15きつね
書きましょう
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風砥の家で一眠りして起きる。外からは小鳥のさえずりが聞こえ、戸の隙間から日光が零れて差し込んでいる。
風砥を探してみたが家には居ないようだ。大方作りかけの家で寝ているのだろう。
「人里に行ってみますかね!」
家が完成するまでまだかかるだろう。その間の暇つぶしに俺は人里へ向かった。
〜
「へぇ〜、大きいな」
門を抜けると大きな通りが目に入る。道脇には、食料を売る者や木製の食器を売る者などがいた。
ふと、売っている食器を見る。漆塗りだろうか、黒に輝く皿や箸が綺麗だ。
(一つ買ってこうかな)
分かっていると思うが俺は酒に弱い。だが、知り合いが酒飲みだらけなので無理矢理飲まされる事がしばしばあるのだ。
俺はそろそろ酒に慣れようと思っていた。流石に2杯飲んだだけで酔いつぶれてしまうのは勿体無いのだ。
何が?
2杯で酔いつぶれると言うことは、食事が満足に出来ないのだ。二日酔いの頭痛と空腹で目覚めた時は最悪だった。この事から脱出するためにも酒に慣れようと思ったのだ。
「いらっしゃい!」
「この盃を一つ」
マイ盃を購入した。何事も形から入っていくスタイルなのだ。金を渡して盃を懐にしまう。
「あいよ!一つおまけしといたよ!」
「え...あ、ありがとうございます」
自分用だから一つで充分なんだけどな。まあ、誰かにあげてもいいから貰っておいて損はないだろう。
「こんなところに居たんですか」
「風砥か?どうした?」
「家が完成したので呼びに来ました」
「まだ一日しか経ってないぞ!?」
一日で家を建てるって...
マイク○みたいな豆腐ハウスかな?
「早速向かいますよ」
「あいよ。...おっちゃん!おまけありがと!」
「またどうぞよろしく!」
さてさて、どんな家なのか...
〜
「・・・・・・・・・」
「ど、どうしました?」
目の前には巨大...まではいかないが、かなり大きい屋敷が建っている。
「小さくていいって言ったよな・・・」
「これでも抑え気味ですよ」
目頭を抑えて一つ溜息。
目の前に建っている大屋敷は50人は軽く住めるだろう大きさだ。
昔話で殿様が住んでいる屋敷を想像してくれ、それとほぼ同じだ。
「これに俺が住むのか?」
「はい」
「俺一人で?」
「はい」
「この大きさ一人は色々余る思うんだが」
「それに関しては追い追い説明しますよ、今日は完成記念の宴会をします」
「勝手に決めんなよ」
「ですが、その盃を使いたいのでしょう?」
ぐぅぅ、こっちの心を読んできやがる!
確かに買ったばっかりのこれを使って飲んでみたいなー、そう思っていた。酒に強くなるための絶好の機会だ、仕方が無い。
「分かったよ、どうせ駄目だって言ってもやるんだろ?」
「ええまあ、もう皆も集まってきますよ」
そう言うと周りには酒樽を担いだ仲間達が見えた。
「二階が宴会場になってますからね。他の場所は明日説明しますよ」
「人の家に宴会場作ってんじゃねーよ」
まあまあ、とにこやかに言ってくる風砥。二階の宴会場にはほぼ全員が集まっていた。
「では、主役に乾杯の音頭を」
「・・・え?」
「ほらほら、早くしてくださいよ」
「え、えーっと・・・・・今日は俺の家を作ってくれてありがとう。完成を祝って...乾杯!!!」
「「「「乾杯!!!」」」」
自分の盃を使う暇もなく、徳利を口に突っ込まれて意識を失った。
(また何も食べれなかった...!)
ち、ちょっとは飲めるようになったからな!成長したんだぞ!多分!
次の日は酒の匂いが立ち込めた大部屋で目覚めた。二日酔いと空腹が襲ってくる。ちょうど目の前にあった猪と山菜の炒め物を一口食べて、もう一眠りした。
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原作キャラどこー?
風砥って何の妖怪?
思いつきで書いてるから設定が無い!
閲覧ありがとうございました。




