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いきなり…旅行…?

俺が坂之下高校に入学して一週間となるーーーなんで俺は飛行機にのって和歌山まで行かなくてはならないんだ?ーーー


話を5日前に戻す。俺の通う坂之下高校では仲間との親睦を深めるとか訳のわからん理由で毎年和歌山県まで旅行に行くのが恒例なのだ。旅行と行っても修学旅行とはまた違いキャンプのようなものだと聞いた。

尚更いやなんだが…


で目的地に到着したわけだが

なんで俺がよりにもよってこのアホ達と同じ班なんだ…

「おい、原?、どした? なんや顔色悪いで?」この関西弁の奴が国木田でもう1人は…あれ?

「あ、原! あれ見てみい!」

指をさされた方向を見てみると…

浜でビキニのおねぇさんに話しかけているもう一人のアホが…

「おねぇさん俺とお茶でもどうっスか?」

『ったく…高校生が大人にナンパして成功するはずが…』

「そう、やんな…」と原と国木田は意見を一致させたのだが…

彼らの予想は簡単に裏切られた。

「なぁ原、めっちゃええ感じちゃう?」

『俺にもそう見える…』

二人は笑顔でなにか話しているではないか。

「おい! 谷坂! なんかめっちゃ楽しいそうやんけ! 俺も混ぜろぉぉぉぉぉぉ!」

谷坂と呼ばれた少年はげっ!とでも言いそうな顔でこちらを見ていた。

このいかにもチャラそうな耳にピアスを付けた少年が谷坂 良である。

『この…二人と三日間過ごすのか…』

考えるだけで頭が痛くなる。

「ぎゃあああああああ」どこからか悲鳴が聞こえたような気がする。まぁ気にしないが。


そして俺たちは山奥にあるというキャンプ場に歩いて向かっていた。

「なぁ、原ー?」

国木田は伸びている谷坂を引きずりながら原に問いかける。なにをしたんだこいつ…

『どうした?』

「部活はなに入るん?」

「いやぁこの学校帰宅部ないらしいやん?」

ん? こいつも帰宅部をするつもりだったのか?

『いや、決めてない』

『お前も帰宅部をするつもりだったのか?』

「へ? そうやで? こいつもそのつもりだったらしいで?」谷坂のことである。

「その言い方だと原も帰宅部をするつもりだったん?」

『あぁ…』

「へぇー、類は友を呼ぶってホンマなんやな!」陽気に笑いながらそんなことを言う。

全然わらえねぇよ…と原は思う。


そんなこんなで俺たちの2泊3日の旅行がはじまった。

原はここで運命的な出会いをすることも知らず…

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