14きつね
ちょっと更新遅れますね
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さてさて、山を統治すると言ってもなにをどうすればいいのか?風砥に色々教わらないとな。
「これと言ってやるべきことはありませんよ。強いて言うなら、たまに来る妖怪を追い払ったりですかね」
「それだけ?」
「ええ、この山の事は凌さんの好きなようにしてください。結構暇なんで人里に遊びに行ったりするのも楽しいですよ」
・・・随分と大雑把だと思う。
「人里?あるのか?」
「もう少し下った所にそこそこ大きい里があります。仲間の一部は人間に化けて人里で暮らしているみたいですよ?」
妖怪が人里で暮らしている事に驚きだ。人間と有効な関係を持ちたいと思っているのは、俺と舞と紫くらいだと思っていたのだが此処の妖怪も同じらしい。
「へぇ・・・人間の里にね・・・」
「そうですね・・・私達の中には人間を食べたいなんて輩はいませんし、有効な関係を築いていけたらいいなと思ってますよ」
俺も他人の事を言える立場ではないが、風砥達も変わった妖怪だと思う。
「そうか・・・ククッ」
「やっぱりおかしいですよね?」
「いやいや!俺も同じ意見なんだ。お前らとは気が合いそうだなと思っただけだよ」
「変わってますね」
「お前が言うな!」
風砥と話しているとやけに疲れる。
そうだそうだ、大事なことを聞かねば。
「なあ、俺は何処に住めばいいんだ?」
「・・・あっ」
考えてなかったのだろう、凌が呆れたようにため息をつく。すると、風砥は懐から小さな笛を取り出して ピィー! と音を鳴らした。
「なんだいその笛は?」
「これを吹くと仲間が全員集合します。棟梁の特権です、どうぞ」
笛を渡される。銀色に輝くそれには、風 と大きく字が彫られていた。
「お前が彫ったのか?」
「ええ、凌さんもテキトーに彫って構いませんよ」
「彫る場所が見当たらないぞ?」
駄弁っているといつの間にか周りに仲間達が集まっていた。それを見た風砥が声をあげる。
「皆さん、棟梁としての最後の命令です。新しい棟梁の家を作るので手伝ってください」
「あいよー」
「お安い御用でー」
(いいのかよ!)
そう言うと妖怪達は木を切りに行く者と人里へ工具を取りに行く者などに別れる。正直なところどんな家ができるのか楽しみである。
「凌さんは家ができるまでは私の家に泊まってくださいね」
「・・・いいの?」
「構いませんよ。取り敢えず案内しますね」
そう言って俺は風砥の後をついて行った。
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「着きました」
「・・・へぇ、結構広いな」
目の前には一軒の平屋建て。大きさは15畳といったところだろう。二人でも充分に広い。
「場所はわかりましたね?私は家造りの手伝いに行くので」
「俺も行くぞ?」
「いえ、完成までのお楽しみにしてください」
「あのな、そんなに大きくなくていいぞ?」
「ワカッテマスヨ」
そう言って風砥は飛んで行った。
最後の言葉がカタコトだった気がしたが・・・・・気のせいだろう。
「はぁ〜、人里に行ってもいいけど今日は寝ようかな。疲れたし」
凌は畳の上へ横になり睡魔に襲われるのを待った。
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「風砥ー!横の大きさはどうする!?」
「そうですね・・・この木からあそこの木までを敷地にしましょう」
風砥が指示した木々の間は約60mはある、これは家の横の長さである。縦の長さは30mなので60×30という巨大な建物ができるらしい。
これは個人の家と呼べるレベルではなさそうだ。まるで民宿のような大きさだ。これに2階も追加するらしいのでまさに民宿!
「これだけあれば大丈夫でしょうかね」
「この広さは結構辛いぜ?」
「作り終えたら此処で宴会をしますよ?」
「うっしゃぁぁぁ!!!お前ら気合入れていくぞぉおおぉぉお!!!」
「「「っしゃああぁぁぁああ!!」」」
(本当に扱いやすい方々ですね・・・)
風砥は棟梁として何年も仲間達を見てきた。扱いにはとても慣れている。
「じゃあ先ず木を切り倒しましょう」
「おう!」
仲間達は宴会、というより酒が物凄く好きなのだ。人里で宴会があると聞くと全員が化けて飲みに行ってしまう。
この時は笛を使っても誰も来ない。
酒を飲むためならなんでもするのだろう。と言う私もお酒は大好きなのである。
今回、家を大きくしたのは宴会場にするためでもあった。風砥の家では仲間全員が入りきらないのだ。凌の家を大きく作ることで、何かあるたびに酒が飲める。
(期待しててくださいよ、立派な家を建てますからね)
そう思いながら風砥は木材を運びに向かって行った。
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思いついたことをそのまま文にしてるので駄文になります。
台風大丈夫でしたか?私は今日は直撃日らしいです(無風無雨)




