1きつね
まずは初めまして!
この度は小説に挑戦してみようと思います。文章力の無さに驚いてね!
初めてなので悪文だと思います。
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季節は夏。日中はギラギラとした日照りと、とにかく蝉がうるさい中、
俺は夏休みの課題に追われていた。
数時間後
「・・・・・っし!終わった!」
そう声を上げたのはこの物語の主人公、
鈴谷 凌だ。
4日前から始めた課題が全て終わり、背を伸ばした。腰から気持ちの良い音がパキパキと聞こえる。
「こんな時間か...コンビニで夕飯買うかな...」
時刻は午後8時を過ぎていた。
課題を始めたのは朝の10時だったので、実質10時間の間何も食べずに課題をしていたことになる。
今日は両親が夜勤で居ない。机に置いてあった1000円札と壁にかけてある自転車の鍵を取り、外に出る。
コンビニまでは自転車で10分もかからない。いつも通りの道順でいつも通りのスピードで走っていた。下り坂を颯爽と走る抜ける。
「ん〜、気持ちいいな〜........!!!?」
と言った後で気付いた。
「ちょ、ちょっ止まって!止まれ!!」
ブレーキがきかない。
足を地面につけて停止しようと試みるがスピードが出過ぎてまったく意味が無い。靴と地面がこすれる音が聞こえるばかりだ。ブレーキのきかない下り坂、いつもの3倍のスピードがでている。
そして、曲がり角から来る車の気配には気付いていなかった。
止まれもせず、真っ直ぐ突っ込んで行った。
「え?」
そう思った瞬間、身体が空へと投げ出されていた。
俺は痛みも感じる暇もなく意識を失った。
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「ん、」
そう呟いて起き上がる。
そして思い出す。何があったのかを。
「いやいや、あのスピードで助かるはずが....」
そう言って自分の頬を抓る。
「いっ!」
夢だと思って思いっきり抓ってしまった。
「夢じゃ...ないのか?」
少し冷静になって周りを見渡す。
見渡す限りの自然。太陽が照らしてくる。うっそうと生い茂る木々、キラキラと太陽が反射する湖。本当に綺麗だった。
「あぁ...」
俺は考えた、早くも答えが見つかった。
なんにせよ今の状況からしてこの答えしか思い浮かばなかった。
「別世界ってことかな」
最初は馬鹿なことだと考えた、だが状況からして受け入れるのは早かった。
そして俺は何時も思っていた。別世界に行きたいと。自然に囲まれて自由に生きてみたいなー、と。それが叶った。そう思えば受け入れるのは簡単だった。
「んー、まずは水でも飲もうかね」
そう言って水辺に向かう。湖の水はとても澄んでいて、底までハッキリと見えていた。
そして水面で自分の顔を確認する。自分で言うのもなんだが中の上位の顔付きだ。そこそこイケメンといったやつだ。
そして不自然な点に気づく、頭の上にある二つの三角形だ。
「なんーーーっ!」
触ってみるとフサフサしている。
本来なら両脇にある耳が無く頭から二つほど生えていた。
そして、自分の身体の不自然な点に少しずつ気付いていく。
まずは耳だ。ケモミミが生えている。
そして後ろには赤と黄色が混ざったような色のフサフサが生えていた。
そう、まるで狐のような。
「え、え?なんで俺は狐になってるの?いや、狐の獣人?妖狐?」
と、取り敢えず落ち着こう。
「俺は一回死んだ。」
わかる
「別世界にいる」
どうにかわかろう
「妖狐になってる」
うん、容量オーバー
「転生とかなんかかな?いや、まず此処どこ?時代は?」
考えるのも面倒臭いからこのままでいいや、そう結論を出したのは1時間後のことだった。
少し歩き回ると、獣の皮を着た人が歩いていたのを見て「縄文時代位かな」と考えた。
「まっ、なっちゃったものは仕方が無いよね。このまま気楽に過ごしてみますか!」
声に出して決心すると、草や藁を集めて作ったお粗末な寝床に横たわり睡魔に襲われるのを待った。
寝る前に一つ後悔した。
「.....課題....頑張ったのになぁ...」
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転生させて過去に行かせることが、子供の時からの夢でした(大嘘)
原作キャラの登場はいつになるんですかね?
こんな小説でスイマセン。
では、また何時か。