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東方気由狐  作者: わっちrt
14/68

13きつね


閲覧ありがとうございます

かしらです


______________________________________________________________



まず、茶屋はこの時代に無いということ。俺は馬鹿だった。今が何時代なのかもわからん。

9000年以上前の知識なので色々忘れかけている。家族や友人の名前は覚えているものの、顔は忘れてしまった。


(俺は死んだことになってるのか・・・)


ふと、そんな考えが頭をよぎる。何もあの時代に思い焦がれているわけでもないし帰りたいわけでもない。自分が死んだ後どうなったのか?そのことに興味があるだけだ。


「いずれは確認したいものだね・・・」


今が西暦何年なのか分からないからずっと先のことになりそうだけどね。



さてさて、今日も当てもなく歩いている。今は名前も知らぬ大きな山の中だ。何か面白いことないかなーと思っていたら、何やら大きな妖力を感じた。大きなといっても小さい妖力が一か所にたくさん集まっている感じだ。


(・・・なんだろ?見に行ってみるか)


妖力の集まりに方向転換して歩き出す。


(お?結構いるな)


木の陰に隠れて見ると ざっと170体は居る。妖怪が。

よく見ると、大体20と150に分かれて罵り合っているようだ。

一触即発のムードだった


(・・・あれか、縄張り争いとかそんなんだろうな)


少し見学しようと思ったその矢先


「そこに隠れている方?」

(・・・・・・俺かな?)


結構妖力抑えていたから下級妖怪程度なら気づかないだろうと思っていたが中にはそこそこ強い奴もいるみたいだ


「ぃよっと、・・・よく気付いたね」


気の陰から姿を現して茂みを乗り越えて颯爽と登場する。

尻尾は3本解放中だ、中級妖怪程度なら倒せるレベルだろう。

そうそう、最近になって新しい特技が増えた。尻尾を出していても妖力を抑えることが出来る様になった。

これによって何かいいことが出来るのか?作者が何も思いつかないからわからん。


そんなことはどうでもいいんだよ!


人数の少ないグループから一人の男性が出てくる。妖力は感じられるが見た目は普通の青年だ。おそらくリーダー的な方だろう。


「妖力を感じましたからね・・・何か御用で?」

「いや、見物客だよ。勝手に進めてくれ」


そう言うと彼は少し考え込んで


「・・・わかりました、さっさと終わらせますからちょいと待っていてくださいね」


150の敵を前にし、どこにそんな余裕があるんだろうか?

確かに俺の抑えていた妖力を感じ取れるということは、そこそこ強いのだろう。

だが、数の不利は否めない。


(・・・あいつ、本当に強いのかな?)


見た目は普通の青年だ、ほかの奴らとは違い牙が生えているわけでもないし爪が鋭く尖っているわけでもない。

正直なところ一番弱そうなんだが・・・


「おらぁ!さっさとしろよ軟弱野郎!」

「さっさとこの場所を俺たちに寄越しな!そうすれば痛い目には合わせないぜ?」

「クックック、なんだ?逃げねぇのか?」


数の多い方は弱そうな彼を見て挑発する。


「・・・ええ、そろそろ始めましょうか。客人もいるようなのでね、早めに終わらせますよ・・・!」


周りの空気が張り詰める、地面の石ころはカタカタと揺れている。

とんでもない妖力によって妖怪たちは動けないのだろう、約150の妖怪が一人の青年を凝視して怯えている。


(・・・これは・・・すごいな)


この妖力は言わずとも彼から出ている妖力だ。舞と同レベルとはいかないがいい勝負が出来そうだ。

彼の仲間はやれやれといった雰囲気である。皆この実力を知っているのだろう。


「お、俺たちが悪かったって・・・!だから、な?」

「こちらの仲間が先に手を出されたんですよ?それは聞けませんね」


そう言うと彼は姿が見えなくなった。


一瞬だった


一瞬にして170あった妖力が消えていく。1分もかかっていないだろう、まるで風のようだった。


「頭領~、俺たちの分も残しておいてくださいよ~」

「ま~た峰打ちですか?相変わらず甘いですね~」

「まっ、そこが頭の良いとこなんだけどね!」


よく見ると倒れている妖怪たちはピクピクと動いている。

(へぇ~、なんか同じものを感じるな)

峰打ちってところにね。俺は好き好んで殺生はしない。


「からかうなって。それにお前たちの分は残したよ?ほら、あの狐」

「・・・え!?俺!?」


いきなり何を言うんだコイツは!?


「俺ってなんか攻撃されるようなことしたか?」

「え~っと・・・無断で縄張りに入った?」

「なんで疑問形なんだよ、しっかり理由を言え理由を」

「みんな!かかれ!」

「聞けよ!・・・・あぶねぇ!」


いきなり妖弾撃ってきやがった!

(・・・・・こいつら妖力隠していたのか!)


全員初級妖怪だと思っていたが、今は中級妖怪・・・いや上級に近いな。

これは3本では足りないと思った凌は、


「7本解放」


迫りくる拳、蹴りを躱しながらカウンターを入れ距離を取る。すかさず相手が妖弾を撃ってくるのでレーザーを改造した妖銃で応戦する。

相手もそこそこの手練れだが、7本解放したした凌には及ばない


「・・・ふぅ」


5分かかった。もちろん殺してないぞ。


「・・・なかなかやりますね。仲間がやられたのでは私も黙っているわけには・・・」

「お前が最初だろ!」

「さて、いきますよ」

「人の話を聞けよ」


相手は脚に妖力を集めて地を蹴り、飛んで来る。


(はやっ!?)


スピードだけなら舞より上だろう。横を通り過ぎながら的確に攻撃を与えてくる。

拳に拳を合わせて相殺するがすぐさま次の攻撃が襲ってくる。体制を整える暇もなく攻撃を受ける。


「10本解放!」


これでなんとか追いつけるレベルだった。

(どんだけ早いんだよあいつは!?)


こっちの攻撃はまだ一度も与えられていない。威力はそこまで高くないが攻撃を受け続けていれば、いずれは致命傷になる。


「12本解放だ」


これによって相手の攻撃が見えるようになる。

向かってくる攻撃を避けると同時にその腕をつかむ。


「っ!?なっ!?」

「いいようにやってくれたじゃねぇか?お返しだ」


鳩尾に渾身の一撃を叩き込むと地面に倒れた


「頭領が負けた・・・だと?」

「嘘・・・だろ・・・」


さっきまで気絶してたのに復活早いな、おい。

流石の強さだな。


「ケホッ・・・まさか負けるとは思ってませんでしたよ・・・」

「ずいぶんと早いんだな」

「それが売りですから」


気絶させたと思ったんだが意外とタフだったようだ。

話を聞かない以外は基本良い奴だと思うぞ。


「ああ、そういえば名乗ってませんでしたね。僕は風砥ふうとと申します、一様この山の頭領を任されてます」

「俺は凌だ。鈴谷凌だ」

「それでは凌さん、お願いがあります。この山の頭領になってください」

「はぁ?」

「この山では代々この決まりなんです。強いものが長となる、これが規則です」

「えっ、ちょっと」

「あなたは私を打ち負かした。もう頭ですね。ああ、大丈夫ですよ長といっても肩書きだけなんで。これからこの山の統治をしてもらいます」


勝手に話が進んでいく

仲間の妖怪も


「新しい頭だ!」

「お前強いな!こんな強い奴が頭になるなら安泰だな!」


・・・・・


「お前・・・わざと負けたんじゃ・・・」

「いえ、勝負事は全力でやりますよ。あなたが強く僕が弱かった、それだけのことです」

「はぁ・・・わかった」


旅の生活もここで一旦終了だな、と凌は思う。生前からNOと言えない日本人なのだ。風砥の押しも強かったので断れなかった。

旅をするのにも飽きてきたのでちょうどいいと思っていた。


「それでは凌さん、よろしくお願いしますね」

「・・・了解」


______________________________________________________________


次回からは山での出来事やなんやかんやです。

旅はいったん終了。


全然思い浮かばない。どうしましょう。





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