね、面白そうですからそうしますよ」


うん。予想通りだったわ


「凌さん住むんですか!?そ、それなら是非私の家に!」


「何を言ってるの!私の家で暮らすのよ!」


「待て待て!お前達の家にお世話にならないぞ!」


「「どうして(ですか)!」」


「ん〜っと.....俺の勘がそう言ってるからだ! ...それに風砥が居るからな、男二人で厄介になるわけにはいかんだろ?」


「私は別に構いませんがね」


馬鹿野郎!余計な事言うなよ!


「風砥もそう言ってるわよ!私の家に来なさい!」


「風砥さんの許可も貰いました!さあ私の家に!」


もうどうしようか、と頭を悩ませていると...


ゴチンッ!!!.....シュー.....


二人の頭から火花が散ったかと思ったら今度は煙がでている。本日二度目のゲンコツを与えたのは


「静かになったわね〜」


笑顔で話しかけてくる華羅だ。笑顔が怖すぎる、ああ...華羅も化け物だわ。


「新しい幻想郷の住人が増えたことを祝って宴会よ〜。さあさあ中に入って〜」


二人を引きずりながら中に入っていく姿がシュールだ。宴会か...大丈夫かな...


「凌さん...楽しくなりそうですね」


「ああ、退屈はしないで済みそうだ」


そう言って屋敷の中に足を踏み入れた。



「さっさろろきなはいよ〜」


「そっちこそ〜はなえれくらはい〜」


この酔っ払いは舞と紫だ。競い合って飲んでたと思ったらいきなりアームロックされた。


無理矢理飲まされる事も無く、俺は食事をしていたのだが現在両腕使用不可だ。風砥と華羅はこっちをチラチラしながら話してやがる。


「なぁ、離れてくれないか?腕が折れそうなんだけど」


「「だめれふ!」」


あっ、言わなきゃ良かった。更に強くなってる。前回と同じパターンだけは避けるぞ。


「...お前らは俺に怪我をさせたいのか...?」


少し辛そうに言う


「「....ごめんなさい」」


両腕解放。すぐさま風砥と華羅の場所へ移動。


「大変ですね、ふふっ」


「笑い事じゃないからな?」


「凌君と風砥君、今日は此処に泊まっていきなさいね〜」


「良いのですか?」


「まだ家が無いでしょう?あの二人の家に泊まる気が無いなら私の屋敷しか無いわよ〜?部屋なら充分にあるから遠慮しないで良いわよ〜」


「そう言う事ならお願いしよっかな」


「そうですね、野宿は勘弁ですし」


「「それでは、よろしくお願いします」」


「ウフフ、よろしくね〜」


泊まるとこも決まったし飲みますか!一杯だけ。明日は家を建てる必要があるな。舞と紫に手伝って貰うか。


「あっ、それは...!」


聞こえた時にはもう既に置いてあった酒を飲んでしまった。すると、身体中が熱くなる。胸が焼ける、顔が熱い、クラクラする


「それは天狗殺しと言うお酒で一番強い酒ですよ...」


風砥.....もう少し早く行って欲しかったなぁ...


意識が途切れて目の前が真っ暗になった。


__________________________


幻想入りできました。

京?なんですそれ?思いつかなかったから仕方ないです。


一時間程度の思い付きなんで文章構成がメチャクチャだと思います(毎回ですが!)


閲覧ありがとうございました!


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