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東方気由狐  作者: わっちrt
13/68

12きつね


何かご指摘ご不満があったら遠慮なくどうぞ~

今回は進展なし、のんびり道中と話し合い


______________________________________________________________


さてさて、一人のんびり歩いているわけなんだが・・・


「茶屋が見つからねぇ!」


紫と別れて1時間は歩いている。歩いても歩いても道が続くばかりである。


「これは・・・野宿パターンか・・・」


飛べば簡単に茶屋・・・いや、村や町も見つかるだろう。だけど野宿も結構楽しいのである。何度か野宿は経験したことがある。幸いなことに隣には川が流れているので、釣りをすれば食糧も手に入るだろう。もともと食糧は持っていたが野宿+自分で釣った魚=最高の味なのだ。


「さてさて、釣竿でも作りましょうかね・・・」


尻尾を一本解放し、毛を抜き取る。凌の尻尾の毛は頑丈で、一本に対して50㎏は耐えられる。そこそこ丈夫な枝に毛を巻きつける。


「ハリを作らないとな…」


そう言って握りこぶし程度の大きさの石を持ち上げる。

凌の能力である【物を思い通りにする程度の能力】で石バリが完成する。

ついでに岩を使ってバケツも作っておく。


(この能力って戦闘に使ったことないよな・・・)

宝の持ち腐れというやつだろう


なにはともあれ即席釣竿の完成である。

地面を掘って捕まえたミミズを餌にしてキャスティングする。


ポチャン・・・


後は魚が掛かるのを待つだけだ。

凌はこう見えても釣りは上手い。旅の間で釣りのレベルが上がっていたのだろう。


「…おっ!きたきた!」


待つこと2分で魚が釣れる。

釣りをすること1時間、バケツは満杯となっていた。

今は何匹釣れたかを嬉しそうに数えている。


「あら、ずいぶん釣れたのね」

「!?・・・なんだ紫か、脅かすなよ・・・」


不意に後ろから声をかけられて驚いた


「なんだとは失礼ね。大体、あなたほどの妖怪が私の妖力を感じ取れなかったの?」

「何かに集中してると感が働かないんだよ」


魚数えるのに集中してたからね


「そうだ、紫。なんか用があって来たんじゃ?」

「そうだったわ。相談したいことがあるのよ」

「じゃあこの魚食いながら相談しよう、俺一人じゃ食いきれん」

「少しは加減しなさいよ・・・」


~~~


「う~ん、それなら範囲とかルールを決めればいいんじゃないか?」

「範囲?」

「そうだ。この範囲にいる人間は襲っては駄目だ、とか。それなら人間も納得するんじゃないかな?」


妖怪と人間の住処はどうするかについて話している。


「なるほどね、その範囲外から出た人間に関しては好きにしなさいってことね」

「そゆこと。これなら頭のいい妖怪も納得するだろ」

「なるほどなるほど・・・」


紫は俺の案にうんうん唸っている。大方俺の案に修正を入れてるんだろう。

ラストの焼き魚にかぶりつく。直火(狐火)で焼いた魚は美味いなぁ


「ありがとね、これで一歩前進だわ」

「力になれて良かったよ、その【場所】が完成したら俺のことも呼んでね」

「当り前よ、あなたは最高の協力者なんですから」


すっかり夜になったな・・・


「凌、あなた野宿する気?」

「そうだが?」

「あ、あの、その・・・私の家で良かったら寝床貸すわよ?」


紫がそう言ってくる


「こんな時間に女性の家に上がりこむのは気が引けるよ」

「わ、私はかまわないわよ」

「いやいや、大丈夫だよ。自慢じゃないけど野宿は慣れてるからね!」

「そう・・・そこまで言うなら無理強いはしないわ、おやすみなさい凌」

「ああ、おやすみ紫。何かあったら協力するからねー」

「ふふ、ありがと」


スキマの中に消えていく紫の背中を見送り、尻尾を2本にする。

この尻尾は枕の3倍は気持ちがいい。尻尾にモフモフしたいという生前の気持ちがよくわかる。


「はぁ・・・明日こそはどこか町にたどり着きたいな」


そして俺は睡魔に襲われるのを待った。


_____


「思い切って誘ったのだけど中々ガードが堅いわね・・・」


スキマの中で考える紫、初めは私の夢に賛同してくれるいい人。

そう思っていたのだが、今では好感を持つようになった。


まだ会って一日も経って無いのにこんなことを言うのは変だと思う。自分でもよくわかっている。

でも、彼が初めての友人であり、私の夢に賛同してくれた唯一の人なのだ。


彼に出会い、話をしてから頭のどこかでは彼のことをずっと考えていた


「・・・一目惚れってこういうことなのかしら?」


本当に不思議で見ていて飽きない方ですわね、興味が出るのも仕方ないわね・・


「あの性格だとライバルもいるのかしら?早めに決着をつけたいものですわね」


正直なところ、彼は鈍感な感じもするので大丈夫な気はするけどね・・・


「・・・はぁ、なんだか疲れちゃったわ。さっさと帰りましょ」


スキマを自室に繋げて降り立ち、一瞬で布団に潜り込んだ。

そして紫は睡魔に襲われるのを待った。


_____________________________________


うんうん、進展なしなし。

こんな小説読んでくれてる方にめっちゃ感謝です。






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